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レコード店探訪記(雑感もいいところ)

半年経っても忘れられぬブログへの思い。放置してても気にはしてるのよ。ちょいと連休に入ったので、この1年くらいで新規で行ったお店の思い出をひねり出したいと思います。

レコード屋さんの実店舗が確実に減少しているのは、欧州もアメリカも同じ世界同時進行的な現象。多くが通販専門に切り替えておりますが、それでも軒を構える店ってのは当然レアになります。レアは大好きですから、やっぱ行っておかなきゃならんよね、ってことでたまーに探索しています。ヤフオクを捨てよ町へ出よう。


FANDANGO!Records(北千住)

駅から少し進むと古めかしい商店街、にあります。
店内通路にゆとりがあるのでプレッシャーなく見られます。古いVHSとかありまして。廉価版中心のオールジャンル。久しぶりに聴きたかったトッド・ラングレン「ミンクホロウの世捨て人」米盤買いました。



バースデー(柏)

千葉県民歴は合計20年以上ですが、実は柏行ったことないんす。相当の老舗だと聞いていたので覚悟していきましたが、店長めちゃくちゃいい人ですね。一見さんに1時間付き合ってくれました。ディランのオリジナルmonoもあり。Canのアルバム買ったんですが、「これってプログレ?」と逆質問されました(プログレの定義を巡る深い質問ではない)。



ディスクユニオン柏店(柏)

最近、ユニオンで外国人の方が大量にレコードをこうていくのを見かけますね。こんな地方店にもいましたよ。バイヤーさんかしら。ってことで、地方店のよさは安さでして、クラウト・ロックの雄、アシュラとピンク・フロイド「夢に消えるジュリア」日本盤シングルを安価で手に入れたのはラッキー。ド派手看板ですけど、ドア開けた目の前が飲食店なんでちょっと躊躇します。



レコードハウスPAM(町田)

町田も初めて来ました。仕事の途中なんですけど。ブティックハウスの小さなビルの2階にあって、本当ここでいいのか?とウロウロしてましたけどちゃんとありました。しかし、残念ながら定休日。店名イカしすぎでしょ。



ディスクユニオン町田店(町田)

ユニオンの買取品は町田の中古センターに集まる、なんて話を聞いたことがあったんですが、いまは各地に中古センターがあるためか、品揃えはイマイチでした。
でも「サイケデリックの新鋭」タイトルの日本盤発見。オリジナルではない&帯なし&黒盤ですが、音がなかなかいい!おすすめです。




おと虫(新桜台)

ドラえもんの舞台・練馬区は遠すぎて自分には無縁な土地だと思ってましたけど、実は有楽町線で一本で行けるんですね。ムサビや日芸のある江古田周辺。相当な老舗らしく、ひさしの店名は経年のスレにより消失。店内暗いですけどちゃんとやってました。
ガラス扉に古いガロが並ぶなど昭和文化の香りがするお店でして、こんなの買いました。


帯付きまとめ買い!! でもバンド・オン・ザ・ランは盤がアメリカ盤でした。
そんなん事前に検盤すれば分かる話ではないか。それは労苦を怠ったお前が悪い、と言われればそれはそうなんですけど、検盤できますか?って言ったらそのまま会計されちゃったんでしゃーない。



ココナッツディスク江古田点店(江古田)

「おと虫」から10分ちょっと南進。黄色い車体の西武線を眺めて情緒を感じつつ、あらオシャレなお店。
玄関は家の中を表すという法則はレコード店でも発動。入り口同様に店内は広く、商品はDJ向けに細かく仕分けされるなど独特な並べ方をしてます。廉価ものからレア盤まで。


【番外編~新潟のお店~】
昨年、連休を使ってGoした新潟のレコード店です。遠出してもまずはレコード店を巡る哀しい性(さが)。


キングコング新潟店

新潟駅からそこそこ歩くと、東京でいう銀座みたいな古めかしいメインストリート「本町」というところがありまして、その地下街にあのキングコングが。在庫量ハンパじゃないです。お店の人に大学生に間違われました。



She Ye, Ye Records

世界各国アバンギャルドオンリーの小さなお店。隠れ家的な雰囲気で、こんなん東京にもありませんよ。通販中心らしいです。



Bullet

ロック傍流がしっかり抑えられているマニアックな品揃え。タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」の日本オリジナル盤を初めて見ました。ここでも大学生に間違われました。




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レコード買い方放談(4) エサ箱

趣味を尋ねられた際「中古レコードをよく買ってます」と言うと、たいていこう聞き返される。
「レコードっていくらくらいするんですか?」
ピンからキリまで、と答えるしかないのだが、それではいい加減に答えてるように思われるので「安ければ100円でも買えます」と言うようにしている。すると今度は「そんな安いんですか?」と驚かれる。
世間の人にとってはレコードは過去の遺物であり、もう生産をしていない(という思い込み)、しかも古いものだから値段が付いている、と思われるのだろう。しかし、たくさん売れたレコードはリサイクル界隈で流通過剰となっているのが現実で、そんな商品はどんなに安く付けてもなかなか売れない。ブックオフに「ハリー・ポッター」がいつまでも並んでいるのと同じことだ。そうしたレコードは通称「エサ箱」と呼ばれる一角にまとめられている。

「エサ箱」とは、そこそこ値段の付いたレコードたちとは別に、くたびれたダンボール箱などに収納された安レコ群のことで、大抵は無造作に地面に置かれている。これが通路に置いていようものなら、狭いためにかがむと腰を痛めるし、ほかの客の移動にも気を配らなければならず、もはや存在するだけで邪魔という扱いをされている。それでも頑張って見ていれば掘り出し物がある……?かというとそんなうまい話もなかなかない。ぼくも以前はエサ箱もチェックしていたけれども、最近はハナから諦めている。地方の古道具屋とか行けば話は違うのかもしれないが……。

そんなわけでエサ箱でレコードを見ることもめっきりなくなってしまったが、これからレコード屋に行ってみようという人には、億劫でもエサ箱を覗くことをオススメする。というのも、エサ箱は日本で人気のあったレコードの歴史を総ざらいできる、一大絵巻となっているからだ……たぶん。
CD世代のぼくにとって、戦後の音楽体験をいかに会得するかというと、一つはニュースやライヴ映像、雑誌やライナーなどといった当時のメディア情報。もう一つは中古レコードの棚を見ることだと思っている。レコードの流通量と値段の組み合わせから、当時の人気と現在の再評価のバランスを勝手に推し量って遊んでいるのだ。

100円以内で買えるエサ箱常連レコードの一例


ぼくの体験からエサ箱の記憶を辿ると、歌謡曲やニューミュージックといった日本人のミュージシャンは挙げればキリがないので飛ばすとして。それ以外では、映画関係のレコードが充実しているように思う。まず、なぜかよく見かける「銀河鉄道999」の映画サントラ。綺麗な鉄郎が登場することで有名な本作は男の浪漫にあふれており、所々で泣かせにかかる名作だ。本作が優れているのは脚本や野沢雅子だけではない。転機となる重要なシーンでは、必ずと言っていいほど洒脱なバックミュージックがかかる。そしてメインテーマはゴダイゴ。アニメにハリウッドのごとき本格的洋楽サウンドが乗ったことが、当時は革新的だったのかもしれない。子どもだけでなくレコード購買層である大人も楽しめたからこそ、ヒットにつながったのだろうか。そのほか、もっと古い洋画でビージーズが挿入歌を担当した「小さな恋のメロディ」のシングル群、国内テレビだが「太陽に吠えろ!」「西部警察」のような人気刑事ドラマもよく見かける。

ミュージシャン別では、ワーナー時代のロッド・スチュワートがマンガ「レコスケくん」でネタにされていた。そのほかベイ・シティ・ローラーズや、マウンテンというアメリカのハードロック・バンドも国内盤をよく見る。
海外ミュージシャンも挙げていけば数える指がいくつも必要になるのだが、ここでポイントとなるのは、エサ箱にあるからといって現在の評価が低い、とは限らないことだ。日本で人気のあったアルバムの輸入盤は、値段のランクが上がる。状態にもよるが、綺麗なものなら3桁をゆうに超える値段が付く。リアルタイムでハマった人が、今もその魅力に取り憑かれているからこそ輸入盤に付加価値が生まれ、高くても本物に近い音を求めて買っていく。ぼくもエサ箱の常連・ミッシェル・ポルナレフのファーストを仏オリジナル盤で欲しいと思っているが、これは今でも人気があるせいかレア盤といってもいい値段が付いている。ほかの事情で、初版に限り枚数が少ないのかもしれないが、どうなのだろう。
人気が途切れても、それが一過性とは限らない。ブームが終わってもそのアーティストを好きな人がいる限り、価値が再び生まれる。ヒット曲こそ素晴らしいという人には実に安上がりで効率のいい趣味になるし、輸入盤にこだわりながなければとても有用なレコードとなるだろう。

また、これは感覚の問題だけれども、レコード屋に入り最初にエサ箱に目を通しておくと、余計に高いレコードを買わずに済む。先に安いレコードを見て目を慣らしておくことで、壁に掛かったレア盤の値段に疑問符が沸いてくる。そして禅問答がスタート。
「レコードに刻まれた音はみな平等なはずなのに、一方でこんな高いお金を出してレコードを買うことがあっていいのだろうか……」
最初に自分の好きなジャンルやレア盤コーナーに行きたい気持ちを抑え、エサ箱でレコードの価値を再認識しておく。そうすることで清貧の哲学が宿り、高価なレア盤を買う気が失せる。よほど欲しいものでない限り無理な買い物はしなくなるはずだ。

番外的なレコード買い方放談、また思いついたことがあれば!



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デヴィッド・ボウイ死去

総括しきれないほどのキャリアを積んだ人は、死ぬ間際にどんなことを考えるだろう。

デヴィッド・ボウイの50年近くに渡るアーティスト生活は、変化の連続。アンダーグラウンドなフォークシーンからヒットを飛ばして間を空けずに派手な化粧を施し、数年後にはベルリンから革新的なインストゥルメンタル音楽を届け、ちょっと休んだと思ったら今度はディスコサウンドで音楽界の頂点に。カメレオンと揶揄されるほどほかのミュージシャンには真似できないスタイルチェンジを見せ、その度に賞賛の絶叫と批判の怒号を受け止めてきた。創作意欲を常に高く保ち、各年代ごとに名作と言われるアルバムを生み出し続けた。ロックのアイコンとして生きてきた唯一無二の人生は、最期の目にどう映ったのか。

訃報のあとボウイのごく初期のアルバム「Space Oddity」を聴いた。歌声がいままで聴いてきたものと別ものに思える。ジョージ・ハリスンの時もそうだった。アンディ・ウォーホルは「死んだ人の歌は怖く感じる」と書いていたけども、ぼくも子どもの時からずっとそう考えていた。この声がこの世にもう存在しないと思うと、いつもより耳の奥底まで響く錯覚に陥る。

ちょうどレコードを整理している最中で、並べてみるとボウイは3、4番目くらいにレコードを持っていた。ヘヴィなリスナーとはいえないが、古いロックが好きな人ならば、ボウイのアルバムを1枚くらい持ってるんじゃないだろうか。それくらい普遍的な存在だと思う。

ぼくは映画「ラビリンス」での俳優・ボウイも好きだ。80年代の洋画を見ていると、若者の部屋にボウイのポスターが貼ってある場面をよく目にする。「レッツ・ダンス」が売れに売れていた時期なのだろうが、年をとっても影響力を持ち続ける彼のカリスマ性に感心していた。

新作「Blackstar」を発表した2日後に亡くなるなんて、誰も予想できない結末だった。彼の発表するアルバムがいつもそうであったように。彼の家族と友人たちにお悔やみを。



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2015年に聴いたレコード10枚

年が明けてしまいました!明けましておめでとうございます。
いきなり昨年の話になりますが、例年に比べ多くレコードを買った2015年。その一方でライヴに足を運んだのはポール・マッカートニーとキング・クリムゾンの2つだけで、まあオーディオを一新したことだしそれでいいのさ、とひとり嘯いているところです。
昨年の日本の年間シングルチャートをこないだテレビで見てたんですが、トップ100のほとんどをEXILE、ジャニーズ、AKB、韓流の4派が占めていました。趣味が多様化したと言われる昨今、なぜ一部に人気が集中しているのか不思議なんですが、じゃあラジオはどうかというと同じ曲ばっかりかかっててね。そんなナウな環境に飽きたら昔のレコードを探してみましょう!いまよりも新鮮な発見がいくつもあるはず。

1.Paul McCartney「New」(2013・英)

ポール・マッカートニーの来日公演はこちらの最新作ツアーだったわけですが、本作は近年の中でも好みの作品だなーと思ってまして、来日公演後にあの光景を再び思い出したいという気持ちもあってレコードを探し出し、何度も聴きました。プロデューサーが曲ごとにバラバラだそうなんですが、まとまりのある中にもバラエティに富んでいて、ライヴではもっと新作から演奏してもいいんじゃないか、と思うほどどれも印象に残る曲ばかり。


2.Albert Marcoeur(1979・仏)

今年は初めて新潟県に上陸した記念すべき一年となりまして、とはいえはじめは目的もなく来てしまったので、じゃあってんでまず向かうところはレコード屋なわけですが、その中の1件で買ったのがこちら。「フランスのフランク・ザッパ」と呼ばれているらしいアルバート・マルクールの3枚目のアルバム。まあザッパのようだといえばそうっぽいのですが。見た目も含めて。いわゆる即興演奏ではなく、調子外れのメロディ、厚みがありつつどこかズレている管楽器など、随所に脱ロック志向が伺えまして、その辺がアバンギャルドに類別される所以でしょうか。これより前の2枚は同じデザイナー?ジャケットが秀逸ですのでセカンドのジャケ写をこちらに。



3.Television「The Brow Up」(1982・米)

来月再び来日するんですよね、といってもぼくが観たことあるのはトム・ヴァーレインのソロだけで、テレビジョンの公演を見るのは初めてになります。その準備ってつもりでもなかったんですが、ようやくこのライヴ盤を聴いている次第。音はあんまりですが、それを補うライヴならではのスピード、声、演奏の揺らぎというのものが終始持続する様はテレビジョンらしく、一方でスタジオ盤のライヴ的な意志をも感じ取れる、いい作品だと思います。


4.T・Rex「Electric Warrior」(1971・英)

中学生の頃にピクチャーディスクのCDを買い、その後国内盤レコード、米盤再発、と経てついにUKオリジナル盤。ポスター無しのせい?か妙に安価でラッキー。それまであんまし真面目に聴いてないアルバムでしたが、あまりの音の良さに何度もかけちゃいましたね。このパターンはボウイの「ジギー・スターダスト」でもそうでした。どちらもトニー・ヴィスコンティのプロデュース作品ですが、彼の音はオリジナル盤でこそ真価を発揮するのか?これまで聴いてきたものとは別物、という表現がピッタシでした。こういう瞬間に出会うのもレコードを買う楽しみの一つ。


5.Ton steine Scherben「Warum geht es mir so dreckig?」(1971・独)
  
10年近く前に録音させてもらったCDRを聴くたびになんつー過激な、と思っていました。ドイツのインディーズレーベルから発売された作品で、バンド名の意味は「粘土、石、破片」。本作に収録された挑戦的なシングル「Macht kapurt, was ench kapurt macht」(お前たちを壊すものを破壊しろ)がヒットしています。フォークというにはヘヴィで、ガレージというには後ノリで、パンクというにはやけっぱちすぎる。類型の壁を打破するごときラルフ・メービウス(リオ・ライザー)の暴発ボイスは、ドイツ語のためか他の国では出ておらず、いわゆるクラウト・ロックの範疇にもなく。果たして日本には何枚存在しているのか。レコード再発もありますが、こちらはオリジナル。ポスターに写ったメンバーの目つきもイカしてます。ジャケットはボール紙のような質のもので、両サイドをホッチキスで留めただけという過激なもの。アルバム・タイトルの意味は「俺たちはなぜこうも冴えないのか?」


6.Ned Doheny「Ned Doheny」(1973・米)

ネッド・ドヒニーてなんでか知らんが水着でニヤニヤしてるジャケの人か、ていうある種マイナスな印象でしたが、あのアルバムも日本での人気の通りいい内容ですし、そしてそれより遡ること3年前のファーストもCDで聴いて、こりゃいいなと思ってました。今回は国内盤(東芝EMI)ですが見つけまして、録音がいいのか(レーベルはあのアサイラム)、国内盤でも結構いいな、って感じです。優しいメロディに少し力の入った歌声を添え、バックの演奏がまたしっくりときまして、名盤だなーと思います。


7.Nirvana「The Story of Simon Simopath」(1967・英)
 
初期の名曲「Pentecost Hotel」はシングルで持っていて大好き。アルバムもCDでは持っていたんですが、あんましピンとこなくて放置してました。アナログも高いので入手するとは思っていなかったのですが、ほとんど行くことのない地にて米盤ですが買える値段で発見。ステレオですけど1日置いて買いました。こうしてアナログで改めて聴くといいんですね。サージェント・ペパーズにいち早く反応した作品といいますか、兎にも角にもアルバム冒頭のイントロが最高。SF的な音の中にも、田舎然としたバンジョーでサクッと終わるB面ラストの有り様もイギリスらしくてこれも憎い。ジャケも素敵だし。しかし収録時間短すぎです。


8.サウンドトラック「The Shining」(1980・米)
 
スタンリー・キューブリック映画「シャイニング」の曲といえば、やっぱピンチの時のアレですよね。レコードではB面の冒頭からスタートしますが、嵐の前の静けさを湛えたA面から一転、アラームなサウンドに身構えてしまいます。そして帯見るとバリー・リンドンも出てるのね。全然売れてなさそう。


9.Todd Rundgren「Something Anything?」(1972・米)
  
今年はオーディオを一新。その際に音がいいレコードといえば、ってことでこちらを何度もかけて元々音の鮮度のよいこのアルバムを、さらに引き出す環境に満足していました。あまりにハマってしまい、2枚組を1枚にした国内盤も入手。帯付きならなかなかの値段がする一品で、日本オリジナルジャケットも手伝って海外で人気があるとか。


10.The Rolling Stones「Their Satanic Majesties Request」(1967・英)
 
ストーンズを普段ほとんど聴かない上、このアルバムは15年くらい前に国内盤を1回聴いて売った苦い経験あり、ですがニルヴァーナと一緒にやはり米盤ですが美盤モノラルを物は試し、で入手しました。すると、音が別物といいますか、何とだよ、と言われるとよくわからないんですが、このモノラル、アメリカ盤でしか出なさ気な遠くからこだまする感じ、根っからのサイケサウンド、と思わせました。この音そのものは唯一無二だなと。しかし曲の印象は変わらず……A面のビル・ワイマンの次の曲がいいなと思います。


その他、紹介しきれなかったけどよく聴いたアルバムのジャケだけ載せていきます。本年もよろしくお願いします。

                   



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2015年に読んだ本10冊

今年は短い空き時間が多く、それじゃあ映画は見られない、ってことで本をよく読みました。
不思議なもので、今年から読み始めた水木しげる、野坂昭如の両氏が亡くなるという憂き目にあいました。


1.ぼく、ドラえもんでした。

とどのつまり大山のぶ代さんの自伝でして、特にドラえもん作品での録音現場、イベント、旅行などの話を中心に語っているのですが、読んだあとに大山さんが認知症だという発表があり、この本に書いたことも忘れていくのかと思うと、世の中は因果なものだと感じずにおれず。




2.ニール・ヤング自伝Ⅰ

自伝、といってますが生まれてからのことを順番に記していく、という調子はまったくなく、本人の思いついた順に掲載しているんだそうです。ミュージシャン友だちの死、重病の子どもとの日々、音楽ファイルの高音質化プロジェクト、趣味の鉄道模型コレクション……純粋な気持ちで綴られた言葉は本人にしか書き得ない、これこそ自伝、と呼ぶに相応しい一冊。


3.夜と霧

お子さんの教育にもぜひ!とは軽々しく言えませんが、本書の価値というのは単にあのナチスによる収容所での惨劇を経験し、反戦を訴える、というところにはありません。著者は心理学者であり、常に環境の変化と自身、周囲の人間の変化に目を配り、極限状態にいることとは、当事者にとってどういうことなのか。記録的に描くその冷静さにまた身を震わしてしまう、その迫真さに高い価値があるんじゃないかしら、と思っています。映画も有名ですが、原作のこちらもまた名著でして。


4.スタジオの音が聴こえる

レコードジャケットの裏を見ると録音/ミキシングのスタジオの名前が記されていて、あれ、このスタジオの名前を前も見たな、って思いません?そんな経験があって、一時期買ったレコードのスタジオ名をエクセルで記録してました。すぐ面倒くさくなってやめましたが。それで検索かけると、あれとあれが同じスタジオなんだな、とわかったりしてちょっと面白い。
というわけで、本書はロックやソウルの有名なスタジオの開設経緯、コンソールなどを紹介したもので、こういう本ってありそうでなかったというものですし、自分のレコードに対して足りない認識をしっかり埋めてくれた、そんな本です。


5.自動車の社会的費用

自動車ってのはあれだけ人の命にかかわる事故を起こしながら、なぜ大手を振って走っているのか、歩いてる人に対してあんなクラクション鳴らしてさあ、と幼少の頃より思っていましたが、世界的に著名な経済学者が同じことをテーマにしていて、ぼくの思い違いでなくてホッとした次第。自動車を走らせることで経済が豊かになったように見えるが、それにより失われるもの……人命、ケガ、環境、道路の維持費など、それらを解決するための損失を差っ引くと、果たして本当に我々はその恩恵を受けたことになるか、という著書。大量の自動車が闊歩しだした70年頃のもの。


6.われ生きたり

昭和史に名を残す「金嬉老事件」。その内容については「在日朝鮮人に対する差別が絡んで……あとははてさて」という程度しか知らなかったんですが、金嬉老本人による手記のこちらを読みその過程を知ることとなりました。
戦中~戦後の在日外国人に対する差別に思いを寄せることもまた然りですが、何といっても在日朝鮮人で形成された集落……その一部はヤクザと化し、また別のヤクザと相対する。一触即発の仁義なき世界は昭和ヤクザ映画そのもので、その迫力たるや。あらゆる側面から人間について学ぶことの多い一冊かと思います。早川義夫さんもご推薦。


7.「山月記」はなぜ国民教材となったか

あなたも読んだはず、山月記。なぜならば戦後すぐに「良書」としてその地位を確固たるものにした山月記は、今まで教科書に掲載され続けているからです。
山月記が定着していく経緯は意外と短い間になされるのですが、現代小説に対する扱いがいかに変化し、いまでは当たり前になった作者の気持ちの分析……いわゆる「読解」へ至ったのか、という点に腐心した論文となってまして、これまた現役教師によるものですから、現場の労苦というものを思いながら読むのもまたよろし。本当は作者の気まぐれで、そこまで考えて書いてないんじゃね?という誰しもが思う意見も掲載していて、ではその上で、という展開は清々しいなと思います。


8.ハイ・フィデリティ

大ヒットした映画はすでに見ていますが、原作のノリもなかなかイカしてます。最近の海外小説特有のシニカルなのに軽快な感じ、がモロに出てまして、音楽ネタばかりの脚注も楽しい人には楽しいけども、苦痛でしかない人も相当にいるだろう。それこそがあなたにとってのレコードマニアなのです。スティーヴィー・ワンダーのレコードを求められているのに売ろうとせず客を突き返す、あの店員のような。


9.川釣り

興味ないことなのに読んでいると面白いなあ、でも自分ではやらないなあ、っていう本がこれまでにいくつかありました。水上勉の畑作業、蛭子能収の競艇指南、いましろたかしの渓流釣りマンガ、そして井伏鱒二の川釣りをテーマにしたエッセイもまた同じく。


10.餓鬼道巡行

町田康の作品もそろそろ単行本は読み切ったかしら、という中、2件の外食屋に足を運ぶだけで30回の連載を達成したこちらもまた読み応えあり。本書にもあるように、フツーの店の佇まいに、仏教的な思考システムを見出すという変わったしろもので、それは徹底した観察によるものともいえるし、むしろ観察するという姿勢では書けない、自然な姿勢だからこそ描けた、とも見受けられる、そこにユーモア以外の何を見出したらよいのでしょう。


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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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