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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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華麗なるシングル盤(39) The Thirteenth Floor Elevators「You're gonna miss me/Tried to hide」

2月はついに1度も更新せず(ヽ´ω`) まぁそんな月もあるだろう、と今年はポジティブでいきましょう。そんなぐうたらシンキングなだけでなく、レコードはちゃんと拾ってます。しかも本年入るにあたりコレとコレは欲しいな、と書き出していたもののいくつかが早速手に入るという幸運にも恵まれました。これは20年ぶりくらいに初詣に行った成果ですかね(詣でたのは元旦から20日後)。

そんな神様の計らいで手に入った幸運レコから1枚。The 13th floor elevators「You’re gonna miss me/Tried to hide(1966年)」です。




バンドの評価はその後のアメリカの人たち(ジャニス・ジョプリンやテレヴィジョンなど…)が影響を口にする通りですが、当時はイギリスをはじめとする欧州ではほとんど知られてなかったのではないかと思います。イギリス盤で彼らのアルバムが出るのはこの後10年以上待たねばならいないのですから…。日本ではレコードで出たことなんてないんじゃないでしょうか?あったらすみません(;・∀・)

アメリカのマイナーレーベルの変遷てまったくわからないですけど、これより前に自主で出した同シングルがあるそうで?そっちは法外な価格らしい。こちらはその次にあたるもので、さらにほんの少し経つとレーベルデザインが変わるみたいです。

13thのシンボルともなったシングルA面「You’re gonna miss me」は、前にも少し書いたレコード・マニアの映画「ハイ・フィデリティ」の冒頭でいきなりかかるんですよ。多分、アメリカのレコード好きからも一目置かれる曲なのでしょう。時代を見ても当時の流行とはかけ離れてますしね…と思いきやちゃんとビルボード55位にランクインしてたりして(^O^)

2分半にも満たない演奏時間の中、頭から尻尾まで楽しませてくれます。何より大きなポイントは、のっけからテンションがK点を超えてるところですね。ロッキー・エリクソンの絶叫からスタート。さらに勢い一本調子ではなく、すごくいい展開を見せるんです。短い時間の中でいくつかの盛り上がりポイントがあって、それぞれその入り方が至極かっこいい。まずは1周したあたりで静寂へ割り込むように
・007のイントロのようなギター
が入り、これまで以上に乾いた空気が到来。彼らの出自であるテキサスの風景を心に浮かべておくと、ドライ度がさらに上がります。
ここが第二の展開すると、続く第三の展開(大サビ)へ移り変わる際に
・さっきから後ろでトゥクトゥクいってた音が絶妙な感じで再び入る
のがこれまたゾクゾクポイント。この謎の音は「エレクトリック・ジャグ」というツボだか筒だかを使った楽器だそうで、ジャグバンド(1920~30年頃)の録音でたまに聞ける気がします。13thにはこの楽器の専属メンバー(トミー・ホール)がいたという驚くべき事実。
この後は再び最初のコード進行に戻るのですが、今度は
・けたたましいハーモニカのソロ
がロッキーの雄叫びとともにキンキンと鳴り響き、そのテンションが途絶えることのないままフェイドアウト。いやホントすごい曲です。

B面の「Tried to hide」は、A面とともにデビュー・アルバム「The Psychedelic sounds of The 13th floor elevators」に収められた曲ですが、シングルのバージョンはテイクが全く違います。結構なスピードで演奏していて、これまた2分半に満たない長さです。

レコードが入っていたのは専用のスリーブでもなんでもないですが、以前の売り場でメモされていたらしい書き込みが……。



(Fist(ママ) IA Commercial Pressing)
Plays with some surface noise, but still sounds great.

メジャー流通では最初のプレス!表面のキズによるノイズはあるけど、サウンドはいいよ、みたいな意味ですかね?たしかに曲かかる前はサーッていってるんですが、スタートするとまったく気にならなくなるんですよ。音が太いってのは素晴らしい。









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ビート・クラブ後半戦



8枚×3巻のビートクラブ・ボックス、ついにすべて鑑賞。1年半くらいかかりました。。。

ビートクラブは1960年代からドイツで放映していた音楽番組。イギリスを中心に、アメリカやドイツのミュージシャンなどのステージ演奏をお届け、て感じのものです。

ボックス後半の時代は1970~72年頃。サイケの饗宴は終わり、プログレ、ハードロック、グラム勢が出演者の大勢を占めていくことになります。この辺りの変遷には大きなうねりがないので、気になったところをかいつまんで書いていくことにします。(前半戦について書いたのはこちら


ウーマン・リブ

タイトルは大袈裟ですが、いわゆるロックバンド形態の中でも、女性をフロントに据えたグループが目立つようになってきす。It's a Beautifulday、Stone The Crows、Earth&Fire、Ike&Tina Turner、Curved Air、Renaissance……
どれも女性ボーカルを軸にしているんですが、なんと4人のメンバー全員女性というバンドがありまして、その名はFanny。中古レコードは頻繁に見かける人たちです。バンド名の意味を調べてみたらオゲレツでした。
曲の方は、ジャニス・ジョプリンを彷彿とさせるヘヴィなブルース系ハードロック。これがまた音がでかい。音はでかいんですけど、音ひとつひとつの粒がはっきりしているんです。この辺が女性的な繊細さなのか、はたまたそういうのは関係なくて、彼女らが高等な音楽教育を受けてきたせいなのか、その辺は分かりませんが、他の男性ハードロックにはない微妙に変わった演奏だという印象を受けました。とか何とか書きつつも、自分としてはあまり好みのバンドではありません。


D・パープル、EL&P、イエス……異質なのはむしろ有名な方たち

プログレッシブなことしながらもガンガン歪ませてドカドカするっていう、プログレとハードロックを強引にかけ合わせたようなバンドがやたら出ているこの頃。そこに歌やコーラスまで乗せるんですから、テクニック前面出しで皆さん激しく演ってるんです。
ただ、そういった路線は飽和状態というか、演歌て全部同じじゃん、とヤングメンに言われた老人が「お前らの聞いてるポップスこそ同じだわ」と言い返したりするそうですが、ハードロックのレコードをちょいちょい聞いてるぼくでも違いが分からなくなってきます。お決まりのリフがあって、ギターと歪んだキーボードのソロ勝負があって、一回静かになったらまた盛り上がる、みたいに似たり寄ったりでして…。
そんな中でもちゃんと差別化を図るしたたかな人たちがいるわけで、その連中の名を挙げると、どれも後年大成功を収めるバンドばかり。今でこそ我々はこうした有名バンドを当たり前のように並行して聞いているのですが、同時代の玉石混交とした中で聞くと、その際立ちぶりに気づくはずです。いいか悪いかは別にして、とにかく目立ちます。

とりわけ派手なステージを見せたのはディープ・パープル。初期曲ではちょっと目立つくらいでしたが、「Highway Star」の演奏は路線変更でもしたのか、というくらい分かりやすさ満点の演奏になってます。原曲ではキーボードのジョン・ロードとギターのリッチー・ブラックモアが速弾きソロをしているんですが、ビートクラブではそんな七面倒なことしてられません、とばかりにめちゃいい加減に弾いてます。いい加減なんだけどもアクションは派手なもので、特にリッチー・ブラックモアはただギターを担ぎあげたり指でなぞって遊んでるようにしか見えない。そうした躍動感と単純なソロが、何演ってたんだか分からんがすごいなーと思わせる絶大な効果をお持ちでありました。

エマーソン・レイク・アンド・パーマーも上記と同じようなパフォーマンスを見せましたし、イエスはまったく分かりやすさはないんですが(「こわれもの」より前の曲ばかり)、曲そのものが謎に満ちているし演奏がやたら速いのでこれまた目立つのでした。


じわじわ芽が出てきた本国ドイツ勢(あの有名人の意外な過去も)

冷え冷えとした感性でコアなファンを生み続けているクラウト・ロックも、この頃から登場します。前衛音楽時代のクラフトワーク、グル・グル、カン、アモン・デュールⅡ……。
そんな中今回注目したのは、パスポートというシャレたジャズ・ロックなドイツのバンドです。クラウス・ドルディンガーという管楽器奏者がメインのインストなのですが、なんとドラムセットには、あのドイツの国民的歌手、ウド・リンデンベルグがいるではありませんか。
そういえば、この人の音楽キャリアのスタートはドラムだった気がする…と思い検索すると、日本のドイツニュースサイトでもちゃんと紹介されてるんですね。
http://www.newsdigest.de/newsde/news/kao/3327-udo-lindenberg.html
ソロでデビューする前は、こういうところにもいたんですか。ビート・クラブでその映像を拝めるとは驚いた。クラフトワークでは、クラウス・ディンガーミヒャエル・ローターの貴重な演奏シーンを見ることもできます。


名演シーンを選びました。


Volume3
Disk-1 The Incredible String Band - Everything's Fine Right Now
グリーンな背景でほのぼの牧歌的な雰囲気ですが、それと同時に厭世観を漂わせるのも彼らならでは。

Disk-2 Patto - San Antone
貴重すぎる生演奏。映像は残念なアレンジがなされていますが…。ひねくれモード全開の名曲を高速で披露しています。

Disk-5 Slade - Coz I Luv You
T・Rexと迷いましたが、ロックの標榜してきたカリスマ性をキレイに排除したSladeの姿勢は、ひとつの転換点って感じがします。ここでの彼らの格好、髪型、オーバーなアクションひとつひとつが新たな幕開けを予感させる…。


Disk-7 Captain Beefheart & his Magic Band - I'm Gonna Booglarize You Baby
ディープ・パープル「Highway Star」直後の出番ですが、まったく分の悪さを感じさせません。堂々とマイペースなセッションを繰り広げ、独特のリズムで己を貫き通す図太さ。私生活でも見習いたいものです。

Disk-8 King Crimson - Larks' Tongues in Aspic
有名な映像なんで昔から何度となく見てきたクリムゾンの生演奏。ビート・クラブ後半のもう一つの特徴として、ダブルドラム(またはドラム+パーカス)のパターンも見受けられるようになるんですが、クリムゾンのビル・ブラッフォード+ジェイミー・ミューアの2名ほどその役割を十全にまっとうしたのはいないでしょう…。
ダリみたいなヒゲをしたジェイミー・ミューアはこの後俗世を離れてしまうので、この演奏シーンは超貴重。微動だにしないフリップ卿を尻目に様々な楽器を叩きたい放題なんですが、ちゃんと目は他のメンバーの動きを追ってます。ブラッフォードは遠慮気味ですが、ミューアがちょろまかしてる間は大事な戦力。急にフリップの速弾きが始まったり、改めて聞くとよく分からないことばっかしてますね。そしてそこがいい。

           The Osmonds - The Osmonds Show
長大なビート・クラブDVDの最後を占めたのが、オズモンズの番組ジャック。この日は60分すべてオズモンズの演奏なんです。
オズモンズは日本でもよく売れてたアイドルグループ、くらいな認識で名前しか知りませんでしたが、ヒップな連中ばかり出ていたビート・クラブからすれば異界からのグループ。
司会の例のねーちゃんが新聞を読み上げ「ビートルマニア旋風再び」みたいなことを言ってグループを紹介。甘いマスクの5人兄弟が青臭い曲を見事なコーラスワークで歌い上げる様はなかなか決まっているんですが、楽器もかなりうまい。特にドラムがすごい(^q^) キツキツの衣装を着用してはやく叩くのはとても難しいんです。
歌って踊って楽器もできる…動きまわってるせいか結構はっちゃけてて、ストラップは何度も外れるわドラムの椅子からジャンプするわ、キーボードは壊しかけるわ。どの曲もビートがしっかり効いていて、楽しいステージでした。末っ子かどうか分かりませんが、年端もいかぬ弟がプレスリーを歌うのはご愛嬌。



The Incredible String Band - Everything's Fine Right Now



Slade - Coz I Luv You







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スピードラーニング

遅すぎますが、明けましておめでとうございます。

初夢も初笑いもろくなものではありませんでしたが、突然Boz Scaggs「Georgia」を聞きたくなったので棚から探してきました。手元にあるかないか自信がなかったんですが…オランダ盤発見。



このアルバムを日本でも超有名にした曲の一つといえば、最後に収録されている「We're all alone」。何かのCMでも使われてた気がします、ずっと前に。

そんなわけで以前から知っていたこの曲のタイトルを「私たちはみんな孤独なんだ」みたいなものだと思っていて「この物悲しい曲調にぴったりなタイトルやんな」とじゃりン子チエの口調でひとりごちたもんですが、どんなコード使ってるのかしらん、と検索してみると、どうもそんな曲ではなかったみたいです。なんかフツーのラブソングみたいなのでさらに検索にかけてみると、本来は「ぼくたち二人だけで」みたいな意味なんじゃないかという説が有力のようです。歌詞を見ながら曲をもっかい聞いてみると、どうも物悲しいというよりは、かすかな希望の光が差してきたよ、みたいな曲調に聞こえてきました(適当)

しかし自分と同じような解釈が他でもされているようで、カバー曲のいくつかは歌詞を変えて孤独ver.で歌われているんだそうです。当のカバーしている外国人ですらそう読むということは、日本ではどうなんでしょうね。でも邦題が「二人だけ」だったからそんな誤解はなかったのかはてさて。

こんなエントリしてるのを見て分かるようにぼくの英語力は相当低いわけです。しかし、歌詞の意味を何となく理解できたとしても、言語そのものをダイレクトに受け止められないおかげで海外の歌詞あり音楽を広く聞けてるんじゃないかと思ってます。もし英語をネイティブのごとく体感できたとしたら、今持っているレコードの大半を聞けなくなってしまうかもしれませんね。
逆に歌詞がよいと感じて気に入るものがあるかもよ?というのも想定してみましたが、日本語のモノに関する限りそういう経験があんまりない。なぜなのでしょう。あくなき自己分析の旅は続く……(To Be Continued…しません)


※北欧(スウェーデン?)だけで出た幻の1stアルバムを聞いてみたいとずっと思っているんですが、前店で見つけたら非常に高かった。。。ジャケがニール・ヤングに見えるヤツです。



We're all alone





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今年初めて聞いたもので良かったもの10枚

1.The Brian Ferry Orchestra「Jazz age」(2012・英)


昨年末に発売したブライアン・フェリーによる過去作品のジャグ・バンド風リメイク。まるで1930年代のような録音で、古めかしい佇まいを体験できます。
該当エントリ


2.Paul Anka「The Painter」(1976・米)


AORという括りも一筋縄でいかないものがあって、特にポール・アンカの場合は積み上げてきたキャリアが相当なものであるはず。彼の中でこの洗練されたサウンドへ行き着いたのは自然の成り行きだったのか果たして、というところに興味もありますが、美メロ満載&さすがの歌心で豊穣な空気を作り出してくれます。ジャケがアンディ・ウォーホルというのも自信のほどだったのか。でもCDにはなってないぽいですね。うーむ。
該当エントリ


3.David Stoughton「Transformer」(1968・米)


レコードプライスガイドにも載っていない彼は何者…Elektraから出てるのに。現代音楽のアプローチ、というのもいろいろあると思うのですが、このアルバムのA面ではメロディがありながらハーモニーが妙な結合を見せていて、何でもアリな同時代の中でも異色なんじゃないでしょうか。
該当エントリ


4.Mike Oldfieid「Incantations」(1978・英)


有名作なのに今さらですみません…。マイク・オールドフィールドの初期作をまとめた便利なCDがありまして、ジャケは差し替えられてしまいましたが4枚目にあたるこの「Incantations(呪文)」が何ともクセになる…ミニマル効果をバックに、チューブラー・ベルズを彷彿とさせるマイクの重ねギターメロが泣ける(´Д⊂ヽ


5.John Fahey「Yellow princess」(1968・米)


今までCDで数枚しかなかったJohn Faheyが、今年になってレコードで4枚も入りました。うれしい。彼のギターサウンドはレコードで聞くと残響やカッティングの具合いがダイレクトに伝わるのですが、ロック最盛期の空気にとらわれぬ独自のアバンギャルドが何よりも面白いアルバム。


6.Mungo Jerry「You don't have to be in the army」(1971・英)


聞いたことがあるようでなかったMungo Jerry…多分、同じドーンレーベルの類似したグループと勘違いしていたのかもしれない(^q^) 「過小評価」なんて言葉がありますが、当時の英米(日本でもそこそこ)での爆発的な売れ方から相対的に見ると、現在の日本での評価はかなり低いかもしれない。とはいえ古き良きスキッフルを持ち込んだ彼らの姿勢が、今のイギリスでどう映って見えるのかってのも分からんですが。


7.Esperanto「Dance Macabre」(1974・英)


カタログでは前から知ってましたが、あまり乗り気のしないジャケなため絶賛敬遠していた一枚。高いテクニックを誇るド直球プログレですが、ドタバタぶり、複雑さ加減がいい具合に絡みクセになる。申し訳程度に収録されている歌ものがクリムゾン風…と思ったらプロデュースがピート・シンフィールド。


8.Peter Ivers「Terminal Love」(1974・米)


これも意外に聞いていなかった…まぁいずれ手に入るでしょ、みたいに高をくくっていたら彼のアルバムでは最後になってしまった。
何ともただならぬジャケですが、しかし彼の音楽にふさわしいジャケというのはパッと思いつかないもので、音の方を聞いてみると、こうして本人が何の意図かわからぬ感じでバンと写っているのがベストなのかもしれない。何の説明にもなってません(^q^)


9.Jan & Dean「Folk'n Roll」(1965・米)


ジャン&ディーンによる名曲カバー集…ロックの音を意識しているのか、ガチャガチャしつつ演奏の歯切れが鋭い。「明日なき世界」もいいですけど「イエスタデイ」は哀愁のムードたっぷり。


10.「サザエさん音楽大全」(2013・日)


ついに出たサザエさんサントラ!!北川修&筒美京平のタッグによる古いサザエさんの2曲も目玉ですが、なんといってもあの普段バックで流れるインストが大量に収録されているのが肝。意外とノリが大事にされてるとか、楽器のチョイスとか、テレビアニメ用の音楽ってのは面白い作り方してますね。はじめのうちはあまりに耳慣れた曲ばかり流れるんでなんか笑っちゃってましたが。


たぶんこれが今年最後になります。良いお年をお迎えください。




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2013年に見た映画10本

去年と同じく、再見のものは外しました。見たのが古い順番で並べています。


1.バーディ(1984・米 アラン・パーカー)


製作はアメリカらしいんですが、監督はイギリス生まれ。「ダウンタウン物語」という最初の作品ではブレイク直前のジョディ・フォスターを起用してます。このバーディでも若き日のマシュー・モディーンとニコラス・ケイジ2人を主役にしていて、役者選びに先見の明がありますね。
いわゆるベトナム戦争映画にあたるのか…たしかにそのトラウマを抱えた元兵士(モディーン)を中心としたストーリーは悲壮的ですが、壮大な釣りが仕掛けられています。たぶんあらゆるアイロニーが込められているんでしょうが、それでも爽快な肩透かしを感じられる不思議な作品。ピーター・ガブリエルが音楽担当。


2.世界残酷物語(1962・伊 グアルティエロ・ヤコペッティ)


むかし読んだ藤子Fさんの「モジャ公」というマンガに「タコペッティ」て名前のキャラが出てくるんですが、この映画の監督が元なんですね。
当時日本でも大ヒットしたってのが、今の感覚では考えられんですが、映画の方はやはり面白い。映像そのもの以上に「残酷」の領域を知的に捉えるコンセプトが気に入ってるのかもしれません。まがい物、やらせもぶち込む姿勢も含めて。といっても原題は「Mondo Cane(犬の世界)」というイタリアのスラングだそうで「残酷」て意味合いがあるのかどうかは。上記のような本作の包有しているいかがわしさが「モンド」という言葉を独立させ、新たなジャンルの発端にもなったようです。


3.ゴースト・ハンターズ(1986・米 ジョン・カーペンター)


チャイナタウンを舞台にした、キョンシーに触発されたぽいコミカルなホラー…てことなんですが、そのユーモア面が非常に面白いというか、これからクライマックスだというのにいつまでもお笑いでいこうとしてるからヒヤヒヤしますね。歓心を買うことなくつくるカーペンター監督の妙味が出てます。敵の強い3人組みたいのがいるんですけど、その中で一番強い人がますだおかだの岡田さんに似てる。どうでもよろしい。


4.ブラッド・フォー・ドラキュラ(処女の生血)(1974・米 ポール・モリセイ)



アンディ・ウォーホルの門下生(??)ポール・モリセイによるドラキュラ映画…冷酷でニヒルなドラキュラ像をぶち壊す、と意気込んでたのかどうかは知りませんが情けないキャラに仕立て上げてます。フランケンシュタインの方と同じく、性欲旺盛で屈強な下男がなぜか怪物と戦う(^q^)


5.マッドマックス(1979・豪 ジョージ・ミラー)


開始とともにはじまる無骨なクラッシュシーンの連続。何の脈絡もなしにぶっ飛び系暴力が連鎖する前半の畳み掛けが最高です。北斗の拳の元ネタと言われる続編にはこういうアバンギャルドさがちょっと欠けてますかね。本作の方が断然好きです。


6.ヒドゥン(1987・米 ジャック・ショルダー)


主演級のカイル・マクラクラン目当てでしたが、これがまたアクション王道からはどこか調子外れでいい。そこまでしなくても、と思うほど力強くぶっ放したり殴ったり…これが実は宇宙人の侵略が関係してるというトンデモ設定もなかなか。

7.黒の試走車(1962・日 増村保造)


この頃の日本の社会派映画てあまり好きじゃないんですが「盲獣」も撮っている増村監督のこちらは非常にクール…新車の開発を巡る企業間の戦い、ですが情報戦がヒートアップしてしまい脅迫、女、スパイと歯止めが効かなくなり、社員たちの生活が崩壊していく。お互いの密室で行われる戦略会議を通して、社員たちが没頭するあまり視野狭窄となる様子が閉塞感を漂わせる。最後の最後までスパイの存在が気がかりで、ホントはそんなのいないんじゃない?と思わせる引っ張り方で…


8.惑星ソラリス(1972・ソ アンドレイ・タルコフスキー)


今年見た中で最も惹きこまれたのがこの超有名作…長年廃盤でしたが再リリースDVDがレンタル店にも並びました。
これは本当の話なんですが、ぼく自身が常々考えていたことがこの映画では大きなテーマとなっている…つまり、だれでも考えうることなんですけど(^q^) テクノロジカルな日本の高速道路のサイケシーンを含め美映像満載。意識下の外にある想像性とは?制御しきれない欲望や夢の具現化が、人間性を破壊し大きな不安をもたらす。


9.切腹(1962・日 小林正樹)


これまた今年見た中での逸品。切腹を申し出る仲代達矢のゆったりした口ぶりからは達観した様子が伺え、その後の展開を考えるとまた後から思うこともじわじわとわいてくるのです。この頃の日本語の言葉遣いて聞いてると安心しますね。基本は切腹会場だけでのやりとりで、しかものろりとしたスピードなんですが、しっくりくるテンポと語調なんで見入ります。


10.HOUSE(1977・日 大林宣彦)


ジェフ・リンにも似ている大林監督の初映画作品だそうです。しかしこれまたどうして、劇中ふんだんに盛り込まれた特殊効果のカラフル感がまさにジェフ・リンぽい…かどうかはともかく。
ストーリーは仲の良い女子高生らが泊まった家が幽霊屋敷で、次々とその犠牲になるっつーホラー。当時の10代アイドルを出演させた正月映画で、ちょっと話題になったらしいです。評価はイマイチだったみたいですが、アメリカでは近年になってなぜかカルト的な人気を獲得してるそうで、向こうではブルーレイでも出ています。
あの頃日本人が羨望していたあらゆるコンテンツ…美形白人、青春劇、ホームドラマといった要素が渾然とし、それらを一括してパロディにする危うさ満点の演出です。外のシーンも多いのになぜか胡散臭いセットばっかりで。サム・ライミより早いやりすぎホラー。音楽とカメオ出演にゴダイゴ。


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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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