ロンドンオリンピックの閉会式が今日の未明から早朝にありまして、自分は録画したのをさっき飛ばし飛ばしで見ました。
何で飛ばし飛ばしかというと、ウチにはテレビ番組を録画する機能がないんで近くに住む姉に頼んだんですが、焼いていこうとしたらお手持ちのDVDRでは焼けません、というデジタル放送のルールに掛かりまして、仕方なく今日はその場でちょいちょい見てきたという感じです。
そんなわけで全体のウチの1時間弱しか見られてませんが、ピックアップしながら。
何はともあれ目当てはRay Davies
日本のテレビで、しかも生放送で
Ray Daviesの演奏を見る日がこようとは。日本語で「キンクスのレイ・デイヴィスです」なんてテレビから聞こえてくるのも何というか違和感が。The Beatles「A Day in The Life」の演奏の直後に車から登場。ロンドン五輪の名にふさわしく
「Waterloo Sunset」をおおらかにゆったりと歌ってました。ちょっと感動して涙してしまった。上の写真左がRayですね。右は弟ではございません。ソロツアーでバックをやってるビル・シャンレーですかね。変な写真ですけど、面白いのでこれにしちゃいました。すんません。
Brian May、ファッションのセンスはいまだに
なんと
「Brighton Rock」の津軽じょんがらギターで登場したブライアン&ロジャーの
Queen。ブライアンがすげー恰好をしてましたが。ブライアンは昔から足まで届く異常に長いジャケットが好きですね。
式の後半は
「Bohemian Rhapsody」から始まりましたが、クイーンの演奏の直前には大きなスクリーンに
フレディ登場! ウェンブリーで行われたラスト・ライヴでの勇姿が映し出され、観客との掛け合いをするっていう泣ける演出。ここで二泣き。
フレディといえば、92年のバルセロナオリンピックで自作のデュエット曲「バルセロナ」を歌うはずだったのですが、その数ヶ月前に逝去。ようやく残していた舞台に立つことができました。
演出も地でいったWish you were here
これは
Pink Floyd「Wish you were here」演奏中の演出シーン。演奏してたのは
Ed Sheeranという若干21歳のフォーク・シンガーをボーカルに、バックは
Pink Floydのドラマー
Nick Mason、そしてギターがGenesisの
Mike Rutherfordですよ。驚きのメンツ。Edさんの歌声がいい具合にギルモアっぽくてね…。
演奏中、とても高いところで綱渡りをするという演出があって、演奏終了と同時にゴールした人が人形と握手するとその人形が発火するという…。これはこの曲が収録されたアルバム・ジャケットを再現してるようです。壁を作ったりブタを飛ばしたりするフロイドらしい演出が健在でした。
しかも、綱渡りしてやっとたどり着いた先でってのが何かいいですね。危うき人生、人間関係の脆さが出てるみたいで。Living on a Thin Lineってヤツですかね。
他に見てきたのはMadness、Pet Shop Boys、Annie Lenox(相変わらず年齢不詳)、The Whoあたり。
演奏や演出も込みで、自分の国の人だけでここまでやれるってとこに、イギリス演芸の底力を感じます。ロック音楽ばかりで五輪セレモニーを貫けるのは恐らくイギリスくらいですよね。アメリカだとR&Bも強いのでちょっと違う風になりそう。これだけ出ててもまだ出るべきミュージシャンがいますよね。ストーンズやロッド・スチュワート、スティングやエリック・クラプトンもイギリスですし。そういえばクリフ・リチャードは出なかったのかな? 個人的には
Tears for Fears「Seeds of Love」があったら面白かったんじゃないかと思ってますがどうでしょう。
開会式は録り損ねてMike Oldfieldを見ることがいまだにできてない…あぁ。
そんなわけで、またちゃんとデジタル放送対応のソフトに焼けたら見なおしたいと思います。
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