25日も続けて映画を観ていたおかげですっかり荒廃したブログですが(大袈裟) せっかくなので映画も絡めて久しぶりに書きたいと思います(右のフリースペースに観た映画の感想とか書いたブログパーツもあります)。
自分が生まれた頃に
「バタリアン」というゾンビ映画が流行ったそうで、日本でもなかなかの興行成績だったようです。その後「オバタリアン」なんて漫画も出るくらいなので、知名度は結構あったはず、と想像してます。
その映画ではロックバンドがサントラに参加しており、自分の中ではマイナーな位置づけだった
45 Graveがテーマ曲の演奏してたり、
ダムドの名前もあったりと驚いたのですが、さらにビックリしたのが
Roky Eriksonの名前があったこと。
13th floor elevatorsのリーダーであった彼のソロ演奏
「Burn The Flame」ということなのですが、そういえばここのとこ普段からWalkmanに入れて結構な回数聴いていたRoky Erickson&The Explosivesの1979~80年にかけてのライヴを収録した
「Halloween」も、タイトルといいジャケや曲名といいホラーな感じだったな、と想起(エントリトップの写真CDです)
Burn the flame
70年代のロキーは
The Aliensというグループを結成し、「ホラー・ロック」なるものを発明して演奏していたんだそうです。バンド名からして…。ホラー映画やSF映画を下敷きに、歌詞や曲を書いていったのだとか。初期ブラック・サバスのような呪術的なものではなく、これが意外にもあっけらかんとしたハード・ロックぽい音楽。ムズい方のハード・ロックではなくて、ずっと簡素な感じです。パンクといった方がしっくりくるかもしれません。
収録曲の中でも、1943年の同名映画をタイトルに据えた
「I Walked with a Zombies」はタイトルと同じ言葉を呑気に繰り返す潔いナンバー。Halloweenに収録されたライヴver.がなかなかカッコ良いのですが、youtubeで見当たらなかったのでスタジオでのものを↓
I walked with a zombies
ちなみに今検索して知りましたが、この曲はR.E.M.やUK Subsにカバーされているそうです。
このライヴ盤にも収録された
「Bermuda」という曲(バミューダ島のことらしい)のスタジオ盤が手持ちのVirginレコードのV.A.ものでありました。
↑右上から2番目がRoky & The Aliensの曲解説
XTCや
Motorsなど当時の新進気鋭のアーティストを取り上げた10インチレコードのようです。こちらのスタジオ盤もよかったので、近いうちにCDで手にしたいっすね。書いてて盛り上がってきました。
「バタリアン」に曲提供したミュージシャンは、ホラー映画に影響を受けたであろう連中ばかりで、良いところからグレイトな音楽を集めてきたな~と思いました。特にホラーなバンドの代表格でもある
The Crampsの
「Surfin' Dead」は明らかに
ルー・リードを意識したナンバーでカッコ良い。また、ホラー映画の有名作である「悪魔のいけにえ」も、監督のトビー・フーパーがレジで並ぶのにムカついて帰った後、
ルー・リードの音楽を聴いているときにアイデアを思いついたものだそうで、こうやってつながっていくのがまた面白いところです。
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