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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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2人のリスタートへ向けて Yardbirds「Litlle Games」








ちょいとテンプレートを別のところからもらってきて、ちょいと直してカスタマイズしてこんな感じになりました。前のはエントリ面積狭くて字もなんか見づらい感じだったので…。

昨日のジミー・ペイジのセッションマン時代CDに関連してまた一枚。60年代ヤードバーズ最後のスタジオアルバム「Little Gemes」です。1967年にアメリカでしか出てないアルバムだと思うんですが、ビルボードで最高位80位。上の盤は運良くこんなん置いてなさそうなところで拾えました。状態もなかなか良くてかなりラッキー価格。

このアルバムでヤードバーズは68年に一旦終焉し、ジミー・ペイジを仕掛け人としてニュー・ヤードバーズを経てレッド・ツェッペリンを結成させたのは周知の話…(ヤードバーズは90年代に当時のメンバーでもあるChris DrejaとJim McCartyを中心にして再結成し現在も活動中) で、こないだのセッションマンCDとの関連というのは、ジミー・ペイジが64年頃にセッションに参加したグループの一つにMickie Most & The gearというグループがいるのですが、このMickie Mostは、本作でプロデューサーとしてクレジットされている人物。このアルバムを期にグループがツェッペリンに変質していく一方、プロデュースしたミッキー・モストは69年にあのRAK Recordを設立します。まぁこれ書き始めるまで知らなかったんですけど(爆) RAKは、スージー・クアトロスモーキーなどが在籍していた中堅レーベル… というわけで、調べてみればみるほどつながっていくのが狭いイギリス故の面白さです。

アルバムの中身の方は、ビートグループとしてのバンドの色はそれほどなくて、ペイジの影響が強いのか、トラディショナルなサイケさが加味されて、ダーティな色合いが濃くなった感じだと思います。特にペイジが加入したせいでできてしまった感が強いのがA面の「White Summer」で、全曲中唯一のペイジのみのクレジットによる、アイルランドのトラディショナル風なインスト楽曲。これがツェッペリンのファーストに収録された「Black Mountain Side」に通じるのはもちろんのこと、「Rain Song」など変則チューニングを生かしたようなツェッペリンならではの曲にも関連するっぽいところがあって、ツェッペリン前夜にしてルーツを強く感じさせる曲になってます。A面最後収録の「Glimpses」でのギターもそんな感じが。解散寸前には、このメンバーでDazed and Confusedも演奏しているので、ペイジの理想とするグループ作りはこのアルバムから着々と進んでいったということでしょうか。





Yardbirds-White Summer




Yardbirds-Dazed and Confused


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ジミー・ペイジの弾いたI just can't go to sleep



結構前のことですが、近所で偶然見つけた James Patrick Page「Session Man ~Volume One~」という怪しきCD…James Patrick Pageとはジミー・ペイジの本名、ということで、このCDはジミー・ペイジがスタジオ・ミュージシャン時代に参加した曲(1963-67)のコンピみたいです。1990年頃のものらしいですが、権利関係をクリアしてたわけではないみたいで、今は生産されてるものじゃなさそうっすね。形を変えたりして出てるのかもしれないですが。
とりあえず流していたら、聴いたことのある曲…The Kinksの「I just can't go to sleep」じゃないですかぁ~♪ 演奏しているのはThe Sneekersというグループらしいですが、検索でどうも情報が見つからん… ここに収録されたバージョンの音も見つかられずここで紹介できないのが残念ですが… まぁ大差ないカバーなんで(爆)

薄いブックレット見ると、このThe Sneekersというグループは、多分ですけどシェル・タルミーのプロダクションにいた方みたい…そしてこの曲が発表されたのが1964年10月。本家キンクス(しかもRay Davies作)のオリジナルが収録されたファースト・アルバムの発売も1964年10月。間髪置かずに使い回したっつーことでしょうか。

音の質感はオリジナルに似せてますが、もっと丁寧に弾いてるようでカッティングが安定してます(デイヴはアタックを意識してそれを連発してる感じ)。音は近くても、やはりデイヴとは弾き方が違うという印象を受けます…といっても、このギターをペイジが弾いてるのかどうかは…後ろでかすかに聴こえる気がするバッキングがそうかもしれんですけど…

と、なるとキンクスとペイジといえば噂されるのがYou Really Got Meのギターソロをジミー・ペイジが弾いてるのかどうか、ということですが、このCDで64年頃のペイジのギターを聴いてるとやっぱり違うんじゃないですかねぇ…。オリジナルの雑さというかワイルドな感じとはまた別物という気がします…。もしこのコンピの途中にユリガミが流れたらかなり違和感生じるような。
昔はホウボウでバンドおやじに「ペイジに決まっとろうが、このウスバカゲロウ」みたいに言われ続けたものですが、ここにネットの場を借りて否定の意見を申し上げます。ズルい軟弱男子。

このCDのタイトルが「Session Man」というのも何か因果なものを感じるでございますね。



オリジナルのI just can't go to sleep





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↓なんかDE二枚組で出るみたいすね…。





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ちょww野比家がStonesに!?ww













電球だけですけど。コンセプトは近いハズカム。※画像クリックすると拡大鮮明に見られます。

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フォーク風で重く無機的 Comus「To Keep From Crying」





クイーンネタをあと4,5回は続けようとしたものの、載っける予定だったのがなぜか見つからないという悲しい目に遭いまして撤退とあいなりました。 そんなところでなぜかComus、まぁクイーンとは近くはないけど雰囲気は遠すぎることもない…といっても、クイーンは元来聴き捨てて結構、と本人が言うようなポップス肌なので、やはりComusはそれとは違う異境のバンドということなのか…

イギリスのアングラなフォーク界では代表格の一つかもしれないComus…コーマスという女性ボーカルをフィーチャーしたグループ。最初のアルバムはDawnレーベルから1971年に出たのですが、このTo Keep from Cryingというセカンドアルバムはなんとそれから約3年経っての1974年の登場。レーベルもVirginに移った…というわけで、同じレーベルのHenry CowGongといったバンドのメンバーも参加しているみたいです。

Comusはフォーク的なサウンドとはいえ、トラディショナルな面はさほど感じない曲が多く、そういう意味では無国籍である種無機的な演奏をするHenry CowやGongとの絡みは必然なのかもしれません。ただ、ジャケが強烈なファーストアルバム「First Utterance」がバイオリンとかフルートの甲高く強烈な音とかで混沌としたダークな世界観をこれでもか、と色塗っていたのに対し、このセカンドアルバムではそういった飛び道具的なサウンドは潜め、無感情の世界を押し広げているような印象。ファーストと比べるとなると、色濃さのあるファーストに比べると立体感がなくイメージの沸き方は弱いかもしれませんが、その徹底した他との差異化、前作からの進歩的な脱却が個人的にはかなりグッとくるポイントアップ。メロディもやっぱり暗いんですけど、わずかに香らせる哀愁感もタイミング良くて、そういうフォーク・ロック的なワビサビの範疇の中でこれだけ無機質さをアピールできてる盤という意味では孤高のアルバムかもしれないです。
しかし、そんな突き詰めるような理想を掲げたグループが長持ちするはずもなく、この二枚目のアルバムを残しグループは解散。商売気のない人たちはこうして荒野に戻るのでありました。しかし高評価の声を受けてか、2008年に再結成されたそうです。

ちなみにレコもあるにはあるのですが、これが日本盤のジャケも刷られていないサンプル盤…。



じゃなくて、ってくらい似てるんですけど



まぁどのサンプルもこんな感じなんでしょうか…。





という感じの作り。世に数枚とないサンプルなんだから…



みたいな驚きを持って迎えられたいところですが、てか小学生がなんで皆切手に詳しいんでしょうこのコマは。
実際は謎のリサイクル屋に訳もわからない感じで置かれていたのを拾ったもの…。これがビートルズなら話は違うんでしょうけど、そうでなければジャケも真っ白だわライナーもないわ、サンプルだから音がいい、なんてこともB級バンドの場合はたいして関係なくて(しかも日本盤だし…)、既製品と交換してくれる人がいるなら交換して欲しいくらいです!(ただし海外盤に限る)





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後発的にクイーン流 Sweet「Give Us a Wink」




US盤、ギミックジャケット

Sweet「Give Us a Wink」(1976)

60年代のデビューながら、初め3年ほどはほとんど売れなかったらしいイギリスのグループ、スィートですが、グラムロックの隆盛に乗っかった70年頭あたりからシングルヒットを連発。AC/DCという名前の曲も残していますので、ハードロック界への影響力の強さも大きいんじゃないでしょうか。多分このアルバムは4枚目にあたるんじゃないかと思いますが、ジャケットはフロントは目の部分、後ろも一部カットされているギミック仕様なアルバムです。ランクをみると、意外や意外なことに、イギリスでチャート・インしてないようで…?というか、ほとんどのアルバムがランク・インしたことがないようです。その変わり他の西側ヨーロッパ諸国ではかなりの売れ行きだったみたいです。もちろん、日本でもそれなりの人気を得ていたのでは。

アップテンポ且つ変幻自在な頭の曲「Action」に象徴されるように、ギターを飛び道具的に使いながら、ハイトーンなバックコーラスが被さる、というパターンが多く、ノリの4つ打ちな感じの曲も多い印象です。ドラムもシンバルをとめる手法が多く、これもちょっとクイーンぽさアップ。 でも何よりもギターの音の重ね方やリフの出し方がクイーンを参考にしている感じがします。 それまではもう少しシンプルなサウンド作りをしていたんじゃないかと思います。このアルバムは1976年の登場、ということでクイーンは華麗なるレースを出した年。クイーンの音作りを参考にしたアルバム作りを目指したんじゃないかという妄想。ちなみにプロデュースはスィート名義。

このアルバムでは、随所でシンセサイザーが多用されていますが、クイーンと言えばノー・シンセサイザー。それにクイーンの場合はギターもエフェクターで別の音をつくることもあまりなく、そのあたりが音の厚さや重さとして両者の差異が出ているような気がします。なんてひいき丸出しなことを書きましたが、メロディは面白いし演奏もうまくて聴きどころありなアルバムだと思います。



Action




Yesterday's Rain





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