こないだのエントリの通り、先日宇都宮のレコ店で買い物してきたわけですが、本日はその一部を…。
Latte Miele「apuile e scoiattoli」(1976・伊)
前回エントリの写真にも載っている「受難劇」は予算の都合で手に入りませんでしたが、同じバンド
Latte Mieleの3rdアルバムである本作を手に入れました。まぁしかしなんちゅージャケだ、という感じですが、普通にCDでもこの形で出てるみたいですね。その肝心なCDもアマゾンにはあまりなさそうですが…。
前作までの荘厳なまでな世界観とは違い、ジャズやフォーキーなサイケ、シンフォニックなどあらゆる要素が含有され、それまでと比べるとややこざっぱりとしてます。それでもさすがイタリアのバンドというべきか、B面は1曲のみの大作だし、ツインキーボードでのオペラ風音楽
「opera 21」での展開の高まり…派手なのに破壊的でないのもプログレの真髄でしょうか。そして、テクニシャンならではの音の粒のしっかりした感じ、これもまた感動的です。いやぁ、素晴らしいアルバムです。
apuile e scoiattoli
opera 21
ついでに変わり種をもう一つ…
Pink Floyd「The piper at the gates of dawn」(1967)
いかにもダメな作りをした感じの
ピンクフロイドのファーストアルバムのUSオリジナル盤です。ずっと昔に札幌の店でも見かけたけど、あのときは高くて買えなかった…。レーベルは
Tower Recordということで、検索すると非常にややこしいことになります。恐らくキャピトル系のレーベル。
ニルソンの初期作を集めたアルバムもこのレーベルから出てます。
しかしひどいもので、ジャケの上部は白く「STEREO」なんて書かれちゃうし、レーベルにはアルバムタイトルも入れられてないし…。
そして何よりも驚きは収録曲順。
A面
see emily play
pow R toc H
take up the stethoscope
lucifer sam
matilda mother
B面
the scarwcrow
the gnome
chapter 24
interstellar overdrive
オリジナルと曲順まったく違います、というか、頭にアルバム未収シングル曲
「see emily play」を入れていまして、米盤ならこれは平常運転なことなのですが、案の定擬似ステレオ。国内盤の再発もこの曲が入ってたと思うのですが、あれはモノラルだったか…? しかし2曲目以降は鮮度もよく、迫力あるなかなかいい音します。
しかし、このアルバムは両面ともに、始まりと終わりを締める曲が実に印象的なのでそこを押さえるのが肝要だと思うんですが、ここでは完全に無視されてます。通常ならB面頭にあるはずの
「interstellar overdrive」がアルバムのラストを飾っていますが、次の曲につなぐためのギターをいじる音が急に消えて終わるという残酷な仕上がり。 今でこそ、本作が本来の形でたくさんの人に聴かれているのでこういう曲順で聴くのも面白いちゃ面白いのですが、本人たちからしたら何やっ天皇、という感じだったでしょうね。元々長い曲をこうしてコンパクトに演るよう言われた上この始末…
興味のある方はこの順番に並び替えて聴いてみるのもまた一興かもしれません。
↑MP3なら随分安いすね…
↑ウワサの新リマスタ盤のようです。
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