かなり久しぶりの映画の音楽。といっても、見ての通り
ドアーズのドキュメンタリー映画です。
2000年前半頃のもので、合間に
ジム・モリソンに似た人によるよく分からん演技も入りますが、だいたいはライヴ映像を中心に話を進めてます。ナレーションは
ジョニー・デップ。
ミュージシャンのドキュメンタリーものはどうも制限されてるイメージがあって、本作もそうですが 栄光→挫折→最期の穏やかな日々 という王道な展開です。ドラマチックになるんですかね。
映像の中で使われるのはもちろんドアーズの曲ですが、これがライヴでの演奏をガンガン使ってるんで、自分みたいにスタジオ作くらいで止まってるとなかなか新鮮です。ライヴでは長ったらしい演奏も、映画だからうまくカットしてて聞きやすいのでは。ドアーズはスタジオ作でも結構ライヴ感出てる方だと思うのですが、さすが演奏する度に違うことやってるってグループなんで、うまくハマったときの熱量は相当なもんですね、と改めて。しかしダメな時も結構あるわけで、何千人も来てるのに警察沙汰で即中止に追い込まれたりなんだりと。その辺の紆余曲折はたいして細かく描いていないので、ライヴシーン楽しみつつナレーション聞きましょう、ってノリでいいんじゃないかと思います。詳しくはメンバーによる自伝の本もありますし。僕が以前読んだのはドラムの
ジョン・デンズモアによるものでした。
僕はどのメンバーの音も好きですが、マッド・サイエンティストみたいな顔した
レイ・マンザレクが見た目ではお気に入り。結婚したのか分かりませんが、東洋系の美女と随分お付き合いしてるシーンが…。
それはともかく、それぞれバックボーンとなる音楽経験が違うので、他にない独特な演奏になるんですかね~。リズムがカチッと合うような感じはしないですが、それぞれ外してないのにもかかわらずズレるところに浮遊感が生まれているような、って関係ない話になってしまいました。
クライマックスでは何の曲を使うかな~と思ったら、たしか
「水晶の舟」が流れてきて、演技シーンと絡めてたとおもいます。あまり絵は印象に残ってないですが、泣きの情感は沸いてきたような気がします。
サントラCDも出ているようですが、まずは映像と合わせて聞くのがよいですかね。
どちらかと言えば僕が見てみたいのはもうひとつのドキュメンタリー映画「ドアーズ」で、こちらは役者使ったものらしいです。
カイル・マクラクラン出てるらしいんで、気になります。近所ではレンタルしてないんで当分先ですな。
When You're Strange Trailer
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