忍者ブログ

4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

近田春夫&ハルヲフォン




半年くらい前に偶然図書館で3rd(左)を聞いて以来止まらず、これはレコードで欲しいな~と思い続けてようやく2週間ほど前に手にしました。久しぶりに行った個人店の壁に面出ししててラッキー。帯無しですけど再発じゃないヤツです。

そもそも近田春夫を知ったのは随分前で、こんなのが景品で当たった後のこと・・・



随分前にも掲載したことあったような気がしますが、タモリ倶楽部の空耳アワー特番で自分の投稿したヤツが紹介された時のゲストが近田春夫でした。ここでのトークが面白かった。。。

あとは恋のぼんちシートで名前を見かけたくらいでしたが、偶然借りたCDで火がついたというわけです。そーなんですよ!



ということで、写真左が近田春夫&ハルヲフォンの3枚目にしてラスト作「電撃的東京」(1978)、右は2枚目の「ハルヲフォンレコード」(1977)というアルバムです。どちらも素晴らしですが、今特に聞いてるのはハマったきっかけでもある電撃的東京。ほとんどが日本の歌謡曲のカバーというシロモノです。

どこかのコメントに「この時代に日本の歌謡曲をカバーしてるのが近田春夫らしい」とあってなるほどとも思いましたが、ライヴでは英国のビートグループの曲をカバーしまくっていたり、2ndでもゴールデンポップスのメドレーしてたりと、一筋縄ではいかないところがあります。もちろんGSや歌謡曲とビートグループは密な関係ですが…。バックグラウンドは興味深いところ。

解説では渋谷陽一が短文を寄せていますが、近田さんとすれ違いざまにあいさつしたら実は面識がないので無視された、というスゲーどうでもいいことが書いてあります。華麗にスルーしましょう。

僕は日本の歌謡曲には疎いのですが、このカバーされた曲を聞くと、なんと歌詞やメロディの良いことよ、と感心してしまいます。そうして原曲の良さを気づかせる編曲の具合がこのアルバムの肝なのかもしれません。

ロン毛時代からパンク/ニューウェーブへの移行でバッサリ髪も切り、内容もテンポを早めてる曲がほとんど。そして、良いところで原曲にはないギターやキーボードの印象的なフレーズを入れてくる、って感じでしょうか。グラムとニューウェーブの入り込み具合がたまらん。
そして、これは特に重要だと思うのが、微妙に拍を変える部分があることです。それでいて歌謡曲らしいワビサビを崩さない自然さで、後のXTCみたいなことをやってるんでしょうか。こうしたひねくれ方も、近田さんお好みのThe Kinksに精神的に通じるものがありそうです。歌に天性のようなうまさがないところがまたGSぽい味になっている…とこんなこと言っていいのかしら。断然褒め言葉です。

カバーしているのは、平山三紀、沢田研二、ピーター、シャープ・ホークス、フォーリーブスなどなど。一曲だけオリジナル「恋のTPO」というのがありますが、これもカッコいい。意外にも、同時代の歌謡曲もカバーしています。ジャニーズ・ジュニア・スペシャルというグループですけど、このアルバムで初めて知りましたは。

こうしてカバーを聞いた後に原曲をチェックしてみると、素晴らしい曲に聞こえてくるので不思議。選曲のセンスが良かったということですかね? ずっとむかしにDavid Bowie「Pin Ups」をきっかけに原曲集めた時もその良さに感動しましたが、またまたそうした貴重な体験をさせていただきました。TSUTAYAに行くと店内でかかり続けてるパンクカバーみたいのは(アカン)

ついでに、現行CDよりもレコードの方が断然音がいいですね。もちろんCDでも十分に曲の良さを実感できますが、レコードの方がずっと重心が低くて重さがあります。



恋の弱味(近田春夫&ハルヲフォン)





恋の弱味(郷ひろみ)








にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ
にほんブログ村
バナーをクリックいただくと管理人にいいことが起こるそうです。


拍手[3回]

PR

Comment

無題

  • ひで
  • URL
  • 2012-10-20 09:17
  • edit
思い返すと70年代も終わり頃、私は「明星」というアイドル情報誌(?)を定期的に購読しておったのですが、それの付録に毎号付いて来る通称「歌本」に近田さんの辛口な新曲解説が載ってて「随分偉そうな物言いする人だな…誰やこいつ?」と正直、近田さんにはあまり良い印象が無かったんですが、いたちさんのエントリ読んでると聴いてみようかという気に、ちょっとなりましたw
ジャケットのデザインが昭和レトロの80年代風解釈というか「東京ワッショイ」とかのセンスと同じですね。

空耳グッズ良いですね〜。
封をしたまま大切に保存されてるんですね。自分も前から気になってるのがあるんですが応募してみっかな?

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2012-10-23 02:12
  • edit
ひでさん、コメントありがとうございます♪

近田さんはそんなコーナーに寄稿してたんですか! 僕はそのコーナーを見たことがないのですが、たしかにエラソーなことを書きそうな気がしますw 自分はテレビ時代やそういった評論を知らずに楽曲から入ったで運が良かった(?)かもしれないですね。僕の場合は、オアシスの発言が面白くないのでちゃんと聞いたことないです。結局聞いたときも好みではなかったですが…。というわけで、音楽聞くにも入り口って重要な気がします。

空耳は2度投稿してどちらも採用されましたよ。アルバム名とミュージシャンと、◯分から「」と聞こえる と書けば大丈夫だと思いますw
お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

× CLOSE

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新コメント

[06/23 https://www.giftspresentforboyfriend.com]
[06/04 https://www.birthdaygiftforgirlfriendhk.com]
[06/04 https://www.floristhkflowershop.com]
[03/26 たかゆき]
[03/14 https://www.bouquetofroseshk.com]

最新トラックバック

フリーエリア

プロフィール

HN:
いたち野郎
性別:
男性
職業:
紳士
趣味:
レコード
自己紹介:
1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

ブログ内検索

アクセス解析

カウンター

バーコード

忍者アナライズ

× CLOSE

Copyright © 4番、サード、いたち野郎 : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]