↑写真間違い
とはいえ、ついでなので先日ひさしぶりに観に行った大相撲のお話。角界でのモンゴリアン旋風は皆さんご承知の通り…。現在2名いる横綱はどちらもモンゴル出身の強力な力士です。
そして相撲をちょいと見るのをサボっている間に、いつの間にかブラジル人の力士なんてのが上位にいたり、あとはチェコ出身で有名な
隆の山 という力士なんてのも幕内に上がらんばかりの勢いなんです。彼は小さい体ながらガッツ溢れる相撲でなかなか人気があります。
こんな風に、むやみに本題と関係ない言葉のフォントを大きくしたり、色を変えて目立たせてはいけません。
で、そういえばインド人力士っていたかしら、と思い検索したところ、どうやらいないらしい…。日本で著名なインド人といえば、チャダとか?タイガー・ジェット・シンとか?あとはサイババとかマハリシとか…これは迷走(瞑想)してきたので本題へとまいりませう。
そんなわけで2007年の
「ダージリン急行」 。インドを舞台にした映画、なんですけど、ずっと前に日本でも一世を風靡した
「ムトゥ踊るマハラジャ」 みたいな純粋なインド映画ではありません。アメリカ人が監督してるもんです。
心の離れた兄弟がスピリチュアルな体験を求め、インドの秘境を旅するっていうストーリーで、ロードムービーの趣き。当人たちの希薄なモチベーションとは裏腹に、生死や愛にまつわる問題に巻き込まれ、それぞれの心に変化が訪れる…みたいな話、だったような。やや重い内容ながら、不思議と清涼感があります。
バックで流れている曲の多くは、映画のために作られたシタールな感じのサウンドですが、4曲だけロックが入ります。そのうち3曲が
Kinks 。ということで、それ目当てで見たといっても過言ではありません、なんですけど、見たのは2ヶ月くらい前なんでもうあんまし覚えてない(爆) ちなみにもう1曲は、
Rolling Stones の
Play With Fire 。
ロックナンバーを映画のワンシーンでポコンと挿入するのはなかなか難しいもので、それがそのシーン用に作ったとか、ディスコものの映画とかだったらいいかもしれないですけど、過去の曲はそれだけでイメージが成り立ってたりするんで、あとから映像にハメる、ってのはなかなか難儀なものです。クセが強くなりすぎたり、急にバランスが崩れたり。
先日上げた
「Stand By Me」 はたくさんオールド・ナンバーを流してますが、だいたいはラジオから流れてくるっていう設定にして時代を醸し出すにとどめていますよね。
そこへくると、やはり
「Blue Velvet」 の
「In Dreams」 のシーンはすごいなぁ、と改めて感心。
で、「ダージリン急行」でのシーンはどうかというと、kinksとstonesを流すタイミングはちょいと特別なシーンという感じで、カメラの動きを変えたり、スローモーションにしたりしています。すごい融合とまではいかないけども、映画の中身同様にクセのない感触は、これはこれで新鮮かもしれません。
kinksの3曲は
「This Time Tomorrow」、「Strangers」、「Powerman」 。どれもシングルでは出ておらず、↓のアルバムに収録されています。
このアルバムからの選曲に関していえば、マイナーながら人気のありそうな曲を押さえたにくい選び方ってとこでしょうか。
まぁ他の曲を選んだところで、この映画で
「君のレコードが1位になったよ」 とか
「デンマークストリートが~」 って歌が流れてもしゃーないですもんね。賢明な選択です。なぜこのアルバムばかりから選んだのかは謎ですが、サウンドが適してると思ったんでしょうか。
それよりも根本的な問題として、なぜ3曲もkinksを選んだのか、という点ですが、やっぱり兄弟の話だからですかね~?それしか思いつかんです。そうでなければ監督の趣味か…。
とはいえ、ちゃんとシーンに合わせて曲を選んでいるようです。特に、中盤の助けられなかった現地の子どもの葬式に出席するシーンでは
「Strangers」 が流れ、この映画のハイライトといえる凝った映像になってます。
ぼくはこの曲が昔から好きで、歌詞も面白いし、デイヴが一生懸命歌ってるせいか声に力強さがあって、好感の持てる曲です。シンプルな構成もまたよろし。
この映画を見たけどkinksを知らない人には、どういう風に印象に残ったのかは気になりますね~。自分の場合は意識せずとも歌が先行して頭に入ってしまうので。
VIDEO
The Official Trailer for the Darjeeling Limited
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