ここのところボウイ、ツインピークスとエントリーしてきたのですが、なんとドラマの映画版である
「Twin Peaks -Fire walk with me」 ではボウイが出演していたという、いやはやなんと奇遇な。ほんの数分しか出てませんが、話題性があったのか結構上の方でクレジットされてました。
↓ボウイ出演シーン
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Weird David Bowie Scene
映画版は時間軸的にはドラマでのものより前の時間が舞台となりますが、ネタバレ豊富なので必ずドラマから見るように…。
ボウイはデビュー前から役者やパントマイムをしていただけあって、ミュージシャンとして地位を確立してからも俳優として度々スクリーンやテレビに登場してきました。大島渚監督「戦場のメリー・クリスマス」が日本では特に有名だと思いますが、その他にボウイ出演作で日本でもヒットした映画が
「ラビリンス/魔王の迷宮」(1986) です。戦メリの数年後ですね。
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Lybyrinth Trailer
主人公の女の子と赤ちゃん、それに魔王演じるデヴィッド・ボウイ以外はほぼ操り人形で演じられているという異色映画。監督は
ジム・ヘンソン 。
セサミ・ストリート の生みの親です。製作総指揮は
ジョージ・ルーカス 。
物語はまるで童話のようなお話。継母と父親が留守の間に、異母弟・トビーの子守りを命じられた15歳のサラ。多感な時期にあった彼女は家庭環境に苛立ち、冗談のつもりで愛読書に出てくる呪文を叫んでしまう。しかしこれを真に受けた魔王ジャレスは、トビーをゴブリンの住む世界「ラビリンス」に連れていってしまう。サラは弟を救うため、ラビリンスへと向かう、という感じです。
監督は初めから魔王の役をロック・スターにやらせたかったらしく、
ミック・ジャガー、マイケル・ジャクソン、デヴィッド・ボウイ の3人にまで絞り、最終的にはボウイに決めたんだそうです。3人それぞれステージでの動態がまったく違いますから、他の2人だったら…というのもなかなか興味深いですね。
この映画の凄まじいのは、ファンタジックな世界を演出するための様々な工夫で、合成なんじゃないかと思うような非現実的なアクションも、実は人力でやってる、なんてのが随所にあります。このあたりはDVDの特典映像で当時の撮影風景を見ることができるのですが、これがまた面白いです。色々な舞台装置やちょっとした仕掛けに感心しきり。
悪役を演じるボウイですが、映画のために多数の楽曲を提供し、劇中でも歌っています。親しみやすいものもあればシリアスなものもあり、総じてバランスの取れた曲群となってます。
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Magic Dance
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Underground(テーマ曲)
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As the world falls down
などなどと、ボウイの曲が色々登場するということで、これがマイケルやジャガーなら、というのも空想の域を出ませんが、果たしてどうなったのか。でもミック・ジャガーが出るような映画ではなさそう(爆)
マイケルはジョージ・ルーカスの「キャプテンEO」でも出演していたので、可能性は高かったのではと思うのですが。
公開当時に同名のファミコンソフトも出てました。Magic Danceなど、頑張って再現している曲もあります。
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NES Labyrinth Area 2&3
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