Josef K「It's kinda funny/Final request」(UK盤/POSTCARD80-5)
早くyoutubeの嵐を次のページへ追いやるべく、です。
最近感じるのは、他人と音楽の話をする機会が随分少ない、ということ。5年ほど前までは栃木県に住んでいたのですが、その頃は素晴らしいレコード店が下宿先の近くにあったし、友達でもレコードに興味ある人もいたし、今と比べるとずっと多く、ここで書いてるようなことを話していたんだなぁと思っています。まぁこういうことはリンク先の方々も感じていることかもしれませんが…。
そんな時、1ヶ月以上ぶりという長めの空白期間を経て中古ショップへ行くと、敬愛しながらも古いレコでは持っていなかった
Josef Kのシングル盤(Postcard盤)に遭遇。2枚。写真は
It's kinda FunnyがA面のシングル。LP収録とは別バージョンらしいですね。唯一のアルバムも聞きたい~。最優先で持ち帰ると、
CDでは味わえなかったドーンときてガシャーンとやられる感覚に陥ったという。
生きている間、稀にガツンとくるような音や曲を聞くと、日々の大抵のことがつまらないとか、くだらなく思える体験をしてしまうわけで、今回がまさにそれ。今の状況でこの体験。現状をくだらないと思えるか、それとも体験を共有するべく同胞を欲するかはリスナーの性質次第。
といっても、モノで満たされる思いなんてのは自分にとって知れている程度のもので、そんな考えのせいか、さほどコレクター気質があるわけでもなし。しかし、過去の音や映像を詰めたレコードなり映画っていうのは自分を裏切らない、という意味では実に完璧。完璧すぎて、ライヴにあるようなスリル、生活で生まれる意表、という面白さには欠けます。現実逃避のために旅行するとか山登るって人もいますが、本来的な現実逃避というのは、こういう完璧な別世界に入れ込むことなのでは。これはどうでもよい話。
Josef Kはスコットランド出身のバンドで、1980年頃のUKインディーズで人気を博したグループ。短命だったためか日本での知名度はそれほどですが、曲群はCD1枚で結構網羅されてるので、入手は易し。
It's kinda funny(single)
It's kinda funny(Only fun in town version)
Final Request
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