The Suqeeze「Take Me I'm Yours/Night Nurse」(1978)
リズムボックスとクセのある重いシンセをバンドの音に乗せて、しかもポップ・サウンドを演ってしまうという変態的なシングルでデビューを飾ったスクイーズ。引きずるようなリズムと綺羅びやかさゼロのギターソロ、しかし自然と口ずさみたくなるメロディを巧みな低いコーラスで2つ重ねて淡々と歌う超絶ソングです。シングル黄金期、60年代を彷彿とさせるような、同フレーズの繰り返しと展開の妙もいいですね。
このジャケと同じデザインで出されたデビューアルバムはジョン・ケイルがプロデュース。彼は恐らく、バンドのプログレッシヴな面ばかり強調したかったせいか、ケイルのプロデュース曲群は、同LPにも収録されたこのシングル曲に比べると、ちょっと冴えない感じ(メンバーも後年に、ケイルにポップな面を切り捨てられたと話しているそうです。そしてこのデビュー・シングルは両面ともにバンドのセルフ・プロデュース)。
ちなみにLPではバンド名のところが、アメリカやカナダ、そしてオーストラリアで出たものには「U.K. Squeeze」という記名がされています。これはそれらの国々でそれ以前から同名か似た名前のポピュラー・グループがいたためだそうです。日本でもスクイーズて名前のグループがちょっと売れていたような。
にほんブログ村
バナーをクリックいただくと管理人にいいことが起こるそうです。
[0回]
PR