10月27日の今日は
ルー・リードの命日でして、亡くなったのは2年前でしたか、近年はロック・ミュージシャンがどんどん鬼籍に入られてますが、その中でも特段大きなニュースだなーと感じましたね。
つっても普段まじめにルー・リードを聴いているかというとそういうわけではなく、正直ディスコグラフィの順番もよくしらないけどアルバムは一通りある、気がします。一部を除けば安いからかしら。
同じような認識をしているのが
ボブ・ディランで、アルバムはたくさん出てるんだけど、ある時期だけまとめて聴くと違いがよく分からなくて、分からないというか、どれがどのアルバムの音か忘れる、って具合いで、かといって悪いというわけではなくむしろ心地よいサウンドが多いので手放さず、でもあんまり繰り返して聴いてない、そんな数少ないパターンのミュージシャンです。お恥ずかしい話ですが。
この両者は歌詞もいいらしい、という評判でも共通しますが、それと同時に肝心の詞が聴き取りづらいんじゃないか説もありまして、リードに関しては当のアメリカ人でも何て言ってるか分からないらしく、そのことについてある記者が聞いたところ「聴こえた音が曲そのものなんだから、別にいーじゃねーか」といった感じの返事をされたそうです。
そんなことを思い出しながら、久しぶりに聴いてみようと思い立ちさらに思い出したのは、最近読んだレコーディング・スタジオに関する本で、ルー・リードのアルバムが1枚紹介されていたという、そんな思い出しです。この本も面白かったので、いずれ紹介したいですね!
その本によるとニューヨークに
「メディアサウンド」という有名なスタジオがあり、そこはクラブ系の音楽が主に録音されていたのだけれど、実はルー・リードのアルバムも録音されていたそうです。それが1976年の
「コニー・アイランド・ベイビー」です。
リードは当時、一つのスタジオに収まることなく転々として録音していたようですが、このアルバムはリードが肩の力を抜きに抜いて、気恥ずかしいコーラスで自ら笑ってしまうくらい緩んでいるんですが、控えめなサウンドにすらポエトリーな歌声が埋もれそうな微妙なニュアンスがいいなーと思いますね。ジャズっぽいリード・ギターがするっと表に出てきて、そしてほのかにグラム・ロックぽいジャケ。両方のシャレた雰囲気がピッタシときていると感じたり。写真は
ミック・ロックが撮ってます。
当時リードはRCAに在籍していましたが、そういえばルー・リードとレイ・デイヴィスってRCAはもちろん、次のARISTAでも同時期に被っているんですよね。どちらも同じ大手の傘下レーベルではありますが、2人に接点はあったのかしら。
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