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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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フレディ・マーキュリー、ピンク・フロイドを歌う










クイーン、実はボヘミアン・ラプソディのオペラ途中でフロイドを演奏していた・・・というわけではないようで。イルハン・マンスズとアイスで有名な国、トルコの盤「雲の影」です。レーベル面から察するに1978年プレス。オリジナルは1972年です、っつっても当時トルコで出たのかというとどうも怪しい…これはトルコ・オリジナルになるんですかね?1978年のフロイドなんてもうめちゃくちゃ売れてるんだから、写真間違えるなんてそんなワケないでしょって感じですが、フレディを写真に据えたのはイスラム派への懐柔策?←適当 それにしても、見ればみるほど本来のジャケとはまるで違う。このバンド名の字体も絶妙な的外れ感。



こんなフザケタしろものですが、音はなかなか面白いです。手持ちもカナダ盤なんてビミョーなとこでしか持ってないんですが、トルコ盤の方はフロイド特有の渾然一体なくぐもった音でなく、アコギや声が妙に上から鮮明に聞こえ、そしてベースやバスドラの低い響きが実に明瞭。いわゆるドンシャリ?的な。そのせいか、冒頭タイトル曲の出だしがジョイ・ディヴィジョンのようなニューウェーブ・サウンドに。
この低音の響きを鑑みて、ジャケットにハードロックを奏でるクイーンをあてがったのかもしれません。そんなわけはないか…。話のついでですが、衣装からするとシアー・ハート・アタック~オペラ座あたりでしょうか? あとはメンバーの髪の長さが判断材料(^q^) どうしてこんなミステークをおかしたのか、謎が謎を呼びますよ。

こういう別人を使ったジャケって、他にも見たことあるような気がします。ウチにもこれ以外にあった気がするんですが…。


Wots... Uh the Deal





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Paul Anka「The Painter」






久しぶりなのに単なるアルバム紹介みたいなのですみません。登録しているSNSでも少し書いたのですが、まー最近ハマって聞いてるレコードPaul Anka「Painter」(1976)です。

ポール・アンカについて海外のウィキペディア見たら、このアルバムがディスコグラフィーに入っていないのはどういうこと?編集盤ではなさそうですが…どういう位置付けなのかしら。

ポール・アンカはオールディーズ華やかな時代にダイアナで大ヒット、そしてマイ・ウェイを生み出した大作曲家にして大物歌手。そんなアンカが76年に出したこちらは豊潤で麗しき歌メロディ輝くアダルト・コンテンポラリーな曲群となってますが、まず目をひくのがこのジャケットで、あのアンディ・ウォーホルが描いたそうですよ。久しぶりにジャケットをしげしげと眺めながら聞き入ってしまいました。
タイトル曲はゴッホの悲哀に満ちた人生についてかいたものだそうですが、偶然とはいえその後のウォーホルの死と重なるものもあるようなないような…。

多数のミュージシャンが録音に参加していますが、ドラムでは「Petsounds」でお馴染みのジム・ゴードン、ギターにラリー・カールトンなどなどアメリカ産凄腕セッションマンがいらっしゃるようで。そして全体を通して躍動感もトラジックもぶち込みながら一連の流れを感じさせるうねりは、コンセプトアルバムの趣きもあります。最後にA①のリプリーズもあるしね。アレンジも多様だし、聞いてて飽きないです。

A⑤の終盤で流れる複数の金管楽器によるメロディ、ストリングスな寂しげメロから一転してサビではアッパー(若干やけくそぽさが漂う)になるB①、美しきインストナンバーのB②など、珠玉の作品多数です。
ちなみに、このアルバムの形でCDは出たことないぽいですね。多分。

ポール・アンカより断然に70年代が不遇の時代であったであろう、ロイ・オービソンのもこの頃のアルバムも聞いてみたいです。

A1 (You bring out)The best in me
A2 Wildflower
A3 The Painter
A4 Closing Doors
A5 Happier

B1 Living isn't Living
B2 Aldous(Instrumental
B3 I'll help you
B4 Never gonna fall in love again(like I fell in love with you)
B5 Prelude (You bring out)The best in me(Reprise)




Paul Anka「Happier」






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WBC、広島カープ前田健投手ベスト9記念レコード

WBC終わりまして、ベスト9の発表。日本からはドラゴンズの井端選手がDHで、投手ではカープの前田健投手が選ばれました。おめでとうございます。そんな日本のエース・マエケンにちなみまして。
 
1970年Carpというグループ唯一?のアルバム。アメリカ。
もうこの名前、アルバム名もグループと同じなんで検索が非常に難しいです。野球のカープばかり出ますからね。「Carp band」だとリストバンド、「Carp record」だと記録が出たりとね…ふう。Earth & Fireも昔はなかなか出てくれなくて。あとManも結構ムズイです。

ジャケからは想像しがたいかもしれませんが、断然スワンピーなアルバムです。この作品はCD化もされてないくらいなので、バンドの出自とか人脈とか、そういった情報がよく分からんです。Epicから出ていただけあってかレコードを見かけないことはない、って程度の数量はありそうです。プロデュースがDan MooreBuzz Cliffordチームということで(私ゃ名前くらいしか分かりませんが)、隠れ名盤的作品としては多少の認知度があるみたい。
 
Carpはオーソドックスな4人組。広島東洋Carpの4人組といえば野村、正田、前田、金本あたりになるんですが、無論こちらのCarpは皆さんガイジンです。ランスとかミンチーみたいな感じですよ、多分。
どうでもいい話ですが、正田が引退した時のことははっきり覚えています。その時異動した先生が別れの挨拶的なスピーチの時に正田の引退セレモニーを見て泣いた、みたいな話をしていたので、いまだにそのスピーチと正田とがリンクしているようですよ。
 
そーゆーきっかけもあって正田の引退したイメージは鮮明なのに、どういった経緯でこのCarpというレコードを買ったのかまったく記憶にないんです。いつ買ったかも覚えてない。値段は覚えてるけど。最初聞いた時「意外ととっつきやすい」という漠然とした印象は持ちましたが、あれからすっかりどこかに追いやっていました。
 
時代的にザ・バンドを意識しているかもですが、あれほど緩くなく、やや前のめりな印象です。スローテンポな曲は多いですけど。全員が歌えるということでコーラスを多用し、オルガンやピアノといった鍵盤をバックにニール・ヤングがやりそうな歪み強めのエレキ・ギターがソロで活躍。作曲クレジットは各人色んな組み合わせですね。
では試聴をどうぞ…と思ったら動画がない(^q^)
 
 
 フロントカバー
 



 バックカバー
「スワンプは顔じゃない。音で人の心を掴むのだ」エイブラハム・リンカーン(嘘)



クリックすると拡大できます。


※今村投手もお疲れ様でした。

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David Bowie「The Next Day」




最近ネット広告ではボウイの白黒写真が賑わっていて、これを見て「そういえばもう新作発売したのか」と気付き、慌てて注文した人も結構いるかもしれませんね。まぁ僕なんですけど(^◇^)
 
そんなわけでここ数日聞いてます。10年ぶりのアルバムということでイギリスのAmazon見ると評価の数がすごいので注目度が高いのでしょうが、ここのブログ界隈では意外にも話題になっていないような?あんま日本ではプロモーションされてないんでしょうか。とにもかくにもザックジャパン、ではなくざっくばらんな感想は以下の通りです。

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10年前頃に比べると、だいぶ力みが消えたような気がします。ヒーザンやリアリティでは、歌のメロディに固執しすぎているようだったし、ツアーの映像もそれほど良いとは感じなかったのですが、今回はメロディをも内包する空気そのものを味わうことができると思います。
 
初めこのジャケットは仮のものとしてシャレで作ったものかと思いきや、本当にこれが商品として届くことには驚きましたね。ネット配信とか、ドイツ路線回帰への自虐なのか分からないけども、いろいろと意味を取れるジャケットです。そして冒頭のタイトル曲がモロにドイツ時代のセルフパロディのような作りで、自身のイメージともリンクさせる実に凝ったコンセプト…。
 
「ポップ」という言葉には大衆性、アイドル、それにメロディアスという意味があるようですが、それと同時に芸術性や個性、先進性の意味もありますよね。矛盾していると思われがちな両者が結合しているのだから、ポップスターになるのは大変です。
しかしボウイはまさにポップアイコンだし、いまだにそのスタイルを壊さない。それゆえ、彼には音楽的背景の形が見えづらい。ブルースを一生演り続けているわけではないですから。非常に個人的な再構築として、常に0からの創造をしているような…。ただしそれはロックのビートが前提なので、あくまでポップにこだわっている。その眩暈を起こしそうなほどのポップであることへのこだわりは時にロックの常識をねじ曲げ、言い知れぬサイケを誘発することもあります。
 
本作含め90年過ぎからの傾向でもありますが、ボウイの作る音楽は何かの潮流に乗っている、という感じではなくなってきたと思います。古典的な音楽性すらほとんど思わせない薄暗さがあります。今回は特に、プロモ映像が彼とも親交のあるデヴィッド・リンチに近いものがあるので、なんとなく彼の映像とリンクするような気ではいますが、はたして。映像作った人もドイツの監督さんだとか見かけたような…。

そして、御年66歳によるこの声質…新時代のビング・クロスビーも狙えますぞきっと。
 
そういえば、Five yearsのあのドラムで終わる曲なんてのもありますよ。

あとあんまし関係ないですが、4月にはLP2枚組&CDでも発売とか。CDも抱き合わせてるなら待っとけばよかった(^q^)



The Stars

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マーキー・コレクション、とは言うものの…

ブックオフの最安値棚でこんなん買いました。




マーキーというのはロンドンにある有名なクラブで、ここで演奏すれば一人前、みたいなトコらしいんですが、「マーキー・コレクション」て書いてあって、しかも名だたるミュージシャン&曲目がずらりと並んでいるので、「これはマーキーでの録音を集めたものですね」と合点しいそいそと持って帰ってきたんですが、なんてことはない、フツーにスタジオ録音を集めただけのものでした。
マーキー開店25周年の企画盤シリーズをさらに編集したものらしい…テイチクって感じですね。企画は向こうぽいですが。80年代のCD、久しぶりの質感…。

収録曲の中では、最近何のCMか忘れましたけど、デレク・ジーター&ザ・ドノミスの「レイラ」の後半部分が使われてるような。15年ぶりくらいに聞きましたよ。学生時代に演奏した時は記憶頼りだったんで(^q^)

しかしマーキークラブ、96年に閉店した後は名前使って色んなところに移転しまくってるんすね。

マーキーの名のついた録音盤といえば…





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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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