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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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お手製スクラップブック

ちょいと前ですが、ラウンジやサントラなど(ALL輸入盤)の100円セールがあるってので行ってきたんですが、面白いものを幾つか拾ってきました。



これだけ見ると何のヘンテツもない映画「ジョーズ」のサントラ盤ですが、このポスター的なものにかなり分厚いお手製スクラップ集が仕込まれていました。


↑クリックすると拡大できます

恐らくアメリカかと思うんですが、丁寧に小さい記事を切り貼りして保管してたみたいです。若き日のスピルバーグ監督が。




おぉ、タイムの表紙まで…。紛れもなく1975年当時のモノです。



タイム誌の裏側にはストーンズの写真も…



「ジョーズ2」も同様に。


映画にかぎらず、こんなモノにもスクラップがありました。



カントリー・ジョー・アンド・フィッシュのベスト盤…この米国ヒッピーカルチャーを代表するグループの記事の切り抜きが、こんもりとジャケの中に入ってました。



この際どうでもいいですが、プロモラベル… Vanguardの広告スリーヴなのでフォーク系ばっかですが、今やレア盤のJohn Faheyの写真も…



何気にMortimerの紹介記事が紛れていたんですが、これはなかなかレア? 当時10代の3人組で、この後ビートルズのAPPLEと契約したと言われているグループ…。



カントリー…の記事は、近年の回顧録的な記事も多かったです。

ジョーズの方もそうでしたが、2000年くらいのDVD化した時の記事なんてのもあって、長い間スクラップを作ってたようです。何があってレコードに封入したままこんな日本にやってきてしまったんでしょうか。こういうのが入っているのも中古レコードを拾う楽しさではあるんですが。CDケースじゃなかなかこうした拾いものはないんじゃないでしょうか。それにしても、こんなに大量に入ってるのは初めてでした。





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ロンドン五輪閉会式に登場した面々



ロンドンオリンピックの閉会式が今日の未明から早朝にありまして、自分は録画したのをさっき飛ばし飛ばしで見ました。
何で飛ばし飛ばしかというと、ウチにはテレビ番組を録画する機能がないんで近くに住む姉に頼んだんですが、焼いていこうとしたらお手持ちのDVDRでは焼けません、というデジタル放送のルールに掛かりまして、仕方なく今日はその場でちょいちょい見てきたという感じです。

そんなわけで全体のウチの1時間弱しか見られてませんが、ピックアップしながら。


何はともあれ目当てはRay Davies

日本のテレビで、しかも生放送でRay Daviesの演奏を見る日がこようとは。日本語で「キンクスのレイ・デイヴィスです」なんてテレビから聞こえてくるのも何というか違和感が。The Beatles「A Day in The Life」の演奏の直後に車から登場。ロンドン五輪の名にふさわしく「Waterloo Sunset」をおおらかにゆったりと歌ってました。ちょっと感動して涙してしまった。上の写真左がRayですね。右は弟ではございません。ソロツアーでバックをやってるビル・シャンレーですかね。変な写真ですけど、面白いのでこれにしちゃいました。すんません。


Brian May、ファッションのセンスはいまだに




なんと「Brighton Rock」の津軽じょんがらギターで登場したブライアン&ロジャーのQueen。ブライアンがすげー恰好をしてましたが。ブライアンは昔から足まで届く異常に長いジャケットが好きですね。

式の後半は「Bohemian Rhapsody」から始まりましたが、クイーンの演奏の直前には大きなスクリーンにフレディ登場! ウェンブリーで行われたラスト・ライヴでの勇姿が映し出され、観客との掛け合いをするっていう泣ける演出。ここで二泣き。
フレディといえば、92年のバルセロナオリンピックで自作のデュエット曲「バルセロナ」を歌うはずだったのですが、その数ヶ月前に逝去。ようやく残していた舞台に立つことができました。


演出も地でいったWish you were here







これはPink Floyd「Wish you were here」演奏中の演出シーン。演奏してたのはEd Sheeranという若干21歳のフォーク・シンガーをボーカルに、バックはPink FloydのドラマーNick Mason、そしてギターがGenesisのMike Rutherfordですよ。驚きのメンツ。Edさんの歌声がいい具合にギルモアっぽくてね…。

演奏中、とても高いところで綱渡りをするという演出があって、演奏終了と同時にゴールした人が人形と握手するとその人形が発火するという…。これはこの曲が収録されたアルバム・ジャケットを再現してるようです。壁を作ったりブタを飛ばしたりするフロイドらしい演出が健在でした。
しかも、綱渡りしてやっとたどり着いた先でってのが何かいいですね。危うき人生、人間関係の脆さが出てるみたいで。Living on a Thin Lineってヤツですかね。


他に見てきたのはMadness、Pet Shop Boys、Annie Lenox(相変わらず年齢不詳)、The Whoあたり。
演奏や演出も込みで、自分の国の人だけでここまでやれるってとこに、イギリス演芸の底力を感じます。ロック音楽ばかりで五輪セレモニーを貫けるのは恐らくイギリスくらいですよね。アメリカだとR&Bも強いのでちょっと違う風になりそう。これだけ出ててもまだ出るべきミュージシャンがいますよね。ストーンズやロッド・スチュワート、スティングやエリック・クラプトンもイギリスですし。そういえばクリフ・リチャードは出なかったのかな? 個人的にはTears for Fears「Seeds of Love」があったら面白かったんじゃないかと思ってますがどうでしょう。
開会式は録り損ねてMike Oldfieldを見ることがいまだにできてない…あぁ。

そんなわけで、またちゃんとデジタル放送対応のソフトに焼けたら見なおしたいと思います。



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今さら見たフレディー・マーキュリー追悼コンサートの見所


Queen+Freddie Mercury tribute Concert 

ロンドン五輪の男女サッカーがともに聖地と言われるウェンブリー・スタジアムで試合を行うことが決まってるようで、それに掛けたわけでもないですが、92年にウェンブリー・スタジアムで10万以上を集めたフレディー・マーキュリー追悼コンサートのDVDを見ました。見たこと映像も結構あるし、と敬遠していた作品ですが、最近近所で安く拾ったのでようやく通して見ることになりました。

この企画ライヴはフレディの亡くなった数ヶ月後に急きょ行われたもので、フレディの功績を偲ぶのと同時に、エイズの警告も兼ねてます。当時前線で活躍していたミュージシャンや大御所ら大勢をゲストに迎えています。前説的な感じでいくつかのバンドが自分の曲やクイーンの曲を演奏していたようですが、DVD化に際して削られたようです。残念。「歌わないから安心して」と出てきたエリザベス・テイラーのスピーチも入ってない。。。

そしてメインのクイーン+のジョイントライヴ。20曲近くありましたが、個人的な見所をチョイスしていきます。

サポートメンバーのように溶け込むトニー・アイオミ

豪華メンバーの中に名を連ねたギタリストのトニー・アイオミですが、彼がメインで登場する曲はありませんでした。
それどころか、色々な曲でサイド・ギターが必要な時にひょいと出てくるという、便利屋状態…。ゲスト中最多の4曲に参加しながら、まるで空気のような存在感でした。
しかし、さすが良い音出しますね。ブライアン・メイの特殊な音に合わせたようなワビサビっぷり。

煽りをガン無視するジョン・ディーコン

クイーン解散後はほとんど公の場で演奏することのなかったジョン・ディーコン。今ではほとんど音楽活動をしていないようなのでこの映像は貴重な1枚となりそうですが、そんなレアな場でもマイペースっぷりは崩しません。「ハンマー・トゥ・フォール」を歌うゲイリー・シェローン(エクストリーム)が大きなアクションで観客やメンバーを煽っていくのですが、そんな彼に目の前まで来て煽られても一瞥もくれないディーコン。その後、シェローンがディーコンの元に寄ることはありませんでした。

イアン・ハンターの登場。そしてボウイ「ヒーローズ」を弾くミック・ロンソン

やはりデヴィッド・ボウイのイギリスでの人気はすさまじいですね。彼の登場が最も大きく沸いてました。クイーンとボウイといえば「アンダー・プレッシャー」での共演ですが、このライヴでは何とミック・ロンソンも登場。まずはイアン・ハンターらと「すべての若き野郎ども」を演奏します。イアン・ハンターの在籍していた「モット・ザ・フープル」は、クイーンが若手の頃に前座を担当したグループでした。公私ともに仲が良く、いわばクイーンの兄貴分のような存在だったようで、この舞台で共演したというのは感慨深げ。ここでボウイはなんとサックス吹いてました。ひえ~。
続けて演奏されたのは、なんとボウイの「ヒーローズ」。この曲をミック・ロンソンが弾いてくれるとは。驚きであります。他のライヴではこんな共演があったんですかね?

よくも悪くも

収録曲の中にはなんと「ストーン・コールド・クレイジー」もあります。ジェイムズ・ヘッドフィールド(メタリカ)がボーカルということで恐らく希望があったんだと思いますが、選曲の場違い感が相当なもの! しかも、普段やってない曲なもんで結構トチってます。

アクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)「ボヘミアン・ラプソディ」エルトン・ジョンと共演、ウィ・ウィル・ロック・ユーも歌ってますが、いつも通りの強烈な甲高いダミ声でギャンギャン鳴らしてます。

正直にいえばこのあたりはあまりなぁ、という意味合いでの紹介でしたが、自分のスタイルを貫いていると思えばもう少しよく聞こえるかもです。

唯一の未収録曲

なんてのが存在します。それはロバート・プラント「イニュエンドウ」。ライヴでは初披露だったかもしれません。そのせいか致命的な失敗が多いですし、というかプラントが歌う出だし早すぎぃ! です。プラント爺の面目を考慮してか、DVDの収録は見送られてしまいました。それに続いて歌った「愛という名の欲望」は収録されましたが…これをプラントが歌うとはですね。
イニュエンドウって、考えてみればレッド・ツェッペリンぽい感じがしなくもないですね。どこが、って言われたら困りますけど(^_^;)  youtubeに貴重な演奏シーンが上がっているので、もし興味があれば。スパニッシュ・ゾーンで何と「カシミール」演奏してます。次の曲へのつなぎでは「サンキュー」やってますね。



Robert Plant + Queen Innuendo/Kashmir/Thank You

最後に、DVDで演奏したゲストの方々をご紹介いたしますです。
スラッシュ
ジョー・エリオット
ロジャー・ダルトリー
トニー・アイオミ
ズッケロ
ゲイリー・シェローン
ジェイムズ・ヘットフィールド
ロバート・プラント
スパイク・エドニー
ポール・ヤング
シール
リサ・スタンスフィールド
アニー・レノックス
デヴィッド・ボウイ
イアン・ハンター
ミック・ロンソン
ジョージ・マイケル
エルトン・ジョン
アクセル・ローズ
ライザ・ミネリ




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華麗なるシングル盤(38) ポール・ジョーンズ「傷だらけのアイドル/プリビレッジ」



ポール・ジョーンズ「傷だらけのアイドル/プリビレッジ」(1967・英)日本盤

久しぶりに数件ハシゴしてきたんですが、以前ほどの熱意もなく拾ってきた1枚がよく見かけるポール・ジョーンズの国内盤(黒盤)という…。ジャケの赤色と青がかった背景の配置の絶妙さに惹かれまして。

そういえば、なぜこのシングルの日本盤はよく見かけるんでしょう? マンフレッド・マンが日本で知名度高かったとも思えないですし、映画(Privilege)がヒットしたのか…。で、なんでもこのA面曲「傷だらけのアイドル(Free Me)」ザ・タイガースがライヴで映画のシーンさながら(鎖を使ったパフォーマンス!)にカバーしていて人気があったそうで、そこからさらに拍車がかかったんでしょうか。

ライナーに目を移しますと、A面「傷だらけのアイドル」は、「心にジーンとくる曲」とのこと。B面「プリビレッジ」は、「こっちの曲の方がメロディーがスムーズで、とっつきやすいと思います。大変いい曲です。」だそう。

国内盤ですが、音は悪くないですね。東芝EMIより東芝音工の方が音良いイメージあります。ちなみに、僕はまだこの映画見たことがありません。海外版はあるみたいですけど、日本語字幕で過去に出てるんですかね~? この頃のいくつもあったビートグループ映画を発掘するのは大変そうです。


Free Me







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A-haのファイナル・コンサートDVD



2010年に行われたA-haのラスト・コンサートの模様を収めたDVD。彼らの地元・ノルウェーはオスロでの公演なんですけど、いやはやすごい人気。何万人くらいいるんですかね? お客さんの年齢層も様々…。再活動以来、出るシングルやアルバムがヨーロッパやアメリカでヒットしてきたA-ha。文字通り「オールタイム」と呼ぶにふさわしい、アルバムごとにバランスよく選んだリストになってます。
 
ステージに上がった面子は至ってシンプル。メンバーのモートン、ポール、マグネの3人の他には、キーボードとドラムのサポートメンバーが一人ずつの計5人のみ。もっと大掛かりにやっているのかと思ってたんですが、これだけのメンバーで彼らの楽曲が再現されることに結構おどろ木どろろ。打ち込みも一部あるのかもしれませんが。それはともかくライヴのグルーヴ感がかなりのもので、初期の曲なんかはこんなに良かったのか、と思うくらい洗練されていたように思います。聴衆のテンションはリストが進むごとに上がってくるし、それに連れて演奏の熱も高まる。最後まで目を離せない至高のライヴ映像でした。
 
自分はエレクトロニクスを表に出す歌モノの音楽はさほど聞かないのですが、A-haはちょいと別、というより、A-haの今(解散しましたが)の存在自体が特異に思われます。50代のグループがエレクトロニクス系のポップ音楽で第一線を張っていることもそうですし、80年代の数多いたエレクトロニクスのバンドの生き残り、という意味でも希少なのでは。
 
ちょっと話はそれますが、このDVDとほぼ同時に手にしたのがDavid BowieReality Tourのライヴでした。こちらは2002年の海外公演でやはりオールタイムな選曲なのですが、個人的にはあまり面白くない出来でした。ボウイは70年代だけでもアルバムごとの音の質が全く違うもので(特にスパイダース脱退以後)、その時々の音質と楽曲を結びつける印象が自分の中で非常に強い。それが、実に今風らしくかなりの巧者がいかにもな解釈で演奏していて、まったくボウイの演奏を見ているという気にならないんです。歌っているのは紛れもなくボウイで、何もまずく歌っているわけではないのですが。結局、その当時出していた曲くらいしかしっくりこない、という感じ。でも、こういうのって昔のバンドの宿命なのかもしれません。ストーンズみたいにドラムもギターも残っていればある程度バンドの音は維持されるのかもしれませんが…。
 
ようやく本筋へ戻るであります。その点、A-haはシンセサイザー主体のサウンドですし、不動のメンバーが健在。さらに、電子楽器の発達が過去の楽曲をブラッシュアップしている。だから、2000年代の曲と1980年代の曲を一緒に演奏しても、まるで遜色ないし違和感もない。何よりもバンドのカリスマ的な魅力をビンビン感じられるってのがデカいですね。いい年のとり方してるし、歌は相変わらずうまいし、ライヴではほとんど喋らないらしいポールも口を開いてますし(爆)
 
実はこのワールドツアーは日本でも一日だけ公演をやってたんですが、たしか水道橋あたりで…。その日は野暮用が入ったかでパスしてしまったんですよね。まさかその直後に解散のアナウンスがあるとは思わなかったので、今となってはかなり後悔。DVDの演奏も良かっただけに。
 
もうひとつ愚痴を申しますと、この映像はソフトの種類が幾つかありまして、ブルーレイはともかくとして、DVD単体を輸入盤で買うのは一番の損。値段は高いしPALですし。冒頭にリンク貼ってる3枚組はCD2枚とDVD1枚(NTSC)のセットで、なぜか単体DVDよりも安い。情強(笑)の自分が華麗に検索して手に入れたのは単体DVDでした。ふう…。



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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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