「ROCK&POPS プレミア・レコード図鑑1954~79」
著者:菅田泰治
初版:2001年
シンコーミュージック
ページ数:144
定価:3400円
読みやすさ
(文章):★★★☆☆
(構成):★★★☆☆
読みごたえ:★★★★☆
初心者にも安心:★★☆☆☆
マニアック:★★★★★
オリジナリティ:★★★★★
オススメ度:★★★★☆
国内盤のレア・レコード(主に帯付き)が大量に掲載された本です。編集、著作された方は広島にあるレコードショップ「This Boy」の店長さんらしいです。名前だけは知ってる店ですが、中国地方は修学旅行で通ったことしかない僕は行ったことないお店です。
今のところ帯付きを買おうというには至らない僕ですが、それでも物によっては帯付きというだけで価値があるというのもわずかな例だけですが知っていましたし、また日本のレコード会社がデザインしたであろう独特な帯の字体や色合いが、元のジャケットと相まってなんとも言えない雰囲気を醸し出すというのも壁にかかったレア国内盤を見ては感じたりしています。されど紙、たかが紙ですが、当時の質感にしか出せない味わいというがあるとかなんとか(このあとはごまかしつつ)
この本は現在絶版となっていて、しかし需要は現在でも高いようで、アマゾンでは定価の三倍くらいついてますね。実は僕はこの本かなり最近買ったんですが、東京外の某地方のショップに明日出る、という連絡を頂いて、高かったらいやだなぁ、過去の例から見ても定価は越えるかなぁとか思いながら行ってみたら至極普通の中古本の値段で買えた、という経緯です。こういう点で東京のはずれのお店は割安感があっていいですね。これと同タイプの姉妹本もあるんですが、どうやら倉庫に置いてきてしまったらしく見当たらないです。こちらも高値ついてるみたいです。
まぁ単に写真を観て眺める、というのがこの本の楽しみ方だと思いますので、許されるかどうか分かりませんが、でも絶版だからいいよね♪程度でちょっとだけ…
フラッシュがダメだったんで写りが悪いですが… 下の
トントンマクートの赤い帯のおどろおどろしさが何とも言えないすね。
あと一つくらい…
日本のフォーク/ロックもあります。
パワーハウスのジャケと帯のバランスは妙技な感じがします。僕が初めに知った柳ジョージはアサヒスーパードライで歌うあんな感じです。
陳信輝のソロアルバムの帯も地味ですがダークなジャケと相まってなかなか。
こっそりもう一つくらいいいかしら…
国内オンリー・ジャケットの
「ボールド・アズ・ラヴ」ですって!ジャケは横文字&カラフルで素敵ですが、レコードを買ったファンキーな若者に剥ぎ取っちゃって、と言わんばかりのカタカナオンリーな帯が見事です!
…と、こんな調子で結構な数の写真が掲載されている商品です。古い帯に代表されるような、こういう「ある年代特有の性質」もレコードならでわですね。
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