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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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華麗なるシングル盤28 The Doll「Desire Me/T.V. Addict」








The Doll「Desire Me/T.V. Addict」(1979)

前ブログから通算で28枚目の華麗なるシングル盤の登場、ということですけど、最近またクイーン聴いてるので、せっかくだからクイーンの親戚に当たるようなグループを探してみよう、という…親戚といっても、ブライアン・姪、なんてそんなくぅだらないことを言いたいんじゃなくて、接点としても、音としても親戚に当たるようなグループを、というわけです。そんな曖昧なコンセプトなので、開き直って言えば、クイーンが好きな自分が好きな盤は、自分という媒体を通せばどれも親戚なんであって、じゃあどういう風に親戚なのかというのは、コレ書いている人の手腕にかかっているいるんであります、というのは大袈裟ですけんど。

このThe Dollというグループは、クイーンとは大して関係のなさそうなキーボード主体のバンドですが、実はスパークスのフォロワー的なスタンスでデビューしたバンドなんだそうです。スパークスはハイトーン・ボイスと奇怪なキーボードサウンドが売りの今なお活動を続けるベテラン兄弟で、70年代前半はグラムロックという括りの中、クラシカルな側面もお互い持つということで相似関係に見られる節もあったようで、ブライアン・メイはこのグループへの参加を頼まれたこともある程の深いつながり。そのスパークスに倣った彼らの曲を聴くと、なるほど、なんとなく、それとなく、そこはかとなく、というスパークスぶり。実際はもっとシンプルなんですが、それもNWらしくよろしい、と。NW期を代表するレーベルの一つ、ベガーズ・バンケットから。

しかし下の動画によると、このシングルはUKチャート最高28位。意外と売れてたんすね。


The Doll「Desire Me」


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The Miracleのビデオ




ふとしたことで昨日からQueenをアレコレかけているんですが、今日の朝っぱらから見て涙したのはThe Miracle(1989)のビデオ… 子ども四人がクイーンに扮してるPVなんですが、フレディ役の子がものすごいことになってます。フレディのマネがいい感じで、ファッションの変化も楽しめるという。解散後に出たビデオには、彼の成長後のインタビューもあって、利発な青年でございました。
初めの方で一瞬映るメイさんの振り向き笑顔もかいらしです。 テイラー役の子は普通にスティックも回してドラムも叩けるようで、ロジャーのハイハット開く微妙なタイミングまでカバーしてしまっている彼も素晴らしいんですが、ディーコン役の子だけ何も施してない上に本人よりノリノリなのがまたほのぼの感アップ。最後の最後にモノマネ歌合戦のように本人登場~ と、ふざけた感じで書いてますが、涙なしでは観られない映像なんでありました。






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湯河原温泉よいとこ一度はおいで

と、いうわけで週末は湯河原に行ってました。なんでそんなとこに突如参ったのかというと、叔父にあたる人物の職場の保養地となっていて、お安く泊まれるということで昔にも一度行ったのですが、今回はその叔父家族と共にその保養地へ特攻しに行ったわけです。
ウチから鈍行電車で2時間半くらいで着くんですが、うむ、山のない千葉では見られない周囲の壮観さ






なんでも100年くらい前からある建物だそうで、ご立派です。しかし何がすごいって、温泉の効能が凄いんでして、一度入っただけで肌に潤い、ツヤが宿るという有様。ひどい乾燥に悩まされる自分にとってはよい湯治となった模様です。ちょうど泊まる日はサッカーアジアカップの決勝だったんで、遅くまで起きて見てました。

で、その旅館の前に怪しい廃屋がありまして、道が狭いのもあって全体を写せなかったんですが、






ガチャガチャ回す懐かしテレヴィジョン(しかも凄い古いタイプの)があったり、それ以上に、部屋の中から立派な竹が幾つも伸びているのが、廃屋となってからの年月の長さを物語っているような気がしました。

最後に駅前。



五月みどり 趣味の店  なんのこっちゃ、と駅を少し出て見上げますと



この建物の裏にあるそうです。残念ながら荷物の負荷などにより侵入を断念。色んな看板が楽しいすね。右の建物の看板を見ると、温泉に入れるマンションもあるようで。


と、今回はこんな話だけで申し訳ありません。どこぞにリサイクルショップとかあれば見たかったんですが、道も不慣れ、同行者も他に数人いたので断念。いい温泉でした。

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カッコつけない美メロ Supersister「Present from Nancy」



Supersister「Present from Nancy」(1970)



夜逃げ成功、ということで早速レコネタで、でもCDですが…。オランダのバンドSupersister「Present from Nancy」です。最初のアルバムみたいです。これまた思い切ったジャケで、こんな偏屈なフロントカバーですが一応れっきとした大レーベル、ポリドールから当時出たアルバムなんだそうです。

メンバーはRobert Jan Stips(keyboards, vocals), Sacha van Geest (flute), Marco Vrolijk (drums) and Ron van Eck (bass)という編成。キーボード主体で、カンタベリー系の様々なバンドを思わせるようなジャズロックが聴ける…という感じですが、国も人脈も違うので、同じような感じかというとまた違うわけで、Supersisterのここでのメロディは分かりやすく、はっきりしていて、ドラムがちょっと変わった叩き方をするのもこのバンドの独創性に一役買っているような気も。
ギターレスのバンドなんで、歪む音がキーボードしかないんですが、それでも結構重め、というか低音域で展開する曲が多いので、やはり雰囲気は重い感じが。遊んでるようなふざけたような歌やリフが突然出てきたり、曲へのアイデアは独特なユーモアに溢れていてかなり楽しいです。そういう意味ではブリティッシュ勢のようなところもあるし、当時イギリスでちょっとした人気になったのも通ずるところがあったからかもしれません。このアルバム後にはエルトン・ディーンとツアーもしたんだとか!?

このCDのボーナストラックに、当時のシングル二枚の両面、計4曲も収録されているんですが、そのうちの一つでA面曲の「Fancy Nancy」は完全にエルヴィス・プレスリーを意識した曲で、なんでこんな曲でシングルを出したのか謎ですが、歌声もバックコーラスも結構似せてるところがまた面白い…

クールで無機質な感じのユーモア満載ですが、メロディが追いやすいので、そうした組み合わせ方は面白いし聴くのにも刺激になります。74年までの活動ですが(2000年代に再結成作あり)、アルバムはコンスタントに出てたみたいなので、他のも聴いてみたいですね。




Mexico(Live Ver.)


Metamorphosis


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書籍「エクスペリメンタル・ミュージック 実験音楽ディスクガイド」



「エクスペリメンタル・ミュージック 実験音楽ディスクガイド」
著者:フィリップ・ロベール
訳者:昼間賢・松井宏
初版:2009年
発行:NTT出版
ページ数:341
定価:2400円

読みやすさ
(文章):★★☆☆☆
(構成):★★★★★
読みごたえ:★★★☆☆
初心者にも安心:★★☆☆☆
マニアック:★★★★★
オリジナリティ:★★★★☆


オススメ度:★★★☆☆


著者はフランス人の音楽ライターで、この本はタイトル通り、実験音楽のディスクガイドとなっているんですが、序文での実験音楽についての見解からして言葉が難解で、自分がアホの坂田だからなのかもしれないですが、たしかに言葉に勢いがあって信頼はできるのですが、意味はどうもさっぱり… おそらく、実験音楽を象徴するような具体的な事象が次々と書かれていて(ここからすでに難しいんですが)、自分の体験を経て趣味形成され、難解と思われていた音楽が自分の求めていたものになることもある…くだらないものは、批判ばかりの連中や自分のコレクションしか聴かない年寄りに任せましょう、音楽は聴かなければ始まらない、とのこと。

なぜこの序章からして読むのが難解なのかといえば、自分は当然訳本を読んでるわけですが、学生の頃に読まされたような哲学書みたいな文章で、抽象度が高いということ。そして、文脈が音楽形成のルーツだとか、音楽ジャンルなどによる包括的な解説がまったくなされていないこと。おそらく、この本においてそうしたメイン・ストリームだとかジャンルだとかは優先順位の低いもので、一つ一つの作品について絶対的な説明をすることに心を砕いているようです。

一応ディスク・ガイドなので、興味深い作品が実にたくさん登場するのですが、全部読むのは至難の業。そこで、作者も書いていますが、好きなところを読んでくれて構わない、とのこと。古くは1921年録音のものから2007年録音のものまで。アーサー・ラッセル、ダモ鈴木、灰野敬二、ジム・オルーク、AMMの名前も。ジョン&ヨーコ、ヒュー・ホッパー、PILなんて名前もあります。もちろんNWパンク・ジャズの人の名前なども。

しかし、ある日本人アーティストの説明に追記があり、本人から訂正を求める手紙が来たそうで、まるで事実と違うことばかり書いてある、との書面が載せられていました。あら、他のページの情報の信ぴょう性はどうなっちゃうの、という感じですが、こういうのも載せちゃうところはある意味誠実さを感じないでもないですが…。

読むのには苦労する本ですが、おそらくここにあるような文脈で実験音楽を聴く人にとっては理解できるシロモノなんじゃないかと思います。音大生とかは実験音楽が勉強科目になってる場合があるようですが、この本では音楽的な説明は少ないので、そうした人向けというわけでもなさそうです。かといって、スピリチュアルな感想が書かれているわけでもない。先に書いたように、作者が書くとおり「聴かなければ始まらない」ということで、ジ作品ごとの説明を見てなんとなく気になったのがあればまずは聴いてみる。それからこの本での解説を読んで照らし合わせてみるのが本書の楽しみ方なのかも…。



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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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