20 John Bonham(Led Zepplin)
絶妙なタイム感と、大きいのに抜けるようなバスドラの音。ツェッペリンのドラマティックな側面にかなり影響していると思います。
The song remains the same
19 Steven Daly(Orange Juice)
初期オレンジ・ジュースを至上のヘタウマサウンドに仕立てあげた張本人ではないでしょうか? 調和を無視したうるささが魅力。
L.O.V.E.
18 Michael Giles(King Crimsonなど)
初期クリムゾンでテクニカルな面を一手に引き受けたのがマイケル・ジャイルズ。どうやってたたいているのかはよく分かりません。近年も良い動き見せてました。
21st century schizoid man
17 Twink(Tomorrow, The Pretty Things, Pink Fairiesなど)
60年代から色々バンドを渡り歩いたり、自身もソングライターだったり…。スタイルにどこか通底したものがあるのか分かりませんが、サイケの道を行き続けた意味ではぶれていないのかも。Pink Fairesでのプレーを選ぶべきかもしれませんが、Pretty Things参加作であるS.F.Sorrowの曲から。
I see you
16 Billy Ficca(Television)
いっぱい練習した感のある、緻密なアイデアでいっぱいのスコア。バンドのエキセントリックなイメージへの影響は小さくないと思います。
Prove it
15 Roger Taylor(Queen)
クイーンが好きだから選んだんだろ、と言われるかもしれませんが、贔屓目を抜きにして素晴らしいプレ-ヤー。正確なリズムと非常に重い音。そして他に類を見ない左足でのリズムの取り方・・・これがスネアの不思議な音を生み出すことになるとは。真似させていただいてます。自作の曲であっさりドラムを放棄する姿勢にも心打たれるものがあります。
It's late
14 Jaki Lievezeit(Can)
敢えてたたけないドラムで曲を作ろう、なんてことになるとは…。プレーは熟達していなくとも、発想とアイデアはすでに円熟。つまり、音に敏感な人なんだと思います。セッションを積むに連れてうまくなってしまうのですが。もどかしいところですね。
Tango Whiskeyman
13 Jan Fride(Kraan)
シンプルな音でインテリジェンスを演出するKraan。当然ドラムの音自体もシンプルですが、ひとつひとつの楽器が非常に際立つ。事細かにバタバタやってるのが面白いです。
10 Charlie Watts(The Rolling Stones)
それほどストーンズに傾倒しているわけではないのですが、チャーリー・ワッツのドラムはやはり面白いです。派手なフィルを入れるわけでないのですが、曲によってパターンを細かく変えていたり。どんな狙いがあるんでしょうね。↓の曲って他人じゃなくてチャーリーたたいてますよね(いまさら)?
Little T&A
9 John Densmore(Doors)
クセのなさと音の素直さはある意味プロフェッショナルですが、これが驚くほど徹底されているので隙がないみたい。「ハートに火をつけて」のソロでの我関せずな8ビートは何度聞いても気持ちいいです~。そしてでかい音を出すのも得意。
Light My Fire
8 Bill Bruford(Yes, King Crimsonなど)
突拍子もないところでスネアを入れてくるイメージ。特にYesで。「サイベリア・カートゥール」で決まったようなドラムをたたいていたので(それでも音とクライマックスでのアイデアは最高!)、あぁ、この時にはグループを抜けたいと思ってたんだな、と何となく考えていた中学時代です。
Perpetual Change
7 Bobby Elliott(The Hollies)
ホリーズの底抜けサウンドを長年支え続けた超絶テクニシャン。ポップスでこれだけたたいて嫌味ひとつ感じさせないのは至難だと思います。
Look through any window
6 Paul Whaley(Blue Cheer)
ブルー・チアーに大体在籍していたドラマー。ガンガン前にもいけるし、間の抜けたようなこともできちゃいます。
Just a little bit
5 John Halsey(Pattoなど)
パトゥは全員が名プレーヤーですが、パトゥ&ハルソールに名前が隠れがちなのがリズム隊。ドラムとベースが別々なことをやってるような印象もありますが、それでも音の核がしっかりしてるのがこのグループの凄さ。ジャズィーなプレーが多いですが、パワーで押すときもなかなか。
Money Bag
4 Jamie Muir(The Music Improvisation Company, King Crimsonなど)
ドラムの枠にとらわれず、パーカッションをジャンジャン鳴らす変な人。風貌と動作からして。youtubeを知った頃にBeat Clubでの「太陽と戦慄」の演奏を見た時は、色々と衝撃でした。同じ舞台で演奏している、自分の好きなビル・ブラッフォードを凌駕する存在感は凄まじいです。暴れ方もひとつ間違えればあまりに滑稽な、ギリギリのラインが過激です。
写真左はホリーズのトリビュート・アルバム。カナダ?のEGGBEATというところから出ていて、CDのラベル面はエピックのデザインに似せるという粋なところも。95年頃のもの。
選曲はオリジナル曲にこだわらず、Bus StopやLook Through Any Windowなど提供曲にも渡ります。You Know He DidやSo LonleyといったB面曲もあるのが面白い。
これは7年くらい前にどっかで買ったもので、かなり聞きました。多分100回前後通しで。ある程度脳内再生できるくらいになっていたので無くなっていたのに気付いたのがつい最近という始末です。
で、21曲21組のミュージシャンが参加しているのですが、ほとんどが名前すら知らないという体たらく…。せっかくなので、特に気に入っている3曲のミュージシャンを検索してみました・・・のですが、まともに動画で引っかかるのが少なかったので、この中では最も名のあるであろうJon BrionのSorry Suzanneでも…7分以上ももらってますよ。ちなみに、2000年代に出たクイーンのトリビュート集「Killer Queen」でも参加してPlay The Gameを演奏しています。
Jon Brion-Sorry Suzanne
で、右側の方は、ジョージ・ハリスンの死後に作られた2003年のトリビュート集。これがまた、フーのジョン・エントウィッスル(Here comes the sunでベースを演奏)が最後に録音に参加した作品といういわくつき。
こちらはSet On Youを入れなかったところを見ると、ジョージ作の曲にこだわったのかなと思っているのですがどうなんでしょう。このCDは通しで聞いた記憶はあまりないですが、なんといっても4曲目に入っているDave Daviesの「Give Me Love」ですよ。贔屓目なしに、このアルバム中最高の演奏だと思います。デイヴ自身も、その後ライヴアルバム「Kinked」でこの曲を演奏してますね。動画探したら、そのバージョンしかなかった…アレンジはあまり変わりませんが。
他では、Todd RundgrenがWhile My Guitar Gently Weeps、Bill WymanのバンドがTaxman、Masters of RealityがDevil's Radio、な感じです。