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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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映画での音楽(12) 「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」




すっかりこのカテゴリを放置状態でした~。結構ネタにできそうな映画を見てきてはいるんですが、すぐにやらんと感触の記憶が失われるので、放置はいかんですな。少しずつ消化していきませう…。
 
というわけで「スタンド・バイ・ミー」。こないだ10年ぶりくらいに見ました。もう小さい時に散々テレビで放送してたんで、5回目くらいになるんじゃないでしょうか。
 
今あらためて見ると、前にも書いた「アメリカン・グラフィティ」に設定がいろいろ似ているなぁ、とまず気づきました。時代、国(アメリカ)、田舎町、成長後の彼ら(ある人は死ぬ、という設定も)、そしてオールディーズで統一された音楽。両方とも舞台が田舎といっても、スタンド・バイ・ミーはもう山ん中って感じで、規模の差はありますかね。
 
そう思って見ていると、たしかにこの映画は青春&感動ものではあるのですが、戦後の空気が家庭や町にもたらした微妙な変化が現れてるようにも感じました。1959年の設定で、少年らは中学生の一歩手前。ということは戦後生まれなわけで、戦前の価値観を有した大人とは最も折り合いの悪かった世代と言えるでしょう。世代の隔絶はロック音楽の源流でもあるので、オールディーズで雰囲気を統一した…というのは考えすぎですかね?やはり。
しかしスティーブン・キングの原題は「The Body」ということで、Ben.E.Kingの曲を意識してタイトルを変更した可能性は十分ありそうです。
 
表題曲の話が出たところでそろそろ本題へ。これは自分だけではないと思うのですが、小さい時にタイトル曲「Stand By Me」はこの映画のために作られたものだと思っていました。何十年も前の曲だなんて分からずに「良い曲だなー」と感心しきり。そして、この作品とセットになった感があって、映像を見れば曲を思い起こすし、曲を聞けばやはりこの映像が思い出されるわけです。それくらい馴染んじゃってます。
 
そういえばこの曲は、数ヶ月前買ってまだ消化しきれていないアトランティックのソウル・アルバムのボックスの一枚にも収録されていました。英国のビートグループにも幾つかカバー・バージョンがありますし、当時から遠い彼の国でも人気曲だったようで…。これ安くてめちゃくちゃお得感あります。
 



ジャケが日本の国旗みたいですな。

そして、ついついマネしたくなる指を口に入れて「Pop」、のドゥーワップの名曲「Lollipop」も有名なシーンの一つ。シンプルながら洗練されたメロディで、白人女性4人組Chordettesの曲です。手拍子で始めるワクワク感がドゥーワップならではですね~。
 
一方で激しいビートの曲も。Jerry Lee Lewisの通称「火の玉ロック」。不良グループがやんちゃしてる時に流れてた、気がする…昨日の今日なのにもう覚えてない。間違ってたらすみません。そして不良の頭領が、あのキーファー・サザーランドの若かりし頃ですよ。
 
他にもBuddy Holly「Everyday」Bobby Day「Rockin’ Robin」など10曲近い美メロが目白押しなんですが、あの4人がそんなにこれらの曲に傾倒しているかというと、そうでもないように思います。やっぱりもうちょい年長のたしなみだったようで、年上の不良グループは車の中でラジオを使ってずっと聞いているし、主人公の亡くなった兄の部屋は彼らのようなミュージシャンのポスターがいっぱいに貼られていたり。なんとも細やかな設定です。



Stand By Me Trailer




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映画での音楽(11) 「ドアーズ/まぼろしの世界(When You're Strange)」



かなり久しぶりの映画の音楽。といっても、見ての通りドアーズのドキュメンタリー映画です。
2000年前半頃のもので、合間にジム・モリソンに似た人によるよく分からん演技も入りますが、だいたいはライヴ映像を中心に話を進めてます。ナレーションはジョニー・デップ

ミュージシャンのドキュメンタリーものはどうも制限されてるイメージがあって、本作もそうですが 栄光→挫折→最期の穏やかな日々 という王道な展開です。ドラマチックになるんですかね。

映像の中で使われるのはもちろんドアーズの曲ですが、これがライヴでの演奏をガンガン使ってるんで、自分みたいにスタジオ作くらいで止まってるとなかなか新鮮です。ライヴでは長ったらしい演奏も、映画だからうまくカットしてて聞きやすいのでは。ドアーズはスタジオ作でも結構ライヴ感出てる方だと思うのですが、さすが演奏する度に違うことやってるってグループなんで、うまくハマったときの熱量は相当なもんですね、と改めて。しかしダメな時も結構あるわけで、何千人も来てるのに警察沙汰で即中止に追い込まれたりなんだりと。その辺の紆余曲折はたいして細かく描いていないので、ライヴシーン楽しみつつナレーション聞きましょう、ってノリでいいんじゃないかと思います。詳しくはメンバーによる自伝の本もありますし。僕が以前読んだのはドラムのジョン・デンズモアによるものでした。

僕はどのメンバーの音も好きですが、マッド・サイエンティストみたいな顔したレイ・マンザレクが見た目ではお気に入り。結婚したのか分かりませんが、東洋系の美女と随分お付き合いしてるシーンが…。
それはともかく、それぞれバックボーンとなる音楽経験が違うので、他にない独特な演奏になるんですかね~。リズムがカチッと合うような感じはしないですが、それぞれ外してないのにもかかわらずズレるところに浮遊感が生まれているような、って関係ない話になってしまいました。

クライマックスでは何の曲を使うかな~と思ったら、たしか「水晶の舟」が流れてきて、演技シーンと絡めてたとおもいます。あまり絵は印象に残ってないですが、泣きの情感は沸いてきたような気がします。

サントラCDも出ているようですが、まずは映像と合わせて聞くのがよいですかね。

どちらかと言えば僕が見てみたいのはもうひとつのドキュメンタリー映画「ドアーズ」で、こちらは役者使ったものらしいです。カイル・マクラクラン出てるらしいんで、気になります。近所ではレンタルしてないんで当分先ですな。



When You're Strange Trailer


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映画での音楽(10) 「パープル・レイン(Purple Rain)」



前のエントリがあまりにも映像多くて重いので、さっさと下に追いやるべく頑張ります。

プリンスの有名なアルバムですね。全米1位。サントラということは最初から知っていたけども、実際に映画見たのは数ヶ月前。最初にアルバム聞いてから10年以上の差が…。

意外にしっかりしたストーリーでめちゃくちゃ普遍的な内容。それでいてプリンスはややキザながらちゃんと演技してますし、盟友・モーリス・デイのB級な演技がかなりハマってます。

プリンスはあるクラブでバンドのリーダーとして活動の身。しかし、家族との関係による自分の人間不信な態度のせいで周りの人間が離れ始め、ついには客を満足させられなければクラブを辞めてもらう、と最後通牒をつきつけられる。プリンスとバンドの面々は最後のテストの舞台でどうしたのか、みたいな。

そんなわけでライヴシーンは盛りだくさんなものの、残念ながらスタジオの音が流れる口パク仕様です。モーリス・デイのいるタイムといった他のグループの曲は、このアルバムには入ってないですね。曲はすっかり知っていても、映画は物語性もあるしなかなかキレイだし、なかなか楽しめるシロモノだとおもいます。クライマックスは感動もの。



Best scenes from the movie Purple Rain


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映画での音楽(9) 「I wanna hold your hand(抱きしめたい)」



1978年米で公開された映画「抱きしめたい」は、ビートルズのアメリカ上陸、そしてエド・サリヴァン・ショーに出演した1日を舞台に、ビートルズを一目見たいというニュージャージー州の若者たちが繰り広げるコメディ・・・・・・といったところですが、この映画の監督はなんとロバート・ゼメキス、脚本は後に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でもコンビを組むボブ・ゲイル、さらにプロデュースはスティーヴン・スピルバーグという何とも贅沢な面々。とりわけゼメキスは当時まだ26歳。それにスピルバーグが協力しようなんていうのは、すでに才能を見抜いていたということなんでしょうか。

この映画に使われる曲は、当然アメリカにきた1964年までのビートルズの楽曲オンリー。オープニングはタイトル通り・・・・・・



実際の映像とタイトル曲を合わせて始まります。実際は、これより前にちょっとした小話があるのですが。

これが本当によくできた映画で、随所にゼメキスらしいユーモアが散りばめられていて(もろに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぽいです)、コメディとしても面白いんですが、ビートルズを好きな人にはグッとくるような映像も。





キャピトルのドーナツ盤にMeet The Beatles! ガンガン売れてます。

なかにはひねくれ者の女の子もいまして



そんなのも入り混じりながら、ファンの子たちがビートルズの泊まるホテルに侵入して会いに行く、という企てを起こします。

みんなつかまってしまうんですが、運良くビートルズの滞在する部屋に辿りつけた子が



しかしメンバーご帰宅




メンバーの顔は最後まで出てきません。うまくやってます。


それぞれがビートルズに会いたいと没頭するあまり、身近な友達との信頼や愛情を忘れかけてしまうのですが、うまくいかずに喧嘩したり悩みを共有していくうちに、仲が徐々に取り戻されていきます。そして、今度は生でエド・サリヴァン・ショーを見るべく奔走。ラジオのチケット当選クイズ、テレビ局警備員への賄賂、スリ、そして売春・・・・・・そして強烈なアンチの登場。




話はそんなところにしておきまして。

再現度もなかなかの凝りようで、エド・サリヴァンのソックリさんだったり、ビートルズのショーも、顔を見せずにビートルズが演奏してるってことをうまく思い込ませてます。こちらの映画はDVD化されてないみたいです。




I Wanna hold your hand Final Show






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映画での音楽(8) 「フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)」




「フラッシュ・ゴードン」といえばクイーンのアルバム・カタログのひとつとして、そして同名映画の音楽について全権を得たサウンドトラックとして有名・・・なのですが、意外と映画そのものを見た人は少ないはず。かくいう自分も最近になってようやく見ました。

フラッシュ・ゴードンはアメリカのユニヴァーサルから1980年に登場した映画。原作はアメリカで超絶人気を誇る国民的なコミックで、この作品を映画化してみたい、という監督は多かったようです。あのジョージ・ルーカスも映画化を目指した一人だったようですが、ついに実現していません。

そのジョージ・ルーカスが創り上げたスターウォーズの発表が1977年。フラッシュ・ゴードンは「スターウォーズを凌駕するSF映画に」という目標のもとで製作されました。当時最高額の数十億円ともいわれる制作費、アート系からも集めた優秀なスタッフ、そして原作は有名コミック・・・日本でも宣伝だけのためにロジャーとブライアンが来日するなど、大名作になるのも時間の問題かと思いきや。
蓋を開けてみれば、ドイヒーなデザイン・センスにハリボテなセット・・・ 1980年にしてこれではいかんでしょ、と言いたくなるような…。それでも、大作志向が転じて大味なB級作に堕した雰囲気は独特ですし、ややサイケがかった記憶を巻き戻す映像や薄黄色い空と雲、多用しまくる光線など、実は何気に面白いです。フットボール・ファイトも最高ですし。コミックをもとにして躍動感を作ることには明らかに失敗してますが、それでも個人的にはスターウォーズより好きと言えるような作品かもしれません。恐ろしいほど偏った見解なので真に受けぬよう…。

そんな謎映画であるフラッシュ・ゴードンで流れまくるのがクイーン・サウンド。突然とあの攻撃なコーラスや重苦しいバンド・アンサンブルが登場すると、否が応にも盛り上がるというもの。とある結婚式のシーンがあるのですが、そこでは思い切りブライアン・メイのあのギターの音で入場曲が演奏されるという、トンデモな展開。こうして映画の中でクイーンの音を聞くと、下手なオーケストラよりもずっと厚い音ですし、存在感が半端じゃありません。その貢献ぶりを象徴するように、エンドクレジットでまず登場するのがクイーンの名前。クイーンを聞くための映画という側面もあるといっても過言ではないでしょう。

サウンドトラックで最も有名な曲は表題曲(フラッシュのテーマ)でしょう。グレイテスト・ヒッツで聞けるのはシングルver.で、映画内の台詞や効果音を足したもの。これらを映画の中で聞けた喜びは格別です。僕のどうでもよい特技のひとつとして、この台詞や効果音をソラで言える、というのがあります。徒歩歩。
アルバムver.つまり映画のオープニングでは、こうした台詞や効果音は一切入っていません。
このシングルは世界的にもなかなか売れたようで、オーストリアではなんと首位を獲得したこともあるとか。
しかしこのサントラ盤を改めて眺めると、メンバー4人がそれぞれ単独で作曲したのを集めているんですね。ひとつの映画に4人も作曲者がいるなんてなかなかなさそうですが…。プロデュースはメンバーからブライアン・メイが担当。

ストーリーを書き忘れていたので少しだけ。フットボールの名選手・フラッシュ・ゴードンと女性を乗せた飛行機が何かの煽りを受けて墜落。その場所が陰気ながら頭のキレる博士の研究所だった。博士は宇宙人が地球を破壊しにきた、と力説。流れで3人はロケットで宇宙へ飛び出し、宇宙を支配する皇帝が住む惑星へと降りてしまう。3人は殺されそうになりながらも他の宇宙人と結束を固め、地球破壊を目論む皇帝をぬっ殺しにいく、ということでござんした。

こうなると、A kind of magicの収録曲と関わりの深い「ハイランダー」も見たいのですが、有名作の割には近場のレンタル屋では全滅の模様。DVD化の波がきてから借りられるものが随分減った気がしますね。韓流のスペース取り過ぎですし。尋常じゃないくらいスペース取っててビックリしますよ、TSUTAYAは。たまには愚痴で終幕。



Flash-Queen(Video Clip)







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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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