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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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2016年に聴いたレコード10枚

今年は海外で買ったり、久しぶりにヤフオクを覗いたりしたこともあって、レコードの買い方をいろいろと考えさせられるきっかけになった1年でした。
どんなことかというと、ちょっと興味が出た分野をまとめてインターネットで買ってみたら、実は全然聴かなかった、ずっと前から欲しかったものを取り寄せてみたら、感動がおもいのほか薄かった、みたいなものです。
同じようなことが、最近発売された新装レコスケくんでもネタにされていましたが、レコードはそのものを買い求めることに始まりや終わりがあるわけではなくて、ものを実店舗で見つけて逡巡するも、お店の方に背中を押されて買うとか、手に入れたものをほかの人と聴いて共有するとか、そうすることで楽しみが何倍にも増すんじゃないかと、1周して出発点に戻ってきた感じがします。
そして、これは物理的な要素なんですが、手狭になってきたので現在進行系で多数売り飛ばしています。ただ、手放したものがあとから愛おしくなることもあるので、レコード裁判は計画的に。

1.David Bowie「David Bowie」リイシュー(1967年・英)

新年早々にボウイの1stのリイシューレコードを注文。新年早々から妙にはまり、何度も聴いていました。その矢先(しげる)……。
ちょっと中古レコード界隈の話をしますと、数年前からボウイのレコードが高騰しはじめて、あんなに安く買えたロジャーのUK盤がいまや3000円超…みたいなレベルになっているのですが、今年は訃報もあって拍車がかかってるな、と感じています。
中古業界のみならず、新品リイシューの方もドドスコ出てます。把握してないからよくわからないですが、リアリティツアーとか、昔の録音を収めたボックスとか、アナログで出まくってます。果てはレガシーと銘打ったベスト盤!
そんなわけで、Space Oddityからスタートするボウイの楽曲が、新手ビジネスの渦に引き込まれていくようでピュアな気持ちで臨めなかったのですが、その点このアルバムは安心して聴けますね。後年とは無縁に思える軽快サウンドですが、CDのボーナス・トラック聴くと、全キャリアに連綿と続いていく彼の気質がみえてくるようです。

2.Sergio Mendes「Quiet night」米盤(1968年・ブラジル)

今年は積極的に海外サイトからレコードを購入していましたが(そして早くも飽きつつある)、これは外に目を向けてなかったらなかなか買えなさそうな一枚です。
セルジオ・メンデスのカタログにおいて未CD化(ブラジルでは1度出たとか何とか?)として希少性のあるこの米盤が、さらにプロモ盤モノラルときてます!レーベルが白いだけで浮足立っちゃう昨今のコレクター。モノラルであることにどれくらい価値があるのかはわかりませんが、内容としては同時期のメロディアス志向とは一線を画し、ジャズのような即興を展開。演奏者の唸り声もバッチリ入るような録音で、こんな作品もあるんですね、と感心し、この機を逃さなくてよかったと安堵した一枚。なんといっても、セラーが数枚しか売ったことない人だったんでかなりのチャレンジでした。


3.The Kinks「Drivin'/Mindless child of motherfood」ドイツ盤EP(1969年・英)

キンクスのモノラル/ステレオの過渡期は恐らく「アーサー……」なんですが、このアルバムからのシングルを中心に買ってみると、ヴィクトリア(UK盤)だけがステレオでした。これはヴィクトリアのシングル全てがステレオなのか、それともモノラルも出ていたけど、自分が手に入れたものがステレオだっただけなのか。
で、アルバム「アーサー……」はモノラルの数が少ないのか大変貴重な盤として扱われているのですが、このシングル「Drivin'」で初めて収録曲をモノラルで聴き、音の太さにどどんと感動しました。
「アーサー……」の頃になるとキンクスの音はだいぶこなれてきて、ステレオミックスが様になっていてかっこいいんですが、これがモノラルになると60年代中期のキンクスサウンドが蘇ったかのような、You really got meの太く猪突猛進サウンドで再び鳴らしてくれます。
シングル「Drivin'」は全然売れず、UK盤は高値がついているんですが、アルバムの中で一番いい曲だなと思ってます。「シャングリラ」はじめ、どの収録曲も構成が凝っていていい曲ばかりなんですが、張り切りすぎにも映って聴きながらいろいろとその背景を考えちゃうんですね。ところが、「Drivin'」だけが「Village Green…」のような小曲の品の良さを色濃く残していて、しかもサイケ。
デイヴ作のB面も変わり種な佳作!


4.Pink Floyd「サイケデリックの新鋭(The piper at the gates of down)」日本盤(1967年・英)
 
なぜわざわざ大昔の邦題であるこのタイトルで記したかというと、実は古い国内盤を買ったんです。しかし、ぼくはこのタイトルは初回盤だけかと思っていたんですが、後発でも続いていたんですね。このレコードは、「狂気」が出る前までがカタログ化された東芝音工盤です。エミリーも入ってますよ。
これが何気に音がよくて、買ってから随分聴きました。マイベストレコ候補の一枚が、自分の中で再びブームとなりました。

5.etron fou leloublan「Batelages」フランス盤(1976年・仏)

これを最初に知ったのは中学か高校くらいのときで、なぜそのような早い段階からこのアルバムを知っていたかというと、プログレを独自視点からまとめますよ風なナルシスティックな安いガイド本に掲載されていたからで、特に本作はジャケットのインパクトが強く何度も解説を読み返していたんですが、そこにはCDは廃盤だよとも書いてあり、それじゃこれは一生聴くことはないのかも……でも聴いてみたいなんて思っていました。なにせこの頃はフランスの音楽がどんなのかなんて想像もついていなかったですから。いまもよくわかりませんけど。
しかし、時がすぎゆくままにチンタラしていたら、ぼくではなくて世の中が成熟し、インターネットが開通するなどしたおかげでこうして本作を手元に置くことができたのですが、果たして2回聴いたかどうかすら忘れてしまった。
子どもが欲しいと言っていたおもちゃを買い与えたのに思いのほか興味を示さず、あんなに欲しいと言っていたから買ったのに……とワナワナ震える親の気持ち。そうしたものを汲み取れず、またチンタラと過ごしていくのです。

6.Yes「Yes」イギリス盤(1969年・英)

よく分からないニュージーランド盤でしか持ってませんでしたが、きらびやかなりUKオリジナル盤!マト1/1。海外から買ったら大した金額じゃなかった。亡くなったクリス・スクワイアのベースをゴリゴリ聴けます。ほぼスティーブ・ハウだけ状態の来日講演も行きました。
ザ・バンドとノイ!に並び最もグッとくるバンド名だと思っていますが、最初のアルバムでこれほどバンド名をプッシュしているのだから(ジャケットのタイトル面積参照)、きっと関係者の皆さまがそう思っていたはず。でも、メンバーの何人かは気に入っていなかった、みたいな記述も見かけたような。

7.Cafe Society「Cafe Society」イギリス盤(1975年・英)

今年一番聴きました。
トム・ロビンソンがトム・ロビンソン・バンド以前に活動していたグループとしてほんの少し知られているんですが、ぼくの場合は本作がレイ・デイヴィスのレーベル「コンク・レーベル」から発売されたところから辿ってきました。コンク・レーベルから出たカタログは少数ですが、クレアハミルの作品も極上!
レイ・デイヴィスは、その後安易にパンクの道へ進んだトム・ロビンソンを嫌悪して「Prince of the punks」という曲を書いていますが、トム・ロビンソン・バンドから逆に辿って聴いてみると、そうも言いたくなるほど全く異なる音楽性ですね。
当時のレイ・デイヴィスの趣味を反映してか、「マスウェル・ヒルビリーズ」のようなカントリー/フォークが下敷きになっていますが、より明るく、より切ない雰囲気を出しています。レイ・デイヴィスはそれから30年後、Working man's Cafeというソロ・アルバムを出しますが、どうもこのカフェってところが彼らのようなミュージシャンにとってミソみたい。
トム・ロビンソンの流れで語られるグループではありますが、かといってトム・ロビンソンを中心に据えていたというわけではなさそうで、メンバーそれぞれがリードボーカルをとり、作曲もバラバラという良好なパワーバランスにみえます。ミック・エイヴォリーやジョン・ダルトンら、キンクスのメンバーも演奏で参加しています。

8.Gentle Giant「Three Friends」イギリス盤(1972年・英)

欲しい気持ちはそこそこあるのに、妙に高くて手を出せないバンドの代表格ですね。ほんまかいな。その証左として自分の経験を申し上げますと、ジェントル・ジャイアントで持っているのはこれまで米盤のオクトパス(陰鬱なジャケ違い)のみで、それ以外は購入するチャンスに出会えず、他作品をyoutubeでほほーと聴いていただけでした。CDでも少し買ってましたが。
で、ようやく最近になってyoutubeだけでしか知らなかった「Three Friends」UK盤(スペースシップラベル)を手に入れました。トータルアルバムとは聞いていましたが、ジャケを開くと、コンセプト・アルバムとして制作するに至った経緯が書いてありますよ。A面途中で音飛びあったんですが、変拍子なので最近まで気づかなかった。

9.Sonny Rollins「Way out west」日本盤(1957年・米)

今までのジャズレコードの買い方というと、例えば、ビル・エヴァンスとマイルス・ディヴィスだけの仕切りを見て買っていく……というような感じだったので、メロスは名盤を知らぬ。という風に超有名ミュージシャンや名盤がマイカタログから抜け落ちていました。
今年の後半からちょっとずつジャズ熱が高まり、こうして今までまともに聴いていなかったソニー・ロリンズなんかもいいな、と思って聴いています。
ジャズというと、60年代のアート的な作品がメジャーな感じがしますが、本作のようなソフトなノリも捨てがたく、やはり軽重だけで好みは定められないと改めて思いました。

10.Lou Reed「Metal Machine Music」ドイツ盤(1975年・米)
 
ジャケットの裏って、たいていは曲名、ミュージシャンの名前、あとは小さくどこのスタジオで録音して…みたいなことが書いてあるんですが、本作の裏を見てみますと、何よりも大きく掲載されているのは使った機材、ずーっと下に見ていって、ようやく出てきた人名は「ミックスしてくれたボブ・ラディックに感謝」の一文。
なんやかやと言われる(もうあんまり言われない?)作品ですが、その轟音たるやスピーカーの全域からフルに発射されたような幅広いレンジでして、ただ単にノイズを出しているのとは全く異なることが1秒以内で体感できます。その点において、ノイズにカテゴライズされる数多のレコードとはまったくの別物。どちらがよりプロフェッショナルか、という話ではなく、音の出方へのこだわり方が、まさにルー・リードなんだろうと思います。メタリカとの共作でもそう感じました。

そのほか、今年手に入れたレコードより。Badfingerはイタリア盤。アメリカ盤とは別物のいい音です。変形ジャケ(見ようによっては型紙を2回折っただけ)のアルバート・マルクール、ザリガニジャケットが最高にゆるいプロフェッサー・ロングヘア、これまで聴いてきたレコードの中でも最上の音だったジョン・コルトレーンのバラードUS盤、R.I.P.なアルバムなど。


  

  

  
 

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謹賀新年

  • SAMARQAND
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  • 2017-01-01 17:42
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