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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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レコード店探訪記(雑感もいいところ)

半年経っても忘れられぬブログへの思い。放置してても気にはしてるのよ。ちょいと連休に入ったので、この1年くらいで新規で行ったお店の思い出をひねり出したいと思います。

レコード屋さんの実店舗が確実に減少しているのは、欧州もアメリカも同じ世界同時進行的な現象。多くが通販専門に切り替えておりますが、それでも軒を構える店ってのは当然レアになります。レアは大好きですから、やっぱ行っておかなきゃならんよね、ってことでたまーに探索しています。ヤフオクを捨てよ町へ出よう。


FANDANGO!Records(北千住)

駅から少し進むと古めかしい商店街、にあります。
店内通路にゆとりがあるのでプレッシャーなく見られます。古いVHSとかありまして。廉価版中心のオールジャンル。久しぶりに聴きたかったトッド・ラングレン「ミンクホロウの世捨て人」米盤買いました。



バースデー(柏)

千葉県民歴は合計20年以上ですが、実は柏行ったことないんす。相当の老舗だと聞いていたので覚悟していきましたが、店長めちゃくちゃいい人ですね。一見さんに1時間付き合ってくれました。ディランのオリジナルmonoもあり。Canのアルバム買ったんですが、「これってプログレ?」と逆質問されました(プログレの定義を巡る深い質問ではない)。



ディスクユニオン柏店(柏)

最近、ユニオンで外国人の方が大量にレコードをこうていくのを見かけますね。こんな地方店にもいましたよ。バイヤーさんかしら。ってことで、地方店のよさは安さでして、クラウト・ロックの雄、アシュラとピンク・フロイド「夢に消えるジュリア」日本盤シングルを安価で手に入れたのはラッキー。ド派手看板ですけど、ドア開けた目の前が飲食店なんでちょっと躊躇します。



レコードハウスPAM(町田)

町田も初めて来ました。仕事の途中なんですけど。ブティックハウスの小さなビルの2階にあって、本当ここでいいのか?とウロウロしてましたけどちゃんとありました。しかし、残念ながら定休日。店名イカしすぎでしょ。



ディスクユニオン町田店(町田)

ユニオンの買取品は町田の中古センターに集まる、なんて話を聞いたことがあったんですが、いまは各地に中古センターがあるためか、品揃えはイマイチでした。
でも「サイケデリックの新鋭」タイトルの日本盤発見。オリジナルではない&帯なし&黒盤ですが、音がなかなかいい!おすすめです。




おと虫(新桜台)

ドラえもんの舞台・練馬区は遠すぎて自分には無縁な土地だと思ってましたけど、実は有楽町線で一本で行けるんですね。ムサビや日芸のある江古田周辺。相当な老舗らしく、ひさしの店名は経年のスレにより消失。店内暗いですけどちゃんとやってました。
ガラス扉に古いガロが並ぶなど昭和文化の香りがするお店でして、こんなの買いました。


帯付きまとめ買い!! でもバンド・オン・ザ・ランは盤がアメリカ盤でした。
そんなん事前に検盤すれば分かる話ではないか。それは労苦を怠ったお前が悪い、と言われればそれはそうなんですけど、検盤できますか?って言ったらそのまま会計されちゃったんでしゃーない。



ココナッツディスク江古田点店(江古田)

「おと虫」から10分ちょっと南進。黄色い車体の西武線を眺めて情緒を感じつつ、あらオシャレなお店。
玄関は家の中を表すという法則はレコード店でも発動。入り口同様に店内は広く、商品はDJ向けに細かく仕分けされるなど独特な並べ方をしてます。廉価ものからレア盤まで。


【番外編~新潟のお店~】
昨年、連休を使ってGoした新潟のレコード店です。遠出してもまずはレコード店を巡る哀しい性(さが)。


キングコング新潟店

新潟駅からそこそこ歩くと、東京でいう銀座みたいな古めかしいメインストリート「本町」というところがありまして、その地下街にあのキングコングが。在庫量ハンパじゃないです。お店の人に大学生に間違われました。



She Ye, Ye Records

世界各国アバンギャルドオンリーの小さなお店。隠れ家的な雰囲気で、こんなん東京にもありませんよ。通販中心らしいです。



Bullet

ロック傍流がしっかり抑えられているマニアックな品揃え。タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」の日本オリジナル盤を初めて見ました。ここでも大学生に間違われました。




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ビート・クラブ後半戦



8枚×3巻のビートクラブ・ボックス、ついにすべて鑑賞。1年半くらいかかりました。。。

ビートクラブは1960年代からドイツで放映していた音楽番組。イギリスを中心に、アメリカやドイツのミュージシャンなどのステージ演奏をお届け、て感じのものです。

ボックス後半の時代は1970~72年頃。サイケの饗宴は終わり、プログレ、ハードロック、グラム勢が出演者の大勢を占めていくことになります。この辺りの変遷には大きなうねりがないので、気になったところをかいつまんで書いていくことにします。(前半戦について書いたのはこちら


ウーマン・リブ

タイトルは大袈裟ですが、いわゆるロックバンド形態の中でも、女性をフロントに据えたグループが目立つようになってきす。It's a Beautifulday、Stone The Crows、Earth&Fire、Ike&Tina Turner、Curved Air、Renaissance……
どれも女性ボーカルを軸にしているんですが、なんと4人のメンバー全員女性というバンドがありまして、その名はFanny。中古レコードは頻繁に見かける人たちです。バンド名の意味を調べてみたらオゲレツでした。
曲の方は、ジャニス・ジョプリンを彷彿とさせるヘヴィなブルース系ハードロック。これがまた音がでかい。音はでかいんですけど、音ひとつひとつの粒がはっきりしているんです。この辺が女性的な繊細さなのか、はたまたそういうのは関係なくて、彼女らが高等な音楽教育を受けてきたせいなのか、その辺は分かりませんが、他の男性ハードロックにはない微妙に変わった演奏だという印象を受けました。とか何とか書きつつも、自分としてはあまり好みのバンドではありません。


D・パープル、EL&P、イエス……異質なのはむしろ有名な方たち

プログレッシブなことしながらもガンガン歪ませてドカドカするっていう、プログレとハードロックを強引にかけ合わせたようなバンドがやたら出ているこの頃。そこに歌やコーラスまで乗せるんですから、テクニック前面出しで皆さん激しく演ってるんです。
ただ、そういった路線は飽和状態というか、演歌て全部同じじゃん、とヤングメンに言われた老人が「お前らの聞いてるポップスこそ同じだわ」と言い返したりするそうですが、ハードロックのレコードをちょいちょい聞いてるぼくでも違いが分からなくなってきます。お決まりのリフがあって、ギターと歪んだキーボードのソロ勝負があって、一回静かになったらまた盛り上がる、みたいに似たり寄ったりでして…。
そんな中でもちゃんと差別化を図るしたたかな人たちがいるわけで、その連中の名を挙げると、どれも後年大成功を収めるバンドばかり。今でこそ我々はこうした有名バンドを当たり前のように並行して聞いているのですが、同時代の玉石混交とした中で聞くと、その際立ちぶりに気づくはずです。いいか悪いかは別にして、とにかく目立ちます。

とりわけ派手なステージを見せたのはディープ・パープル。初期曲ではちょっと目立つくらいでしたが、「Highway Star」の演奏は路線変更でもしたのか、というくらい分かりやすさ満点の演奏になってます。原曲ではキーボードのジョン・ロードとギターのリッチー・ブラックモアが速弾きソロをしているんですが、ビートクラブではそんな七面倒なことしてられません、とばかりにめちゃいい加減に弾いてます。いい加減なんだけどもアクションは派手なもので、特にリッチー・ブラックモアはただギターを担ぎあげたり指でなぞって遊んでるようにしか見えない。そうした躍動感と単純なソロが、何演ってたんだか分からんがすごいなーと思わせる絶大な効果をお持ちでありました。

エマーソン・レイク・アンド・パーマーも上記と同じようなパフォーマンスを見せましたし、イエスはまったく分かりやすさはないんですが(「こわれもの」より前の曲ばかり)、曲そのものが謎に満ちているし演奏がやたら速いのでこれまた目立つのでした。


じわじわ芽が出てきた本国ドイツ勢(あの有名人の意外な過去も)

冷え冷えとした感性でコアなファンを生み続けているクラウト・ロックも、この頃から登場します。前衛音楽時代のクラフトワーク、グル・グル、カン、アモン・デュールⅡ……。
そんな中今回注目したのは、パスポートというシャレたジャズ・ロックなドイツのバンドです。クラウス・ドルディンガーという管楽器奏者がメインのインストなのですが、なんとドラムセットには、あのドイツの国民的歌手、ウド・リンデンベルグがいるではありませんか。
そういえば、この人の音楽キャリアのスタートはドラムだった気がする…と思い検索すると、日本のドイツニュースサイトでもちゃんと紹介されてるんですね。
http://www.newsdigest.de/newsde/news/kao/3327-udo-lindenberg.html
ソロでデビューする前は、こういうところにもいたんですか。ビート・クラブでその映像を拝めるとは驚いた。クラフトワークでは、クラウス・ディンガーミヒャエル・ローターの貴重な演奏シーンを見ることもできます。


名演シーンを選びました。


Volume3
Disk-1 The Incredible String Band - Everything's Fine Right Now
グリーンな背景でほのぼの牧歌的な雰囲気ですが、それと同時に厭世観を漂わせるのも彼らならでは。

Disk-2 Patto - San Antone
貴重すぎる生演奏。映像は残念なアレンジがなされていますが…。ひねくれモード全開の名曲を高速で披露しています。

Disk-5 Slade - Coz I Luv You
T・Rexと迷いましたが、ロックの標榜してきたカリスマ性をキレイに排除したSladeの姿勢は、ひとつの転換点って感じがします。ここでの彼らの格好、髪型、オーバーなアクションひとつひとつが新たな幕開けを予感させる…。


Disk-7 Captain Beefheart & his Magic Band - I'm Gonna Booglarize You Baby
ディープ・パープル「Highway Star」直後の出番ですが、まったく分の悪さを感じさせません。堂々とマイペースなセッションを繰り広げ、独特のリズムで己を貫き通す図太さ。私生活でも見習いたいものです。

Disk-8 King Crimson - Larks' Tongues in Aspic
有名な映像なんで昔から何度となく見てきたクリムゾンの生演奏。ビート・クラブ後半のもう一つの特徴として、ダブルドラム(またはドラム+パーカス)のパターンも見受けられるようになるんですが、クリムゾンのビル・ブラッフォード+ジェイミー・ミューアの2名ほどその役割を十全にまっとうしたのはいないでしょう…。
ダリみたいなヒゲをしたジェイミー・ミューアはこの後俗世を離れてしまうので、この演奏シーンは超貴重。微動だにしないフリップ卿を尻目に様々な楽器を叩きたい放題なんですが、ちゃんと目は他のメンバーの動きを追ってます。ブラッフォードは遠慮気味ですが、ミューアがちょろまかしてる間は大事な戦力。急にフリップの速弾きが始まったり、改めて聞くとよく分からないことばっかしてますね。そしてそこがいい。

           The Osmonds - The Osmonds Show
長大なビート・クラブDVDの最後を占めたのが、オズモンズの番組ジャック。この日は60分すべてオズモンズの演奏なんです。
オズモンズは日本でもよく売れてたアイドルグループ、くらいな認識で名前しか知りませんでしたが、ヒップな連中ばかり出ていたビート・クラブからすれば異界からのグループ。
司会の例のねーちゃんが新聞を読み上げ「ビートルマニア旋風再び」みたいなことを言ってグループを紹介。甘いマスクの5人兄弟が青臭い曲を見事なコーラスワークで歌い上げる様はなかなか決まっているんですが、楽器もかなりうまい。特にドラムがすごい(^q^) キツキツの衣装を着用してはやく叩くのはとても難しいんです。
歌って踊って楽器もできる…動きまわってるせいか結構はっちゃけてて、ストラップは何度も外れるわドラムの椅子からジャンプするわ、キーボードは壊しかけるわ。どの曲もビートがしっかり効いていて、楽しいステージでした。末っ子かどうか分かりませんが、年端もいかぬ弟がプレスリーを歌うのはご愛嬌。



The Incredible String Band - Everything's Fine Right Now



Slade - Coz I Luv You







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スピードラーニング

遅すぎますが、明けましておめでとうございます。

初夢も初笑いもろくなものではありませんでしたが、突然Boz Scaggs「Georgia」を聞きたくなったので棚から探してきました。手元にあるかないか自信がなかったんですが…オランダ盤発見。



このアルバムを日本でも超有名にした曲の一つといえば、最後に収録されている「We're all alone」。何かのCMでも使われてた気がします、ずっと前に。

そんなわけで以前から知っていたこの曲のタイトルを「私たちはみんな孤独なんだ」みたいなものだと思っていて「この物悲しい曲調にぴったりなタイトルやんな」とじゃりン子チエの口調でひとりごちたもんですが、どんなコード使ってるのかしらん、と検索してみると、どうもそんな曲ではなかったみたいです。なんかフツーのラブソングみたいなのでさらに検索にかけてみると、本来は「ぼくたち二人だけで」みたいな意味なんじゃないかという説が有力のようです。歌詞を見ながら曲をもっかい聞いてみると、どうも物悲しいというよりは、かすかな希望の光が差してきたよ、みたいな曲調に聞こえてきました(適当)

しかし自分と同じような解釈が他でもされているようで、カバー曲のいくつかは歌詞を変えて孤独ver.で歌われているんだそうです。当のカバーしている外国人ですらそう読むということは、日本ではどうなんでしょうね。でも邦題が「二人だけ」だったからそんな誤解はなかったのかはてさて。

こんなエントリしてるのを見て分かるようにぼくの英語力は相当低いわけです。しかし、歌詞の意味を何となく理解できたとしても、言語そのものをダイレクトに受け止められないおかげで海外の歌詞あり音楽を広く聞けてるんじゃないかと思ってます。もし英語をネイティブのごとく体感できたとしたら、今持っているレコードの大半を聞けなくなってしまうかもしれませんね。
逆に歌詞がよいと感じて気に入るものがあるかもよ?というのも想定してみましたが、日本語のモノに関する限りそういう経験があんまりない。なぜなのでしょう。あくなき自己分析の旅は続く……(To Be Continued…しません)


※北欧(スウェーデン?)だけで出た幻の1stアルバムを聞いてみたいとずっと思っているんですが、前店で見つけたら非常に高かった。。。ジャケがニール・ヤングに見えるヤツです。



We're all alone





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Mumin, look turn around.

月に最低1度の更新を心掛けていたんですが、11月はついに1度も更新せず…(^q^) これではいかん、ということで月初めからおひとつ何か。

最近ブクオフで見つけた懐かし平成ムーミンVHSですけどあるだけ買ってみました。幼稚園~小学校1年生くらいの時に見てましたよコレ。忘れもしない12チャンネル(テレ東)の土曜夜7時。ちびまる子ちゃん、サザエさん、ハウス世界名作劇場のコンボは日曜放送のため憂鬱になるので、ムーミンが一番清々しい気持ちで見られるんです。平成ムーミンは割りと人気があって「ムーミンふりかけ」て商品も出ていましたよ。当時は、ふりかけとアニメのコラボが多かったですよね。


今回手に入れたビデオは惜しくも第1巻無しですが、ごく初期が中心でいいお話が凝縮されている頃のものでした。というのは、始まった頃は原作者のトーベ・ヤンソンらがアニメ製作に関わっていたらしく、原作の世界観に基づいた深みのある物語になっていたのですが、いつからか原作とはあまりつながりのないコミカルな展開になってしまい、はじめは夢中だった自分もすっかり見なくなっていました。


ムーミンが変わったのは中身だけにはあらず。オープニング曲とエンディング曲も軽いタッチの子ども向けソングに変わってしまい「何か違う…」と思ったもんです。では元々の曲がどうだったかというと、これがずっと思い出せなかったんですが、買ったビデオを再生し、全て整いました(使い方が違う)。大人な女性の歌声で、寂寞とした佇まいが原作の世界観にうまくはまっているこちら。改めて聞いてもいい曲。



夢の世界へ たのしいムーミン一家オープニング曲

これを歌っている白鳥さんはナレーションも担当している、というのをクレジット見ていて初めて気づきましたが、何とトワ・エ・モワの女性の方なんですね。さすが歌がお上手…。気に入ったのでギターとピアノ両方で練習しています(^q^) 

ぼくと同世代の人の中には、ハーモニカの音色をムーミンで初めて知った人もいるんじゃないでしょうか。みんなの憧れ・スナフキンがいつも持ってたアレです。アニメのスナフキンは原作以上にムーミンと仲良し。孤独を好む彼は自然や人々の心を冷静に観察してますが、第3話でも含蓄のある一言を。切手集めが趣味だったヘムレンというお爺さんが悩ましくしているのを見たムーミンは「ヘムレンさんより多くの切手を集めた人が見つかったのかな」と思いましたが、どうやらそうではなさそうで、なんで悩んでいるのか分からずにいます。そこでスナフキンが全てお見通しとばかりにヘムレンさんは切手を集める人ではなく、切手を持っている人になったんだ」と一言。コレクターに頭にふとよぎる虚しさ…ふところを突く鋭いお言葉でした。他の話を改めて見ても、泣けるものや考えさせられるものなど、子ども向けだからと侮れないアニメになってます。ムーミン谷の解説本を読んだところこれも面白くて、原作も読んでみたくなりますね~。


余談ですけど、カンガルーみたいな見た目のスニフというキャラの声を中尾隆聖さんが担当していたんですが、同時期にドラゴンボールZのフリーザ、にこにこぷんのポロリも担当していたようです。フリーザ……。








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1969年のビート・クラブ





ビート・クラブのDVDセット、1年くらいかけてちょうど半分見ました。

今は1969年の半ばくらいのシーズンなんですが、この頃は番組、というか音楽シーンそのものが変わりつつある転換期のようで、出演バンドのタイプや番組の演出に変化が出ています。もちろん序盤にもビート・グループ→サイケ・ポップへの路線変更はありましたが、それも数年すると新たな移行となります。

ビート・クラブの白黒時代はほとんどがフリだけの映像、口パクです。ごく初期は生演奏もあった気がしますが、英国ロック全盛期の68年はほとんどがフリな上にサイケぽい映像の加工があったりして…まぁこれはこれでいいんですけど、肝心の本人がほとんど見えないイメージ映像にされてたり、なんてのもあって(^q^)

ところが69年に入るDisk2で大きな変化が。まずビックリしたのが、突如登場するColosseum。60年代中頃から順番に見ていると、このグループが映像に出た時の違和感はなかなかのものです。スピード感に溢れ、ドラムとベースは暴れ、硬質なギターサウンドにサックスも絡む…それまでの横乗りウキウキなビート・バンドとはまったく違ったものです。これ以前にも番組の最新情報コーナーみたいのではフロイドとか出てた気もしますが、演奏者としては彼らがプログレ勢初登場ではないでしょうか。この日の収録ではProcol Harumも出ますが、どちらもフリでした。プログレではないですが、Steppenwolfも立て続けに登場しているのがこの頃で、これもニュー・シネマ到来な時節を感じさせます。

んでさらなるステップとなったのが全体の中盤となるDisk4で、ここで登場したSteam Hammerが生演奏を披露しています。ギャラリーのいない暗いスタジオで、ヘヴィなブルース・インプロを2曲続けて演奏。TV番組におけるブリティッシュ・ハードロックの萠芽ってことですかね。この後出たhumble Pieの演奏はフリでしたが、歌&コーラスは生だったようにも見えました。ちゃんと音源聞き直せばいいんですけど、ちょっと見当たらないもので…。

このDisk4のトリを飾った収録は、The WhoによるTommyを編集したメドレー演奏…つってもこちらは全部フリです。他の映像にコマ切れで使われることが多いのか、見たことあるのが大半でした。番組のほとんどを一バンドに費やすのは稀で、これもグループ/アルバムの人気の高さが関係あるのはもちろんですが、コンセプト・アルバムてことで時間を要してでも一連の流れをつくることにこだわったのかもしれません。バンド側の要請があったかもしれませんが。

そしてこの収録回で3曲生演奏を披露していたのがFat Matress。誰だっけなーと思ってギター弾いてる兄ちゃん見たら、このメガネに髪型はどうやらノエル・レディング。彼の在籍していたグループなんですね。そういえばアルバム・ジャケットは見たことある(でかいカーチャンの絵が描かれてるヤツ)…。悪くはないですが、エクスペリエンスにいた身からしたら物足りなさを感じたかも。すぐ辞めてますし。

Disk5も少し見ましたが、この辺りからバンド形態は生演奏率高く、The Niceではもはや恒例だった踊るオーディエンスはおらず、まさしく「展覧会の絵」を見に来ているようなギャラリーが演奏を見つめる、というような演出でした。Yesクリス・スクワイアの半裸&驚愕速弾きを堪能…。どのバンドもちゃんとアンプが置かれて、だんだん無骨な感じになってきてます。そしてなぜかクリストファー・リーのインタビュー映像。そういえば、あのひょうきんなおっさんがいなくなりDave Dee?が司会に…。

表現の主体がシングルからアルバムへ。演奏も3分から10分以上へと、ちょうどロックが大きな転換に差し掛かるポイント。これまで以上に複雑な曲やインプロヴィゼーションを演るグループも増え、ビート・クラブにもありありとその様が出ていました。まだ到達していない&未開封のボックス3本目は70~72年てことで、今回の延長線上にある形態がお披露目となりそうな予感です。

 

The Nice-Hang on a Dream





Yes-No Oppotunity , No Experience Needed






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自己紹介:
1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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