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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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21えもん好きな僕が選ぶドラマーBest20

またまたご無沙汰しました。
先月、レココレでギタリストベスト100という企画をやってまして、図書館で立ち読みしました。これをネタに書いてる人も多いですね。そんで来月号の予告を見ると、ベーシスト&ドラマーベスト100なんて企画でいくそうで…。
これはせっかくなんで、今月15日の発売よりも早く、自分でドラマーベスト20選んでみよう、というアレです。発刊後に出すよりも前に表明して潔くいこうと、心に決めたのでありました。

しかし、ドラム&ベースを選ぶというのは至難ですよね。技術だけでなく、いかにそのバンドなりに適合、または意外性のある味付けをするか、なんてところにもありそう。個人プレーで選ぶというよりは、楽曲の中で有効なサウンドを出しているか、というところになりそうです。
とはいっても、スタジオ盤からドラマーの音の部分だけでそれを抽出するのは、スタジオの性質とか音をいじる段階でのこととかあって果てしなく難しいですし、じゃあライヴ盤かというと、ライヴ盤なんてないグループもたくさんいるようで・・・。そもそもドラムの良し悪しってなんでしょうね? 「目立たないドラムこそ実は至高」なんてこともあり得るし、数多く正確に叩けるテクニシャンこそ、はたまたリズム感重視、それともバンドのサウンドに適した音を見つけられる人・・・。んなわけで、そのあたりの詮索はなかった、という前提でお願いします(結局なんなんや)。最初にも書きましたが、個人的にはそのバンド/楽曲で無くてはならない音を演出しているのが第一、かもしれません。ドラマーひとりひとりを追っ掛けているわけでもなく、バンドの音がまずあって、そこからドラムの音って感じ。だからソロや派生バンドへの参加作とかにはまったく詳しくありません。欧米のロック偏重。ちなみに自分のプレーについて得意ぽいジャンルは米サイケ、ガレージ風、グラム、60'S Beatのようです。

20 John Bonham(Led Zepplin)
絶妙なタイム感と、大きいのに抜けるようなバスドラの音。ツェッペリンのドラマティックな側面にかなり影響していると思います。



The song remains the same

19 Steven Daly(Orange Juice)
初期オレンジ・ジュースを至上のヘタウマサウンドに仕立てあげた張本人ではないでしょうか? 調和を無視したうるささが魅力。


L.O.V.E.

18 Michael Giles(King Crimsonなど)
初期クリムゾンでテクニカルな面を一手に引き受けたのがマイケル・ジャイルズ。どうやってたたいているのかはよく分かりません。近年も良い動き見せてました。


21st century schizoid man

17 Twink(Tomorrow, The Pretty Things, Pink Fairiesなど)
60年代から色々バンドを渡り歩いたり、自身もソングライターだったり…。スタイルにどこか通底したものがあるのか分かりませんが、サイケの道を行き続けた意味ではぶれていないのかも。Pink Fairesでのプレーを選ぶべきかもしれませんが、Pretty Things参加作であるS.F.Sorrowの曲から。


I see you

16 Billy Ficca(Television)
いっぱい練習した感のある、緻密なアイデアでいっぱいのスコア。バンドのエキセントリックなイメージへの影響は小さくないと思います。


Prove it

15 Roger Taylor(Queen)
クイーンが好きだから選んだんだろ、と言われるかもしれませんが、贔屓目を抜きにして素晴らしいプレ-ヤー。正確なリズムと非常に重い音。そして他に類を見ない左足でのリズムの取り方・・・これがスネアの不思議な音を生み出すことになるとは。真似させていただいてます。自作の曲であっさりドラムを放棄する姿勢にも心打たれるものがあります。



It's late

14 Jaki Lievezeit(Can)
敢えてたたけないドラムで曲を作ろう、なんてことになるとは…。プレーは熟達していなくとも、発想とアイデアはすでに円熟。つまり、音に敏感な人なんだと思います。セッションを積むに連れてうまくなってしまうのですが。もどかしいところですね。


Tango Whiskeyman

13 Jan Fride(Kraan)
シンプルな音でインテリジェンスを演出するKraan。当然ドラムの音自体もシンプルですが、ひとつひとつの楽器が非常に際立つ。事細かにバタバタやってるのが面白いです。


Sarahs ritt durch den Schwarzwald

12 J.D.Haney(The Monochrome Set)
愛すべきモノクローム・セット初期のヘンクツさを決定づけたJ.D.ヘイニーの謎ドラム。まったく従来の使い方にとらわれないのに、ギリギリで誰もが聞ける「バンド」の枠を飛び出さない感覚の鋭さに脱帽です。


Alphaville

11 Viv Prince(The Pretty Things)
相当な問題児だったらしいです。すぐ首になってしまいますが、スタジオ盤の音や当時の映像を見ると、ハイハットなんて使わずガンガンシンバルたたいてます。ジャケでの目付きや、映像の動きもかなりオカシイ。この人がS.F.Sorrowまで残っていたらどうなっていたのか・・・。


Blokker Festival Holland 1965


10 Charlie Watts(The Rolling Stones)

それほどストーンズに傾倒しているわけではないのですが、チャーリー・ワッツのドラムはやはり面白いです。派手なフィルを入れるわけでないのですが、曲によってパターンを細かく変えていたり。どんな狙いがあるんでしょうね。↓の曲って他人じゃなくてチャーリーたたいてますよね(いまさら)?


Little T&A

9 John Densmore(Doors)
クセのなさと音の素直さはある意味プロフェッショナルですが、これが驚くほど徹底されているので隙がないみたい。「ハートに火をつけて」のソロでの我関せずな8ビートは何度聞いても気持ちいいです~。そしてでかい音を出すのも得意。



Light My Fire

8 Bill Bruford(Yes, King Crimsonなど)
突拍子もないところでスネアを入れてくるイメージ。特にYesで。「サイベリア・カートゥール」で決まったようなドラムをたたいていたので(それでも音とクライマックスでのアイデアは最高!)、あぁ、この時にはグループを抜けたいと思ってたんだな、と何となく考えていた中学時代です。


Perpetual Change

7 Bobby Elliott(The Hollies)
ホリーズの底抜けサウンドを長年支え続けた超絶テクニシャン。ポップスでこれだけたたいて嫌味ひとつ感じさせないのは至難だと思います。


Look through any window

6 Paul Whaley(Blue Cheer)
ブルー・チアーに大体在籍していたドラマー。ガンガン前にもいけるし、間の抜けたようなこともできちゃいます。



Just a little bit

5 John Halsey(Pattoなど)
パトゥは全員が名プレーヤーですが、パトゥ&ハルソールに名前が隠れがちなのがリズム隊。ドラムとベースが別々なことをやってるような印象もありますが、それでも音の核がしっかりしてるのがこのグループの凄さ。ジャズィーなプレーが多いですが、パワーで押すときもなかなか。


Money Bag

4 Jamie Muir(The Music Improvisation Company,  King Crimsonなど)
ドラムの枠にとらわれず、パーカッションをジャンジャン鳴らす変な人。風貌と動作からして。youtubeを知った頃にBeat Clubでの「太陽と戦慄」の演奏を見た時は、色々と衝撃でした。同じ舞台で演奏している、自分の好きなビル・ブラッフォードを凌駕する存在感は凄まじいです。暴れ方もひとつ間違えればあまりに滑稽な、ギリギリのラインが過激です。


Lark's Tongues in Aspic

3 Ringo Starr(The Beatles)
ビートルズのドラムって、誰でもいい・・・わけがねいのでぃす。実際、ビートルズの曲ではドラムって結構目立ってますよね。中期以降は特に。変わった手法に出ます。ビート時代なんて横に体揺らしながらたたいていますが、いまだに僕はあれができません。あと、キース・ムーンがスティックをたたいて真上に上げるのもできない。あの不可思議な音については、四人囃子のリーダーの岡井さんが、あれは単にアビーロードの音なんじゃないか、とどこかで話していたような・・・。



I want tell you(mono)

2 Maureen Tucker(The Velvet Undergroundなど)
ベルベット・アンダーグラウンドに非常識を持ち込んだ一人。とはいえ、ルー・リードらの演っていることを見ていたら、自然とドラムセットを解体していたのか・・・。



European sun

1 Klaus Dinger(Kraftwerk, Neu! など)
「万能な」ドラム・セットの欺瞞に気付き、敢えてその機能性の核だけを使い尽くしたクラウス・ディンガー。空前絶後のニヒリストですね。手段はモー・タッカーと違いますが、行き着くところは似ているのかも。



Hallogallo


・・・はい。youtubeの貼り付けが20枚も並ぶとか、サイトのトップ的にはどうなの、という感じですが。

こうしてドラマーと曲をセットで並べて見ると、単純に好きな曲を並べたともいえて、好きでない曲にはいいドラムもないし、逆に好きな曲にはいいドラムがある、ってことなのかもしれません。

ある程度範疇を決めてプレーヤーを選んだのに、まだまだ物足りない感じですね。ドイツやアメリカからはもっと選びたかったし、イタリアも凄腕ばかりです。でも出入りが激しくて名前とかよく知らないからいいや、という感じで(爆) こんなんでも書き切るのに4日くらいかかりました。チャカチャン。


ついでですが、レココレ的なドラマー&ベーシストの1位の予想・・・ジョン・ボーナム&ポール・マッカートニーでは? ダークホースはチャーリー・ワッツとジョン・エントウィッスル。





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Comment

どうもです♪

  • へどろん
  • URL
  • 2012-05-08 00:06
  • edit
いやぁ、フータくん好きなおっさんです♪
しかし、やっぱドラマーのチョイスとコメントはなかなか説得力もあるし、興味深いっすね♪
レココレのは予想どおりになりそうで…うふ♪

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2012-05-09 01:32
  • edit
へどろんさん、コメントありがとうございます♪ フータくんとはこれまたマニアック! いまだに読んだことはないのですが、ストーリーからは銭ゲバな香りが…♪

未熟なエントリを読んでいただき、ありがとうございました。レココレはやはりこんな感じになりそうですかね? 正直、あまり予想がつかないのですが…発売日のお楽しみですね♪
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