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4番、サード、いたち野郎

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ヤング親分、最近の音楽の音質に喝だぁ

といってもポール・ヤングではありません。
アメリカの超大物ミュージシャン、ニール・ヤングが最近の音楽の音質に腹が立っているそうです。ニュースの元は→コチラ

一体どういうことかというと、最近の音楽の音質、といっても音楽自体の質ではなく、それを何らかの媒体で再生したときの音質のことを言っているそうで、ここではMP3が槍玉にあがっています。マスター音源が100%だとしたら、その5%しか届けられていない。低音とビートがすべてを動かしているとされている。良質な温かみや深みが失われてしまった、と…。

以前、CDの音質についても懐疑的だったニール・ヤングですが、今、世界中で広がっているMP3での再生について怒り心頭の様子。

といっても、聴く人に高級オーディオを揃えて、んでもってレコードプレーヤーで聞きなさい、と説法しているわけではなく、ニュースを見るとMP3の圧縮技術への苦言もまぁありそうですが、当のミュージシャンらへの警鐘の意味合いもあるようです。圧縮音源によるわずか5%の幅に寄っ掛かり、低音とビートだけ出してればいいや、では音楽はオシマイよ、と。

ニール・ヤングの名作と言われるアルバム「After the gold rush」「Harvest」や他の作品でもそうですが、スタジオ空間での音の鳴りが凝縮されたような雰囲気が醸しだされていて、そういった場の温もりはもちろん、楽器の残響やアンプのわずかな音も彼にとっては音楽のひとつ、といわんばかりにこだわった録音がされているように思います。そういった意図がソフトの音質によって削がれるのはミュージシャンとしてはいい気はしないでしょう。

こういう話は大変こじれやすいので(僕自身も音質どうこうを説明できるほど詳しくないので)、勝手にニール・ヤングの心痛ぶりを代弁すると、恐らくこんな感じ? 音楽を購買する人に聴き方を強制するつもりなんてない。ただ、ミュージシャンは今の状況にあぐらをかくことなく良い音楽を作ることに励みなさい。エンジニアは音楽をないがしろにすることなく、しっかりマスターの音を再現できるものを開発してくれ、ってとこでしょうか。違ってたらsorry, Young(sorry, Suzanneのノリで).

それにしてもさすが詩人というか、こんなインタビューでも印象に残る面白い表現を使いますね。


「俺たちは21世紀に生きているというのに、音質は史上最悪だ」



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Comment

21世紀少念

  • SAMARQAND
  • URL
  • 2012-01-27 00:26
  • edit
確かに21世紀に感銘を受ける
作品に出会っていないですよね。
音質の問題もあるんでしょか。
Lo-Fiが流行りだした時点で、音質劣化も音楽になっていて、それに耳がなれてしまったとも思います。

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2012-01-29 00:41
  • edit
SAMARQANDさん、コメントありがとうございます♪

どうなんでしょうね…。なかなか迂闊なことは言えませんが(爆) SAMARQANDさんも書いてらっしゃるとおり、Lo-Fiの流行はヤングにはおもしろくないことだと思います。もっと空間を広く使えるミュージシャンだと思うので。古いロックCDでも、一時期のリマスター盤流行の際にLo-Fiなミックスにされてるのが多かったですね。その延長として、現在の音質の問題があるのかもしれません。

無題

  • もりたん
  • URL
  • 2012-01-30 15:15
  • edit
ヤング先生、素敵すぎます!
私もずっと前からそういう風に思ってたんですよー!
なんせ籠もり音フリークですから(笑)
私が敬愛する浅川マキ姐さんもCDというメディアに疑問があったそうです。

最近の曲は(欧米のロックでさえ)どれも同じって思っちゃうのですが、
それってやっぱりデジタルな音だからなんでしょうかね…
欧米のローカルバンドも頑張ってほしいですね!
籠もり音ブームとか来たら最高なんだけど!(それは無い。笑)

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2012-02-01 00:37
  • edit
もりたんさん、コメントありがとうございます♪

浅川マキさんもあのジャケの雰囲気も含め、レコードならではの音の味わいがあると思います。

たしかに、音が似てるというか、音楽性は色々違うんでしょうけど、時代の音、というのとは違う似てる感じがしますね。うまく表現できませんが…。
ある時からスタジオにミニコンポを持ち込んで、それで再生したときによく聞こえるかどうか、というのもチェックするような時代になったようで、今ではMP3Walkmanやパソコンで再生したときの音をチェックして音の鳴りを確認してるのかもしれません。
自分も少し前にとある最近の日本のバンドのCDでミニコンポと少しランクの上がったプレーヤーで再生して比較したら、ミニコンポではそれっぽく聞こえるんですが、もうひとつの方ではスカスカな音だったことがありました。評判の良いバンドだったんで結構ビックリしました(笑)
恐らく、ヤングさんのお怒りはそういう音作りに終始してしまう制作側にも向けられてるのかなと思います。

無題

  • しょう
  • URL
  • 2012-02-06 16:04
  • edit
お久しぶりでやんす(*^^)v。

さすがニールヤング、老いてなお...言葉が浮かばんかった(苦笑)。確かにそうだわな〜、音楽聞くのはiPodかiPhoneが圧倒的に多い今日この頃です。。。

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2012-02-06 22:55
  • edit
しょうさん、ご無沙汰しております♪ コメントありがとうございます。

ニール・ヤング、老いてなお・・・舌鋒鋭い、って感じでしょうか(笑) データ音源は収納や手軽さの面では素晴らしいのですが、ミュージシャンの意図に沿った音質の向上…こちらの方が作り手側にとっては根本の問題なのかもしれないですね。いやはや…。
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