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映画での音楽(6) 「バタリアン(Return of the Living Dead)」



ホラー・コメディ映画として有名な「バタリアン(1985・米)」。当時日本でも結構ヒットしたみたいです。4コマ漫画「オバタリアン」もおそらくここからきているのではないでしょうか。

本作はゾンビ映画ですがコメディ要素の強いもので、原題もゾンビ映画の古典的名作「Night of the Living Dead」をもじっているように、それまで量産されてきたゾンビ映画たちへのパロディという面が強いです。物語も、「Night of The Living Dead」が本当にあった話だとされ、それから十数年後の現在、という設定。ゾンビといえばゆっくり近づいてくるイメージがありますが、この作品でのゾンビはめっちゃ足速いなど、そんな固定観念を覆すズレが非常に面白いです。

映画の音楽には、幾つかのパンク・バンドの曲が使われています。どれもホラー映画への愛着を感じさせるバンドばかりで、結果的にこの映画のサウンドトラック、そして作品そのものも含め、ゾンビ/ホラー映画へのオマージュといった趣きとなるでしょうか。

テーマソングとしても有名な45 Graves「Partytime」。これは映画を見たことなかった自分でも知っている曲でした。それまで45 Gravesというとマイナーなグループのイメージでしたが、こんなところで名前を上げていたとは。



45 Graves「Partytime」

もうひとつ外せないのが、The Cramps「Surfin' Dead」。ルー・リード風で絶妙な緩さのあるナンバーで、特に気に入っている曲です。バンドもホラー映画やレコードのマニアで有名ですね。



The Cramps「Surfin' Dead」

他にもRoky Erickson「Burn the Flame」, The Dumned「Dead Beat Dance」, T.S.O.L.「Nothin' for you」, SSQ「Trash's Theme」, Tall Boys「Take a Walk」, Jet Black Berries「Love under will」など。SSQ「Trash's Theme」は、もう一つ映画に使われている曲とのカップリングが当時日本だけのシングルとして出たようで、日本での映画のヒットぶりを伺わせます。


70年代後半から登場してきたアンダー・グラウンドなパンク・ロックには、ホラーの要素が通底してきた面があるのかも。その時代に限らず、ロック・ミュージシャンとホラーの結びつきはなかなか表立って目につかずとも、隠れたエッセンスとして現れることがたまにあります。メタル系はモロなのもたくさんいそうですが。気付いたことがあればメモでもしていきたいですが、果たしてどれくらい見つかるものか…。



Return of the Living Dead Trailer
※多少ですが刺激的な描写を含むので閲覧注意






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