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4番、サード、いたち野郎

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映画での音楽(8) 「フラッシュ・ゴードン(Flash Gordon)」




「フラッシュ・ゴードン」といえばクイーンのアルバム・カタログのひとつとして、そして同名映画の音楽について全権を得たサウンドトラックとして有名・・・なのですが、意外と映画そのものを見た人は少ないはず。かくいう自分も最近になってようやく見ました。

フラッシュ・ゴードンはアメリカのユニヴァーサルから1980年に登場した映画。原作はアメリカで超絶人気を誇る国民的なコミックで、この作品を映画化してみたい、という監督は多かったようです。あのジョージ・ルーカスも映画化を目指した一人だったようですが、ついに実現していません。

そのジョージ・ルーカスが創り上げたスターウォーズの発表が1977年。フラッシュ・ゴードンは「スターウォーズを凌駕するSF映画に」という目標のもとで製作されました。当時最高額の数十億円ともいわれる制作費、アート系からも集めた優秀なスタッフ、そして原作は有名コミック・・・日本でも宣伝だけのためにロジャーとブライアンが来日するなど、大名作になるのも時間の問題かと思いきや。
蓋を開けてみれば、ドイヒーなデザイン・センスにハリボテなセット・・・ 1980年にしてこれではいかんでしょ、と言いたくなるような…。それでも、大作志向が転じて大味なB級作に堕した雰囲気は独特ですし、ややサイケがかった記憶を巻き戻す映像や薄黄色い空と雲、多用しまくる光線など、実は何気に面白いです。フットボール・ファイトも最高ですし。コミックをもとにして躍動感を作ることには明らかに失敗してますが、それでも個人的にはスターウォーズより好きと言えるような作品かもしれません。恐ろしいほど偏った見解なので真に受けぬよう…。

そんな謎映画であるフラッシュ・ゴードンで流れまくるのがクイーン・サウンド。突然とあの攻撃なコーラスや重苦しいバンド・アンサンブルが登場すると、否が応にも盛り上がるというもの。とある結婚式のシーンがあるのですが、そこでは思い切りブライアン・メイのあのギターの音で入場曲が演奏されるという、トンデモな展開。こうして映画の中でクイーンの音を聞くと、下手なオーケストラよりもずっと厚い音ですし、存在感が半端じゃありません。その貢献ぶりを象徴するように、エンドクレジットでまず登場するのがクイーンの名前。クイーンを聞くための映画という側面もあるといっても過言ではないでしょう。

サウンドトラックで最も有名な曲は表題曲(フラッシュのテーマ)でしょう。グレイテスト・ヒッツで聞けるのはシングルver.で、映画内の台詞や効果音を足したもの。これらを映画の中で聞けた喜びは格別です。僕のどうでもよい特技のひとつとして、この台詞や効果音をソラで言える、というのがあります。徒歩歩。
アルバムver.つまり映画のオープニングでは、こうした台詞や効果音は一切入っていません。
このシングルは世界的にもなかなか売れたようで、オーストリアではなんと首位を獲得したこともあるとか。
しかしこのサントラ盤を改めて眺めると、メンバー4人がそれぞれ単独で作曲したのを集めているんですね。ひとつの映画に4人も作曲者がいるなんてなかなかなさそうですが…。プロデュースはメンバーからブライアン・メイが担当。

ストーリーを書き忘れていたので少しだけ。フットボールの名選手・フラッシュ・ゴードンと女性を乗せた飛行機が何かの煽りを受けて墜落。その場所が陰気ながら頭のキレる博士の研究所だった。博士は宇宙人が地球を破壊しにきた、と力説。流れで3人はロケットで宇宙へ飛び出し、宇宙を支配する皇帝が住む惑星へと降りてしまう。3人は殺されそうになりながらも他の宇宙人と結束を固め、地球破壊を目論む皇帝をぬっ殺しにいく、ということでござんした。

こうなると、A kind of magicの収録曲と関わりの深い「ハイランダー」も見たいのですが、有名作の割には近場のレンタル屋では全滅の模様。DVD化の波がきてから借りられるものが随分減った気がしますね。韓流のスペース取り過ぎですし。尋常じゃないくらいスペース取っててビックリしますよ、TSUTAYAは。たまには愚痴で終幕。



Flash-Queen(Video Clip)







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