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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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炎のドラマー列伝 Roger Taylor(Queen)




せっかく新作も出て再度ロジャーのドラミングを注目する機会を得られたので、すっかりほったらかしだったこちらのコーナーを蘇生させてみました。まったく需要はないコーナーだと思いますが(爆)
なかなか彼がドラムを叩いている最近のいい写真が見つからず、とりあえずイケメンの写真を拾っておきました…。

ミュージシャンがどうあれ、ドラムの音質なんていうのはその時代ごとに変えられてしまい、音だけではドラマーの区別などほとんどつかない世界にまで来ているんではないだろうか。
しかしこのロジャー・テイラーに関しては一聴で分かる。実はかなり癖の大きいドラマーなのだと思う。

普通にビートを刻んでいるときでも…彼が他のドラマーと最も違う点は、スネアを叩くときに、ハイハットをわずかに遅く閉じること。この微妙な癖によって、クイーンの曲はどれもビートの箇所が「ピシッ、ピシッ」といっているのが分かる。他のバンドで、なかなかこれを実践しているドラマーはいないんじゃないだろうか。この癖は初めから顕著なのだけども、ゆっくりな曲が特に分かりやすい。Play The Game、 Doragon Attack、 Somebody to Loveなんてのが特に分かりやすいかも。
しかし特にこの行為がバンド演奏に対してどのような影響をもたらしているかは不明だが、クイーンのサウンドに更にアクセントをつけているのは確実でしょう。

もう一つの癖は、やはりシンバルを手でとめる行為でしょうか。シンバルを鳴らした瞬間に手でとめるこの技で、強調したい箇所を更に盛り上げる。If You can Beat Them、Flash、Don't Try Suicideなどで多用しているような。ライヴでは愛という名の欲望などで多用しています。

元々ハードロックバンドの趣があったからこうしたビート感を多様しているのかもしれないけど、彼のへヴィな技がフレディのピアノソングともしっかり絡めるのだから、やはりそこが凄い。

また、よく彼は手数が少なくてヘタだ、という意見を聞くけども、ドラマーの上手い下手が手数の数や速さだけで測れないのはもはや周知の事実でしょう。ライヴでのインプロによるスネアの絶妙な連打、Tie Your Mother Downなどドラムがハイライトにある曲での流れるタイミングもかなりうまい。実はジャズドラムにも精通しているのか?と思わせる面も。

自分がドラムを始めようと思ったのはロジャー・テイラー先生がいたからこそ。おかげで彼の癖のほとんどが自分のプレイに反映され、周りにヒンシュクをかっているわけですが…。自分にとってはいつまでも教科書のようであり、永遠の研究対象でもあるのでした。


ロジャー堪能曲[:聞き耳を立てる:]
・Keep Yourself Alive(Queen1収録)
やはりここでのバンド唯一のドラムソロは外せない。単純なようだけど、実は指先の神経で細かくビート間の隙間を埋めているのだ。ロジャーは重い音が好きで、低めの音にセッティングしていたから、繊細な技を音に出すことは非常に難しいはず。

・It's Late(News of The World収録)ブライアンのめくるめくギターが美しい名曲ですが、ここでのロジャーの仕事も素晴らしい。
こうしたゆるい曲でのオープン・ハイハットの絶妙さが曲のサビを盛り上げる。
大サビ(ギターソロ)が終わる際のドラム全体を使ったロールも妙技で、かなり正確に拍を取れる人なんだろうと思う。フレディもロジャーのリズム感は時計以上だ、と言っていたくらいですから…。
ラストでのドラム・ロールはそれほど難しいことはやっていないのですが、かなりヘヴィな音ですね。あの時代にあってもこれほど重く設定して叩いていた人もなかなかいないんじゃないだろうか。



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