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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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「エックス・レイ」 by Ray Davies

JUGEMテーマ:音楽
 

昨日は久しぶりに秋葉原へ出かけてみました。リンク先のゑんつさんの情報で100円レコセールをやっているという情報を得たもので…
早速二人で行ってみますと、とんでもない量のレコの山…「ワケあり品放出」ってわけで、ジャケなしはもちろん、ジャケだけ(爆) なんてのもありましたが、洋・邦、ジャンル問わずとにかく凄い量でした。こないだエントリーした「劇場版 銀河鉄道999」のサントラがいきなりあったので(爆) 拾いました。時間城が崩れるトコの曲がいいな、と思っていたのですが、ようやく本日聴くことができました。

これだけあれば場違いな盤が一枚くらいは…と探していると、早速キター



※画像をクリックすると拡大して見られます。

デイヴ・クラークを中心に作成したらしいミュージカル「Time」の主題曲の12インチ・シングルUK盤。クイーンアイテムの中でも必然性がかなり低いので案外見かけない?とにもかくにもこの曲がデイヴ・クラークらが作曲したものをフレディ・マーキュリーが歌ったという豪華共演。プロデュースもデイヴ・クラークです。一部CDではこの曲を聴けるのですが、CD未収録と思われる「エクステンデッドver」「インストゥメンタルver」も聴けるということで…初体験な「Time」別バージョンでした。


※画像をクリックすると拡大して見られます。

本田美奈子の12インチシングル「クレイジー・ナイツ」ですが、これも隠れたクイーン・アイテムという…なんとブライアン・メイによるプロデュース(!)なんですね。

その他諸々も合わせて7枚購入。アリスがアルバム違いで沢山あったので買おうか迷ったんですが…今更後悔。

その後ゑんつさんのもう一つの目的であった、真空管アンプの専門店へ同行。リスニング・ルームにて、いやー未体験な音、凄いですね、と値段を見たところ、30年先まで手が出なそうだったので忘れることにする(爆)


…そんなわけで未聴なレコが家にたくさんあると日々楽しいわけですが、レコード聴きながらロック本読むのもまた乙なものですよね、というわけで地味にスタートした新コーナー第二弾でーす。



※画像をクリックすると拡大して見られます。

タイトル「エックス・レイ」
著者 レイ・デイヴィス(キンクス)
1996年初版
TOKYO FM出版

読みやすさ
(文章)     ★★☆☆☆
(構成)     ★★★☆☆
読みごたえ  ★★★★★
初心者にも安心★★☆☆☆
マニアック   ★★★★★
オリジナリティ ★★★★★

オススメ度:  ★★★★☆



前回書いた「ザ・キンクス-ひねくれものの肖像」との比較という形でこちらを取り上げてみました…。

キンクスレイ・デイヴィス自身が書き下ろした自伝。しかし架空の物語を舞台にした小説風に作り上げられています。
主人公は「コーポレーション」に入社したばかりの若き男性社員。彼は会社からの命令で、「レイ・デイヴィス」という過去のロック・スターに会いに行き、インタビューを通じて彼に関するデータを集める。しかし、レイの話を聞いていくうち、主人公は親近感を持つようになり、彼の生い立ち、そして自分を派遣させた「コーポレーション」の本当の目的に気づき始める…

小説といっても、ほとんど小説の中の「レイ・デイヴィス」がベラベラ話す思い出話のような感じで、物語の展開そのものはあまり期待しない方がよいと思います。ただ、これは著者であるレイが、自分の中にいる二人の自分との対話によって(つまり主人公もレイ自身の投影)、レイ・デイヴィスという人格を明確にしていこう、という手法を選んだためで、物語の設定そのものは副次的なものなんじゃないかと思います。

前回紹介した「ひねくれものの肖像」が全時代を通したバイオ本だったのに対し「エックス・レイ」は自身の生い立ちからおよそ「ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサイエティ」まで。その後「この世はすべてショウ・ビジネス」までもわずかに書かれていますが、本著の中でベースのピート・クウェイフが脱退した「ヴィレッジ・グリーン」によって「このときにキンクスは終わった」と言っているので、彼にとってのキンクスの物語とは、一旦ここで幕を下ろすのでしょう。

「ひねくれもの…」と同じく、この時期についてはラリー・ペイジとの法廷闘争について多くの言及があります。それ以外にも、楽屋やライヴ後のどんちゃん騒ぎ、他のミュージシャンらとの交流とか、そういった打ち明け話も楽しいわけですが、そうした一連の出来事の多くが、彼の持つ体制やシステムといったものへの懐疑的な視点から紹介されているといった感じがします、というより、当時から彼は懐疑の目で物事を捉えていたんだな、ということへの裏返しにもなりそうなのですが…
自分の書いた曲が他の出版社に所有され、自分がもてないことへの矛盾に怒り狂っていたはずが、いつしか「アーサー」のテレビドラマ版を作る際、自分はテレビ局(グラナダ)に作品を売ってしまった、なんてことも書かれていて、成功を掴むということは、何らかの妥協も必要で大変なんだなぁと…
ただ、そうしたシステムを通じなくても自分の作った曲が認められた、なんて場面もあったようで、「ユー・リアリー・ガット・ミー」を発売する前に、ビートルズも一緒だったステージ上でこの曲を演奏すると、オーディエンスの反応がとにかく物凄かったとか、自分の曲への愛着の強さも強調して書かれていました。他では「ウォータールー・サンセット」「サニー・アフタヌーン」も…。

しかし、客観的に考えて、ちょっと変だな、と思うのは、「ひねくれもの…」で描かれていたレイの悪態(特にアメリカツアーでの)の多くが書いていなかったこと。前者では、マネージャーのラリー・ペイジが、レイのワガママやカンシャクに参ってしまい、自分だけ帰国しマネージャーを辞めた、とありましたが、この本では「なぜかある日ペイジがいなくなっていた」と書くほどの差異(爆) 当時彼は物凄い神経衰弱だったようなので、そのときの感じ方も第三者とはまったく違うとは思うのですが、これだけ読んだ場合にはちょっとバンドに対する誤解を生みそうです。 バンド内部のことはサラリといった感じで、自分を取り巻く人々…キンクスを使って金儲けしたい連中、上流階級の社交場の連中、家族、そして彼を支え続けた多くの女性…アイドルとしてのレイではなく、人間一個人としてのレイから、多くの人々との体験談が描かれている、という感じでしょうか…。

評価を惜しくも満点にできなかったのは、やたら誤字・脱字・変換ミスが多いこと(大爆) それと、ちょっと読み辛い、展開の分かりづらだなんてとこがあるでしょうか。レイの狙った「対話法」での表現、これも個人的にはなかなかクセモノで、難解で理解が難しいところがあります。それはむしろ、色々想像することができて楽しいところでもあるのですが。

もしキンクスについての本を読んでみたい、という方がいらっしゃいましたら、この本だけでなく、「ひねくれものの肖像」と合わせてお読みになることをオススメいたします。


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