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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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1969年のビート・クラブ





ビート・クラブのDVDセット、1年くらいかけてちょうど半分見ました。

今は1969年の半ばくらいのシーズンなんですが、この頃は番組、というか音楽シーンそのものが変わりつつある転換期のようで、出演バンドのタイプや番組の演出に変化が出ています。もちろん序盤にもビート・グループ→サイケ・ポップへの路線変更はありましたが、それも数年すると新たな移行となります。

ビート・クラブの白黒時代はほとんどがフリだけの映像、口パクです。ごく初期は生演奏もあった気がしますが、英国ロック全盛期の68年はほとんどがフリな上にサイケぽい映像の加工があったりして…まぁこれはこれでいいんですけど、肝心の本人がほとんど見えないイメージ映像にされてたり、なんてのもあって(^q^)

ところが69年に入るDisk2で大きな変化が。まずビックリしたのが、突如登場するColosseum。60年代中頃から順番に見ていると、このグループが映像に出た時の違和感はなかなかのものです。スピード感に溢れ、ドラムとベースは暴れ、硬質なギターサウンドにサックスも絡む…それまでの横乗りウキウキなビート・バンドとはまったく違ったものです。これ以前にも番組の最新情報コーナーみたいのではフロイドとか出てた気もしますが、演奏者としては彼らがプログレ勢初登場ではないでしょうか。この日の収録ではProcol Harumも出ますが、どちらもフリでした。プログレではないですが、Steppenwolfも立て続けに登場しているのがこの頃で、これもニュー・シネマ到来な時節を感じさせます。

んでさらなるステップとなったのが全体の中盤となるDisk4で、ここで登場したSteam Hammerが生演奏を披露しています。ギャラリーのいない暗いスタジオで、ヘヴィなブルース・インプロを2曲続けて演奏。TV番組におけるブリティッシュ・ハードロックの萠芽ってことですかね。この後出たhumble Pieの演奏はフリでしたが、歌&コーラスは生だったようにも見えました。ちゃんと音源聞き直せばいいんですけど、ちょっと見当たらないもので…。

このDisk4のトリを飾った収録は、The WhoによるTommyを編集したメドレー演奏…つってもこちらは全部フリです。他の映像にコマ切れで使われることが多いのか、見たことあるのが大半でした。番組のほとんどを一バンドに費やすのは稀で、これもグループ/アルバムの人気の高さが関係あるのはもちろんですが、コンセプト・アルバムてことで時間を要してでも一連の流れをつくることにこだわったのかもしれません。バンド側の要請があったかもしれませんが。

そしてこの収録回で3曲生演奏を披露していたのがFat Matress。誰だっけなーと思ってギター弾いてる兄ちゃん見たら、このメガネに髪型はどうやらノエル・レディング。彼の在籍していたグループなんですね。そういえばアルバム・ジャケットは見たことある(でかいカーチャンの絵が描かれてるヤツ)…。悪くはないですが、エクスペリエンスにいた身からしたら物足りなさを感じたかも。すぐ辞めてますし。

Disk5も少し見ましたが、この辺りからバンド形態は生演奏率高く、The Niceではもはや恒例だった踊るオーディエンスはおらず、まさしく「展覧会の絵」を見に来ているようなギャラリーが演奏を見つめる、というような演出でした。Yesクリス・スクワイアの半裸&驚愕速弾きを堪能…。どのバンドもちゃんとアンプが置かれて、だんだん無骨な感じになってきてます。そしてなぜかクリストファー・リーのインタビュー映像。そういえば、あのひょうきんなおっさんがいなくなりDave Dee?が司会に…。

表現の主体がシングルからアルバムへ。演奏も3分から10分以上へと、ちょうどロックが大きな転換に差し掛かるポイント。これまで以上に複雑な曲やインプロヴィゼーションを演るグループも増え、ビート・クラブにもありありとその様が出ていました。まだ到達していない&未開封のボックス3本目は70~72年てことで、今回の延長線上にある形態がお披露目となりそうな予感です。

 

The Nice-Hang on a Dream





Yes-No Oppotunity , No Experience Needed






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Comment

はじめまして!

  • yuccalina
  • URL
  • 2013-10-07 13:00
  • edit
私も丁度ビートクラブ2をずっと見ていて、ブログでも拙文を載せているので、嬉しくなってしまいました。
私的には口パクは全然気にしてなくて、初めて見る映像、知らなかったアーティストが沢山いて、兎に角見ていて楽しいです。

特にプログレとハードロック系は苦手分野だったんですが、色々と見方も変わってきました。

無題

  • いたち野郎
  • URL
  • 2013-10-09 20:23
  • edit
yuccalinaさん、はじめまして!なんとビートクラブのDVDでつながるとは、ご来訪&コメントありがとうございます!

おっしゃる通り、このシリーズの面白いところは、今でこそ有名ではなくなったようなミュージシャンの映像もゴロゴロと放映しているところで、当時の音楽番組の空気感を楽しめるところだと思います。普段触れる機会のない音楽を体感できるのもいいですね。ただ、ドイツ語がわからないのでトークぽい特集はちょいちょい飛ばしてます…(爆)
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