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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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15年近く探していた本

小学校5年くらいのときに「戦後50年」というでかい本を学校の図書館から借りて、夏休み中読んでいました。期限がきて返しても、誰も借りる気配がないので何度も借りては眺めていました。自分にとって昭和の時代感覚が肌に馴染むのは、この時からあったといっても過言ではありません。

卒業してからこの本を手に入れようと探すこともあったのですが、なかなか見つからず。5年くらい前に御茶ノ水の怪しい建物の2階にある古本屋で偶然見つけたことはあるのですが、5000円くらいと随分お高くついていたので、そのときは買わずじまいでした。

それがまた最近ふと思い出し、ネットでそれらしき用語を入れればいーんじゃないかと思いアマゾンで検索すると、一発で発見。しかも中古で270円(爆) その場で注文して、こないだの台風の日に届きました。悪いタイミングで業者の方には申し訳ない…。



いやーこれですこれです。約15年ぶりの再会。400ページくらいある大きめの本です。毎日新聞出版とのことで、写真がいっぱい。当時は文章はろくに読まず写真ばかり眺めていましたが、すべて記憶にありましたね。それくらい見てたんだと思います。


年ごとにその時のトピックを写真で紹介してます。
ちなみに、これは僕の生まれた年のページ。チェッカーズ、コアラ、ドラゴンボール、ブーマー、植村直己行方不明、疑惑の銃弾、焼酎の一気飲み、戦争ごっこの流行…
同年には、これより前に数ページ割かれているグリコ・森永事件もあったみたいです。当然わたしゃ記憶にありませんが、キツネ目の男と噂された方の街頭演説なら生で観たことがあります(無関係)


他にも、古いマンガの表紙をカラーで紹介するページもあったり


「あの頃、君は若かった」というコーナーでは、著名人らの写真を放出。あら、四角い顔が丸く収める仁鶴師匠。

そんな有名人の中で、昔読んだときにずっと気になっていた人物がいたのを思い出しました↓

旧海老蔵や浅川マキも映ってますが、右下のギリヤーク尼ヶ崎て人物です。70年頃の写真だそうですが、プロレスラー?にしては体細すぎないか。ユリ・ゲラーみたいな外国人超能力者? 当時はチンプンカンプンでしたが、今やネットで一発検索ですよ。ポチッと。

ギリヤーク尼ヶ崎さんは大道芸人。道端でのライヴだけで生計を立て続けるパフォーマーとのこと。80歳近くなった近年も活動されてるとのことで早速動画を観ましたが、相当すさまじい人でした。

戦後50年の区切りというのが微妙なところですが、どうやら阪神大震災やオウムの事件があった1995年は収録されていないようです。阪神大震災については、後から急いで挿入したかのように別ページが入っていました。
そして現在。戦後50年からさらに15年近く経過していますが、この15年だけでも大きなトピックがゴロゴロと…。センセーショナルな出来事は休まることを知らないようです。

この本は結構過激な写真も多数収録されているので、もしご覧になる機会のある方はご注意ください。




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爽快ホラー音楽 Roky Erickson「Halloween」



25日も続けて映画を観ていたおかげですっかり荒廃したブログですが(大袈裟) せっかくなので映画も絡めて久しぶりに書きたいと思います(右のフリースペースに観た映画の感想とか書いたブログパーツもあります)。

自分が生まれた頃に「バタリアン」というゾンビ映画が流行ったそうで、日本でもなかなかの興行成績だったようです。その後「オバタリアン」なんて漫画も出るくらいなので、知名度は結構あったはず、と想像してます。
その映画ではロックバンドがサントラに参加しており、自分の中ではマイナーな位置づけだった45 Graveがテーマ曲の演奏してたり、ダムドの名前もあったりと驚いたのですが、さらにビックリしたのがRoky Eriksonの名前があったこと。13th floor elevatorsのリーダーであった彼のソロ演奏「Burn The Flame」ということなのですが、そういえばここのとこ普段からWalkmanに入れて結構な回数聴いていたRoky Erickson&The Explosivesの1979~80年にかけてのライヴを収録した「Halloween」も、タイトルといいジャケや曲名といいホラーな感じだったな、と想起(エントリトップの写真CDです)



Burn the flame

70年代のロキーはThe Aliensというグループを結成し、「ホラー・ロック」なるものを発明して演奏していたんだそうです。バンド名からして…。ホラー映画やSF映画を下敷きに、歌詞や曲を書いていったのだとか。初期ブラック・サバスのような呪術的なものではなく、これが意外にもあっけらかんとしたハード・ロックぽい音楽。ムズい方のハード・ロックではなくて、ずっと簡素な感じです。パンクといった方がしっくりくるかもしれません。

収録曲の中でも、1943年の同名映画をタイトルに据えた「I Walked with a Zombies」はタイトルと同じ言葉を呑気に繰り返す潔いナンバー。Halloweenに収録されたライヴver.がなかなかカッコ良いのですが、youtubeで見当たらなかったのでスタジオでのものを↓


I walked with a zombies

ちなみに今検索して知りましたが、この曲はR.E.M.やUK Subsにカバーされているそうです。

このライヴ盤にも収録された「Bermuda」という曲(バミューダ島のことらしい)のスタジオ盤が手持ちのVirginレコードのV.A.ものでありました。






↑右上から2番目がRoky & The Aliensの曲解説

XTCMotorsなど当時の新進気鋭のアーティストを取り上げた10インチレコードのようです。こちらのスタジオ盤もよかったので、近いうちにCDで手にしたいっすね。書いてて盛り上がってきました。


「バタリアン」に曲提供したミュージシャンは、ホラー映画に影響を受けたであろう連中ばかりで、良いところからグレイトな音楽を集めてきたな~と思いました。特にホラーなバンドの代表格でもあるThe Cramps「Surfin' Dead」は明らかにルー・リードを意識したナンバーでカッコ良い。また、ホラー映画の有名作である「悪魔のいけにえ」も、監督のトビー・フーパーがレジで並ぶのにムカついて帰った後、ルー・リードの音楽を聴いているときにアイデアを思いついたものだそうで、こうやってつながっていくのがまた面白いところです。


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非英米圏の深い森 The Matadors「The Matadors」



どうもご無沙汰しておりました。

なぜご無沙汰してしまったかというと、実は最近映画を寝る前に観るのがマイブームになってまして、マメな性格なのか、観終わった後にブクログに感想書いて寝る、という夜の生活が続いています。ブログ横にブクログのブログパーツを付けてみたので、あやつはこんなのを観たらしい、とご笑覧ください。ちなみに今まであんまし映画は観ていないので、なんちゃらの手習い、てヤツですか。

そんなわけでブログ更新前に寝てしまう生活が続いていたのですが、その間に面白い収穫もありました。電車でちょいと行ったところにある某レコ店はごく稀に非英米圏(西欧も除く)のレコードをまとめて入れることがあって、前に行ったらちょちょいと入っていました。何かのついでに入ってきたようなものばかりのようで、結構お安めです。上の写真はその一部ですが、半年くらい前にも入ってきたときは、ブラジルの詩人であるトン・ゼーのシングル盤をまとめ買いできました。

中身は分かりようがないので適当に漁ってきたのですが、今回その中でも唯一ピンときて手にしたのがThe MatadorsというグループのLPです。






The Matadors「The Matadors」(1968・チェコ・スロヴァキア)

チェコ・スロヴァキアは旧共産国ですが、こんな英国センスに溢れたレコードがあることに驚き。と、いうわけでビートサウンドなレコードです。全曲英語詞。

この「Supraphon」というレーベルは国営レーベルだそうで、なかなか気高いロゴマーク。内側に刻まれた品番はちゃんと機械打ち。ジャケットはペラッペラの紙で、ちょっと和紙みたいな感触。手持ちのは底が完全に破れ、上部も欠けているボロジャケ。盤もかなりの傷ですが、盤が持った感じ重かったので、うまくかかるんじゃないかと思い、購入。再生はまったく問題ありませんでした。ステレオとモノラル両方出ていたようですが、手持ちはモノラルです。

音は相当悪いんじゃないかという予感もあったのですが、想像を超えた良さです。同時代のイギリスのレコードに比べたら音域にもろさを感じますが(高音でビビったり低音で入りが悪くなったりなので、プレスの問題かもしれません)、ビートグループに必須の荒削りな迫力は申し分ありません。音がガッツリ前にきますし、声も息遣いまでよく聴こえます。

ようやく内容。本作は前身バンドがドイツなどでの遠征活動を経て改名後、本国で出された唯一のアルバムだそうです。演奏も相当なものですが、アレンジのクオリティもかなり高いものです。イギリスのロックやブルースを下地にしたものが多いですが、英国や米国のそれとは一線を画す異端さが感じられます。A面最後に収録されたオリジナル曲「Extraction」は「聴かせる」コンクレート音楽、といった風情で、創造性の高さがここで聴いてとれます。コンクレートといってもほとんどギターノイズのようですが。

こんな曲があるくらいなので、甘いナンバーは皆無で、ガレージ系のサウンドが中心。A-3でスモーキー・ロビンソン「My Girl」、A-5「I'm So Lonesome」はジョン・メイオール、B-5「It's all over now, baby blue」ボブ・ディラン(バーズのサウンドに近い気がします)、B-6「You'll be mine」ハウリン・ウルフと、バックボーンを身近に感じさせるカバーもあります。B-2の「Hate Everything Except Hattered」はオルガンを土台とした、アニマルズ風のスローナンバー。「朝日のあたる家」のような哀愁溢れる曲。スモール・フェイセズが奏でたような感動的なB-4「I must hope」、これまたオリジナルのB-3「I feel so lonely」は、重心低いピアノ&ギター・ブルースをバックに語りが入ったりとかなり面白い作り。

そんなわけで数多のビートグループを排出してきた英米にひけを取らないどころか、オリジナリティで凌駕する面もあるこのレコードですが、グループはこの後、メンバーの相次ぐ脱退と新加入を経て、ドイツで解散となったそうです。



It's all over now, baby blue(Dylan)




I Feel so lonely

メンバーのほとんどが若返ってますが、近年のライヴ映像らしきものも色々youtubeで見つかります。

また機会あらば、上の写真のレコなどから取り上げることがあるかもしれません。


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Carsサウンドとの共通 Suicide「Alan Vega・Martin Rev」










Suicide「Alan Vega・Martin Rev」UK盤(1980・米)

アメリカのデュオ、Suicideのセカンド・アルバム。二人の名前を冠したタイトルです。リズムボックスでしっかりビートを固定させ、歌の比率もアップ。そのせいかどうなのか、有名なファーストアルバムでの深海のようなぬらりとした雰囲気はわずかに後退したように思います。

そんな路線変更はどこから望まれたものなのかは定かでないですが、それに一役買っているであろう人物、それが本作プロデューサーのRic Ocasek。なんとThe Carsで作曲とメインボーカルを担当する、バンドの中でも中枢のメンバーです。

どちらから声が掛かってRicがプロデュースをすることになったのかはわかりませんが、Carsとしては本作の前年に出していたセカンドアルバム「Candy-O」(1979)で、本作の傾向を踏襲する曲をすでに演っていたという恐るべき事実…




The Cars「Shoo Be Doo」


Suicide「Harlem」

上が問題のCars「Candy-O」に収録された曲「Shoo Be Doo」で、下が本作の一つ。Sursideといえば遙か遠くの闇まで届くようなエコーのかかったボーカルと、時折見せる舌打ちや狂気の叫びが特徴的ですが、このShoo Be DooでRicが歌う様はまさにそれ。Carsのアルバムの中では意表を突く小曲となっていますが、果たしてどちらが影響を受けてこの相関関係となったのか。どちらにしろSuicideのセカンドアルバムでの指向性は、Ricが直前に演っていたことの影響が大きいと思われます。この時はすでに人気の高かったCarsでしたが、メジャーシーンとは縁の無かったSuicideのサウンドと密につながっているのは意外に思われます。デビュー時期が近いので、もしかしたら古くからの知り合いとかだったかもしれませんが。それともレーベル間の関係?

…とかなんとか書いてきましたが、こんなことに自分が気づくわけがなく、あるレコードショップの方に聞いた話でした(爆) でも実際聴き比べると、なるほど、と思わされます。




↑レコードとジャケが違いますが、色々曲足して2枚組になったものらしいです。


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磨けば光る逸材

プロ野球選手名鑑の紹介文(特にルーキーや伸び悩んでる選手の)にありがちなタイトルになりましたが、つまりはレコードを磨く、というお話です。

最近、注文していたレイカのバランスウオッシャーなるものが届きました。



レコードを聴く方にはおなじみのクリーニング用品ですが、僕は買うのが今回が初めて。値段が高いので敬遠していたのもあるのですが、不精なものでライターの液体や水道水で拭いたりしていました。
しかし、某ネットショッピングサイトでポイントが貯まり、何に使おうか思案していたところでコレが目にとまり、試すいい機会と思い注文した、というわけです。

まず、どうしても試してみたかった盤はこちら↓



Kinks「Face to Face」のフランス盤なんてシロモノ…。見た目にはキレイだし、手にしたのはいいものの、溝にしつこく汚れやほこりが溜まっているようで、針を落としてものの5分くらいでゴミが針先にこびりつき、再生がままならなくなるという痛い1枚でした。水で洗ってもほこりクリーナーでもダメ。
…で、早速この商品を使ってゴシゴシと拭いたところ、目で認識できるほどの汚れが拭きとった布地に。早速両面とも針を落とすと、まったくゴミがつかないとはいかないまでも、ほぼ無事に再生され、プチノイズも大分軽減されました。

面白くなったので、もっと汚れてるものはなかったかな、と探すと、なかなか汚れた盤を発見↓


↑クリックで拡大できます

汚れが際立つように光強めで写してます。傷も多いですが汚れが相当なもので、終始ブチブチいいながら再生されます。

早速磨く↓

↑クリックで拡大されます

白く見えるのはほとんどが傷。9割方の汚れが落ちたように思います。再生してみると、見た目にはかなりのキズ盤なのにプチノイズが随分少なく感じます。


そんなわけでこの商品、汚れを取ったりノイズを軽減したりという効果は、個人的に体感できました。静電気を帯なくなるので、再び汚れが付きづらくなりそうです。あとは値段との折り合いとか、成分表示のない怪しさとか色々ありますが(原価がものすごい安いとか?)、当分は音飛びする盤や汚れた盤で試して使いながら試してみたいと思います。一応このセットで100枚分くらいは使えるらしい…。

レコードのクリーニングについては、リンクさせていただいている「Having a wild weekend」さんでも過去に紹介されてます→「レコードのクリーニング」。最近更新されてませんが、お元気ですかねぇ…。

なお、このエントリは商品の効果を保証するものではありません。あくまで個人の感想ということでご容赦ください。

本当は盤紹介をする予定だったんですが、手軽なことに誘惑されてこんなんで済ませてしまいました。また近々更新したいと思います~。

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※ちなみに、比較対照させてもらったドーナツ盤はスウェーデンのグループ、レーンとザ・リー・キングス「ストップ・ザ・ミュージック」というヒット曲でした。








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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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