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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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映画での音楽(1) 「Suspiria(サスペリア)」

これまで映画とは無縁とは言わないまでも積極的に見ることはなかったワタクシですが、今年の8月末から突如映画をレンタル中心で毎日のように見始めまして、この2ヶ月半ほどの間に100本の映画を見ました。それを記念(?)しまして、音楽/音が印象に残った映画を取り上げていこうかと思っています。といっても、いわゆる映画音楽についてというよりも、やはりロック的な要素が強いものが中心となるかもしれません。そんなわけで濁して「映画での音楽」としています。




というわけで、第1弾はイタリアのホラー映画「サスペリア」(1977)です。当時日本でも「決して、ひとりでは見ないでください」というコピーで大ヒットしたそうです。
そして本作で音楽を担当したのが、バンドスタイルを取ったイタリアのグループ、ゴブリンです。僕はこの映画の監督、ダリオ・アルジェントを気に入り、続けて同監督の作品を幾つか見ましたが、本作に関してはゴブリンの奏でる音の凄みがとんでもなく、時には原色を使った効果的な映像をも凌駕しているといっても過言ではないと思います。中世を思わせる(魔女に関する映画)、不規則なようで規則的に生み出されるリズムと重い音質。テクニカルなだけでなく、古びないシンセで印象的なフレーズを叩きこむことを忘れません。


Suspiria Theme

サントラも是非と思っていたところ、当時の日本盤を見つけました。







下の写真はインナースリーヴですが、立体的な造形になってたりなかなか凝ってますね。東芝EMIがいかに力を入れていたかが伺えます。

また、同監督のこれより前の作品に当たる「Profondo Rosso」という映画(邦題はサスペリアPart2となってますが、サスペリアのヒットによって過去の作品を配給、2匹目のどじょうを狙ったタイトルとなっています。内容はサスペリアとまったく関係無し)もゴブリンが担当していて、こちらも楽曲カッコいいです。これも盤で欲しいな~。



Deep Red(Profondo Rosso) ※ショッキングシーンあります





 

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華麗なるシングル盤(35) The Police「Six Pack」


なんじゃこの1列に並べた見辛い写真は、という感じですが、致し方ない事態でございます。


 
シングルレコードが1枚1枚、壁掛け用に縦長のビニールに入っているんです。
これはポリスが1980年に出した「Six Pack」という6枚シングルセット。UK盤。これまでに発売されていた「Roxanne」「So Lonely」「Can't stand losing you」「Message in the bottle」「Walking on the moon」そして、このセットだけに収録された「The Beds too big without you(Mono Ver.)/Truth hits everybody(Live in Boston)」が収納されています。どのシングルもこのセットのためにプレスし直されたもののようです。すべてに歌詞カードと写真のついたカード付。
おや、このカード見たことあると思い、手持ちで被る何枚かを見ると、やはり品番がこのセットと同じものでした。このセットからバラしたものが流れたりしているようです。これからは気を付けなくては。


レコードはどれも透明のブルーカラー。レーベル面もセカンドアルバムの頃の写真で、どれも同じものです。
ちなみに、当時日本にも大量に輸出したらしく、1万セットくらい入ったとどこかで見たのですが、真偽のほどやいかに。1万てすごいなぁ…さすがにそんなに売れないでしょう…。デビューシングル盤「Fallout」が入っていないのが惜しい限り。


壁に掛けないときは、畳んでしまえる優れものです。



しかし、このブログでずっと前から使っている手持ちのカメラ、非常に性能が悪いんですよね。高かった割りにはでかいし重いしズームもきかないし、何よりボタン押してからの反応が非常に悪いし、フラッシュたくと必ず光で真中が見えなくなる。そしてブレる。ただいま渦中にあるオ◯ンパス製品に変えてよいことが1度も無かった…。普段カメラほとんど使わないですが、早く買い換えたい…。撮ってる人が相当不器用なのもありますが。



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断絶された異なる音 Metarica & Lou Reed「Lulu」



最近出たメタリカルー・リードによる共作アルバム。2枚組なので2日かけて聴きました(爆)
この2組のタッグが音にどのように反映されるかというのは、自分が想像していたものと近いものでした。というのは、フロントがルー・リードであり、メタリカがバックにいるということです。このことがルー・リード色を強いものと感じさせ、特にメタリカ・ファンの方の中には受け入れがたいものがあるようです(各所レビューより)。僕自身、メタリカの何倍もルー・リードを聴いてきたせいかもしれませんが、やはりルー・リードがメインであると感じました。しかし、問題は互いのバランスではなく、両者の置かれたポジションなのではと思います。

前のリードと後ろのメタリカ。両者は分断されたかのようにそれぞれが自分のスタイルを貫いているように思います。メタリカは元祖・爆音ギタリストの先輩を前にしてやや遠慮しているような気もしますが、それまでのリードのバックバンドにあったような浮遊感や気怠い感じは一切出さず、妥協することなくザクザクした自分の音を出しています。リードもリードで、やはり「かき鳴らす」と呼ぶにピッタシなギター音とメロディ無視の歌。ある意味、洗練されたプロのバンドをバックにしたアイドル的な歌い手という、分業されたスタイルに近いものがありますが、音はそれ以上に均一性を欠いています。

ルー・リードという人はバイオ本などで読んでも冗談と取られないような冗談を言うような人で、なかなかその実像をつかみづらいところがあります。そうしたカリスマ性、詩的な雰囲気も人気のひとつですが、VU時代のメンバーのインタビューなどから察するに、楽曲作りに関しては確信犯めいたところもあります。本人はもちろんそんなネタバラシをしませんが…。おそらく、自身とバックサウンドの断絶というのはリードが狙っていたことであって、これまでの作品にもそうしようという箇所が見られるようにも思えたのですが、このアルバムではその指向性を振り切ってまでも実現にこぎつけたように思われます。そしてそのことをメタリカも理解しているからこそ、それぞれ自分のサウンドに没頭しているのではないでしょうか…。

数年前に出たQueen+Paul Rogersのアルバムは、融合と呼ぶにふさわしい両者にとっての新たな方向性でしたが、本作のコラボは融合や足し算といった具合ではなく、別離した2者が同時に同じ曲を演奏するような印象。大資本を借りての現代音楽披露というような趣きすら感じました。



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華麗なるシングル盤(34) Tin Machine「Maggie's Farm(Live)+Tin Machine」

続けてボウイ作品です。80年代終わり頃に、Tin Machineというバンドの「一員」となってソリッドな音を展開、ダンス音楽からの脱却を図っていた時期のシングルです。


Tin Machine/Maggie's Farm(live)/I can't Read(live)
 
ファーストアルバムの表題曲「Tin Machine」とMaggie's farm(live)の両A面という形で出された12インチシングル。特に素晴らしいのがライヴ演奏の「Maggie's Farm」です。ボブ・ディランの名曲のカバーですが、緩急のついた展開に、ぬるぬるしたギターとギラついた突き放すようなギター(こちらがボウイ?)の応酬。突き抜けそうなところで尻込みするような落とし方がたまらない、素晴らしいカバーだと思います。そして何より、この独特のスピードバランスを司っているのはトッド・ラングレンやイギー・ポップとも仕事をしていたリズム隊のSales兄弟で、相当のリハを重ねたのではないかと思わせます。


Maggie's Farm+Country bus stop-Tin Machine




Maggie's Farm(Live at Farm Aid 1985)-Bob Dylan

ディランのライヴの方、後ろにいるのはトム・ペティですかね?こちらも当時のスタジオ録音とは大分違いますね。


ちなみにこのレコードのジャケットは広げられるようになっているポスターで、6倍の面積になります。


↑こう見えて結構でかい





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David Bowie「The Man Who Sold The World」

実にご無沙汰しております。相変わらず映画を見続けているので、ついつい音楽関係のこちらは疎かになりがち…10月に1度も更新していないのに気づき、月末に書こうと思ったところ、日付が変わると11月になるのに気づかず。失望の果てにさらに1日経ちこんにちに至ります(爆)
せっかくなので映画と使用されている音楽に絡めたことでも書きたいのですが、それはもう少ししてからで。実はレコード自体は買ったりしているので、その中から一枚チョイス。


David Bowie「The Man Who Sold The World」(米盤・1970)

実は長い間このアルバム持ってませんでした。ずっと前に国内盤のありきたりのを持っていたのですが、中学くらいのときに聴いてあまり良いと思わなかったらしくうっちゃらかしていたようです。
何度か聴いてきたのをまた買うというのはなかなか実現しないもので見送ってきたのですが、近年自分の中でボウイ熱が高まってきたのもあり、とりあえず米盤のオリジナルを購入しました。ベッドで寝てるジャケは高すぎるのでこの辺りで手を打つ、と。
英国よりも先に発売されたのが米国でしたが、このジャケに色々いわくつきの話があったのは有名ですね。なんでも男のふきだしには、当時精神病院にいたボウイの実兄を示す言葉が入っていたとかで、ボウイが差し止めを要求したらしくほとんどの盤のジャケがふきだしのセリフを消されたもの。しかし流れてしまったごく一部に希少価値が付けられたとか。

基本的には前作「Space Oddity」の延長的なサウンド? ついタイトルにつられて荘厳なイメージ漂っていた前作。このアルバムも大胆なタイトルですが内省的に感じるのはフォーク風味を引きずっているからでしょうか。デラムでの1枚を除き、僕の中では「Ziggy Stardust」までのボウイバンドのサウンドは雑な印象なのですが(音がキマってないという風な意味で)、Space...や本作は即興的な側面が強いんじゃないかと思わせるような、必然的な雑さに思えます。後年のZiggy...はあらが目立つ、という風な…。「Hunky Dory」はその中間というような。どちらが良い悪いではなく、あくまでイメージの問題です。実際、space...と本作はわりかし長い曲も多いですし…。

改めて聴いても、当時とっつにくくかった時の記憶が蘇るようです。ボウイ作品の中でも特にアンダーグラウンドな香りが漂うつかみ所のなさ。平坦な音の中にじわじわと強まるような情熱は、若さの特権という感じもします。タイトル曲は比較的親しみやすいのに、これもひたすらダーティ!  近年のライヴ・サウンドのシステムをもってしても豪華絢爛になることを許しません。当の本人はちゃっかり手拍子を求めてますが。





余談ですが、今聴いていたら針が溝にうまく乗っからずそのままノイズだけ出てしまう箇所が…。早速前に買ったクリーナー使いましたが、なおった上に音もハッキリしました。ありがたや。



 

 





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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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