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4番、サード、いたち野郎

千葉ロックマリーンズ
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華麗なるシングル盤33 ザ・ショッキング・ブルー「マイティー・ジョー/アッカ・ラー」


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ザ・ショッキング・ブルー「マイティー・ジョー/アッカ・ラー」

「ヴィーナス」が日本で大ヒットし、続けて国内でカットされたのがこのシングルだったようです。A面はヴィーナス同様、初期の彼ららしい渋く印象的なジャキジャキいうギターが聴け、B面ではシタールを使い東洋っぽい雰囲気満載のインストナンバーになってます。シタールも実に器用に扱っていて、ギターを弾くロビーの技術の高さを感じます。

で、良いのは内容だけでなくこのジャケもまた、というところ。清潔ともフーテンともゆかぬオンザボーダーな髪型と素敵なお召し物。70年当時に自分が中学生だったりしたら、すぐ真似に走るかもですよ。
それと、彼らの前に置かれているブツの数々…。画像をクリックすると拡大できるのですが、たくさんのハイネケンスミノフの空き瓶。エフェクターもあったり、あと黄色い箱はなんですかね?キャラメル?そしてニコンのカメラ…。バンドメンバー(特にロビーとマリスカ姐さん)は徹底的な差別主義者で、日本嫌い(日本人を猿扱い)だった割には電化製品はニコン。当時の戦勝国の皆さんが抱えていたジレンマかもしれません。そんな日本も、韓国や中国に悪いイメージはあれど、今や製品の多くが隣国製だったりというわけで、時代は回る。

この国内盤はMONO仕様。この頃のグラモフォンのシングルはMONOなことが多いですね。









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劇場版「ドラえもん、のび太の人間の証明」

つい先日、ジョー山中さんが肺がんのため64歳で亡くなられたそうです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011080700076

フラワー・トラベリン・バンドを経て、1977年にソロとして同名映画の主題歌を担当した「人間の証明のテーマ」が大ヒット… 自分がリアルタイムで見る機会は少なかったのですが、毎年年末に行われるニューイヤーロック・フェスティバルの映像で歌う姿を見たりしてました。上海でも同時開催された時があって、自ら上海に赴いて歌っている姿も印象的です。

で、この「人間の証明」というのは角川映画で、推理小説を元にした映画なんだそうですが、映画の映像やテーマ曲などを見ているときにあることに気づきました…。
この映画には有名なセリフがあって、その内容が

「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷峠から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」

というもの。これはジョー山中歌うテーマ曲でも英語で歌われています。元は西條八十の詩だそうですが…。

どこかでこのセリフを見たことがあるなー、と思い、そして思い出しました。


↑クリックすると拡大されます

さすが映画ネタに敏感な藤子F先生! この漫画で麦わら帽子なんて言葉が出るのはここくらいだな、と思ってはいたのですが、うーむ、これは「人間の証明」が元ネタと考えて間違えなさそうです。映画の方は1977年10月公開、この漫画は1978年3月が初出。 ちなみに、この漫画のお話は「あの日あの時あのダルマ」という話で、超感動巨編です。こんなコマが出る割には。
藤子F漫画は映画のパロディが色々あるのですが、ドラえもんでもこんなモロに使っていたとは。まだまだよく探せばあるかもしれません。


実は、ジョー山中さんの訃報が入ったほぼ同日、ドイツのミュージシャン、コンラッド・シュニッツラーさんも亡くなられたとのこと。74歳。

http://www.fancymoon.com/mrs/index.php?e=291

自分が思った以上の年齢でした。タンジェリン・ドリームやクラスターの初期メンバーでもあったシュニッツラー。電子音を操り、束縛を受けない自由なパレットで真摯に混沌とした音を紡いでいく様は、ドイツ音楽に付随する独特で知性的なイメージをもたらしたように思います。

お二人のご冥福をお祈りします。
















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鮮烈さは朽ちることなく Swinging Blue Jeans「Blue Jeans a' Swinging」


Swinging Blue Jeans「Blue Jeans a' Swinging」(1965・UK)

オリジナル盤はビンテージものとして相当な値段が付けられる本作はSwingin Blue Jeans(以下SBJ)の唯一のアルバム。そんなわけで手持ちはCD、しかもこれは今日ブックオフで見つけて買ったという…(爆)
このアルバムの形では案外出されておらず、手を変え品を変え、といった具合に様々なジャケでベスト盤的に組まれています。それに、この手持ちのCDも93年頃に出てらしい国内盤で、ジャケット、曲順、曲目はリアルタイムの国内盤仕様になっているんだそうです。英国盤より2曲多く、曲順も違っています。

それまでこのグループを聴いたことがなかったかというとそうではなくて、シングルを一枚持っていました。


Hippy Hippy Shake/Now I Must Go

↑見るも無残な傷盤ですが…。バンドの大ヒット曲で、日本でもそこそこ流行ったみたいです。この曲のヒットがなければ、バンドはもっとマイナーな存在になっていたであろう、とは赤岩さんの当時のCDライナー。

このA面曲は有名ですが、突き抜けるようなロックンロールなのにカッチリとハマった演奏が実に最高で、時代も鑑みて、元祖パンクと言っても差し支えないような破壊力を持った曲です。

で、この度ようやくアルバムを聴いてみると、その完成度の高さに驚きました。ビートルズと同じリヴァプール出身のSBJ、正真正銘のマージービートが炸裂。日本盤仕様の順番で申し訳ないですが、冒頭の曲はThe Kinksのデビュー曲でもあるLong tall Sally。奇しくもほぼ同時期に同じ曲を録ってたということになるのでしょうが、The Kinks贔屓のワタクシも、SBJバージョンの方が良いのでは、と思ってしまうほどの迫力と搾り出すような歌心。
8ビートだけが持ちネタではありません。さらにかっこ良いのがOl'man Moseというジャジーな、アメリカのボードヴィル風な曲。キャバーンに出入りしていたバンドの曲をアレンジしたとのこと。オリジナルアルバムではトップの曲のようで、アルバムの頭にふさわしい完成度の高いナンバーです。その後ロカビリーと呼ばれるような多彩な曲群が軒を連ねていて、Gerry and The Pacemakersのような別格さがあるように思います。

バンドを引っ張るのはリード・ギターとボーカルのRay Ennisという人物。ヒット曲You're no goodより後は大きなヒットに恵まれなかったそうで、シングルは出し続けたものの1966年にメンバーは交代。この時加入したテリー・シルヴェスターは、1968年にグレアム・ナッシュの抜けたHolliesに加入しています。

とはいえバンドはずっと継続していたようで、リーダーのレイ・エニス、それにオリジナル・ベーシストであるレス・ブライド(故人)らとともに近年まで活動。youtubeで近年のライヴなども見ましたが、アップテンポな曲を当時のキーで歌うなど、他のマージービートたちが懐メロ化して歌う様とはまた違う現役ぶりを感じました。
LP量産にこだわることなく、本源であるライヴ活動で持てる力を人生に捧げ続けるというのはなかなかできるものではなさそうです。力量と情熱があってこそですね。




Ol'man Mose



Hippy Hippy Shake





↑オリジナルの形でモノ、ステレオ両バージョンを聴けるようです。



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精神を飛び越える Metro「Metro」








Metro「Metro」(UK:1976)

Peter Godwin、Duncan Browne、Sean Lyonsの3人で結成されたMetroのファーストアルバム。ジャンルの壁を軽々越えて、すべてを内包するような独自サウンドに数ヶ月前に聴いて以来完全に虜となっていたわけです。多様な音楽性を含みながら難しさがなく、ピーター・ゴドウィンのささやくように歌うメロディは甘美といった具合。音楽性の広さもさることながら、グラムやプログレといったような当時のロック的なジャンルのラインをも度々侵すようなところがあって、そういったジャンルというのは精神に付随するものだと思っているので、そうした最も面倒な枠にもとらわれない身軽さがあるんじゃないかと。でもキレイなコーラスがバッチリ入ってたりして、イギリスらしさには満ちていますね。当時から国内盤も出ていたようで、日本でもそこそこの知名度があったように思います。

本当色々な変わったことをやっているのに、基本的にはバンドの構成の音だし、ダンカン・ブラウンのギターで大抵のことはやっちゃおう、という、気概なのかポリシーだったのかは分かりませんが、次々と流れる軽快ながら筋の通った曲群は最高のクオリティを持ったものばかりですね。
上でもちょいと書きましたが、グラムやサイケにも通ずるような地下世界観もあるように感じます。なんといっても名前がメトロですしね。東京ビートルズがあるのだから、東京メトロもやはり存在するわけです。そこには音鉄と呼ばれる聴衆が集まるんだとか…。さすが高度な技術力を誇る東京メトロ。底が深ければ奥も深い、だそうです。

話はそれましたが、ダンカン・ブラウンはこの一枚で脱退。そもそも60年代後半から活動していた人物なので、またソロに戻る、という感じだったようです。




Criminal World ↑針落としみたいですね。




One Way Night








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コピー・テイラー

なんだこのタイトルは、という感じでしょうが、クイーンのドラマー、ロジャー・テイラーとコピー・ライターをかけたものとなります。なぜロジャー・テイラーとコピー・ライターなのかは以下の経緯となります。

先日、ランニング用ウォークマンを手に入れたのは2つ前のエントリの通り。今日は休みだったので、そのウォークマンをつけて、ステージングのみてくれを良くするために体を絞るミック・ジャガーのごとくランニングしてました(本人がランニングしてるかは不明)。そこでシャッフル再生で聴こえてきたのはクイーンのJazzに収録された「more of that jazz」という曲で、これはロジャー・テイラー作。そこで何となく思いを巡らせたのは、恐らくこのアルバムタイトルはこの曲名からきているであろうということです。これには前科があって、バンドのサードアルバム「Sheer Heart Attack」は、後年のアルバム「News of the world」に収録された同名曲が、Sheer Heart Attackのセッション時にタイトルだけ採用されたといういきさつがあったとか。ややこしい話ですが。実はこのSheer Heart Attackという曲もロジャー作。あとこれはうろ覚えですが、「News of the world」というタイトル(最近盗聴問題でも話題になったイギリスの新聞と同名)や、同作のジャケットもロジャーが持ち込んだものだったような気がします。何で読んだのか忘れたので確認のしようがないのですが…。わかる方は是非教えてください。

80年代に入ってもロジャーのタイトル・センスは秀でたものがありまして、代表格が「Radio Ga Ga」という曲名。子どもが発音していた擬音を参考にして考えたタイトルだそうで、語呂の良さにライヴでは合唱の定番、さらには現代をときめくLady Ga Gaなんて芸名の元ネタにもなる一大発明となりました。
それともう一つのロジャー作のシングル「A Kind of Magic」というタイトルもRadio Ga Gaに続いてファンタジックなイメージに溢れる素敵な文言だと思います。もしかしたらイギリスでは何かの使い回しとなっている言葉なのかもしれませんが、同名の楽曲や歌詞を見かけたことがないので、やはりオリジナルなんでしょうか。
また、「華麗なるレース」収録の「Drowse(邦題:さまよい)」という曲名は、個人的にはピンク・フロイドの「Meddle(邦題:おせっかい)」と同じような、何か垢抜けないかっこ良さを感じるタイトル。でもDrowseの訳は「まどろみ」だそうで、「さまよい」という言葉は本来ないそうですが、許容範囲という感じですね。フロイドもクイーンも東芝だし。特に意味はありませんが。

ロジャーはメンバーの中でも特に文学が好きだそうで、遠藤周作のファンなんだそうです。また、SFの世界観に深く、このことはジャケットなどのイメージを作るのにふさわしい能力だったのかも。フレディは歌詞を書くのがあまり好きでなかったらしく(それでも個性的な言葉の繰りは凄まじいですが)、ジョンはのほほん系で分かりやすい歌詞が多かったということで、自然と言葉やビジョンに関する役割を、ロジャーが担うようになっていたのかもしれません。

と、妄想をたくさん働かせ、こんなところで…。最近アルバムを取り上げることが少ないので、ちょいと戻していきたいと思っています。思っているだけです…。



more of that jazz









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1984年生まれ。現在の住まいは千葉県浦安市。

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